使い魔スライムと俺

うしお

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14、堪えきれない悦楽

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「あ゛あ゛あ゛あ゛っ、むっ、むりぃっ、い゛ぐっ、い゛っで、るぅう゛っ、ださせっ、て、えっ、ぇえっ、しゃせー、しゃせぇ、したいぃっ」

ちんこを突き上げて、かくかくと腰を振りながら、涙とよだれをだらだら垂れ流す。
はっきりいって人としてヤバイと思うが、なりふりかまっていられなかった。
どれだけ体が悦んでいたとしても、それが延々と続くなら、やっぱりただの拷問でしかない。
俺は、スライムの触手に尿道をばがばにされる恐怖にさらされながら、気持ち良すぎる尿道でひたすらイかされまくっている。

スライムは、あれからもっと薬を塗りやすくするためだから、と枝分かれした触手をするりと伸ばしてみせた。
変化したあとの触手の見た目は、猫じゃらしにそっくりだった。
おかげで一度に薬を塗れる範囲が広がり、しっかり塗りつけられるようになったわけだが、その分、俺のちんこの中は触手でいっぱいになる。
だが、考えてみて欲しい。
ただでさえ敏感になっているちんこの中に、そんな凶悪な猫じゃらしのようなものを捩じ込まれたらどうなるのかと。
もちろん、答えはめちゃくちゃ気持ちいい、の一択だ。
しかも、素材がスライムだから、ブラシのようにちくちくしてしまうようなこともなく、触手と擦れる痛みはゼロだ。
気持ち良すぎて、俺はさっきから口を閉じる暇がない。

「あ゛ーっ、あ゛あ゛ーっ、せーえき、でなっ、せーえき、だっ、させてぇえっ」

たくさん射精してばかりいると俺が辛くなるから、とスライムに優しく諭された。
わかった、と俺が頷けば、すぐに捩じ込まれた触手の芯を太くなる。
それでちんこの出口どころか、通路全部が塞き止められ、射精されるはずだった俺の精液は完全に出口を失った。
外に出られなくなった精液は、当然戻るしかないのだが、金たまの中に戻るなんてことは無理なので、全部膀胱へと逆流していくことになる。
それだけなら、まだ膀胱に空きがあれば何ともない話だった。
だが、俺のちんこの奥、膀胱の中にはいまだに中和剤が届いていなかったのだ。
おかげで、逆流する痛みにひんひん泣きながら、膀胱の中に射精されてくる精液で頭がおかしくなりそうなくらい気持ち良くなるというわけのわからない感覚で啼かされている。
しかも、スライムは何かと理由をつけては、俺の中に入れている触手を変化させるものだから、その快感は天井知らずだ。
いま俺のちんこの中は、人差し指くらいの太さになった触手でいっぱいになっていて、休むことなく尿道を撹拌しながら、じゅぽじゅぽと音を立てて出入りしている。

【射精させてしまうとユウが疲れてしまうから、射精するのは五回に一回の約束だろう? まだ三回しかイってないのに、そんなことでは体がもたなくなってしまうぞ。あと二回だから、それまで我慢しような? 五回目になったら、射精させてあげるからもう少し頑張ってくれ】

「あ゛っ、あ゛あ゛っ、ん゛っ、わかって、がまっ、んっ、あ゛っ、あ゛あ゛っ、ま、またぁっ、も、もぉ、くるっ、きちゃっ、い゛っ、いやっ、だ、あ゛っ、あ゛あ゛っ、ひ、ぃぐぅう、っ」

【射精まで、もうあと一回じゃないか。ユウ、そんなに早いペースでイってばかりいたら、中和剤の意味がなくなってしまうだろう。これでは治療が進まなくて、治るものも治らないぞ】

俺はもう、何度イってしまったのかわからない。
スライムは、俺のちんこを頑張って治してくれているのに、俺は我慢もろくにできなくて、イってばかりだ。

「ごめっ、ごめんなっ、がまん゛っ、がまん゛、しだい゛っ、しだい゛けどぉっ、あ゛っ、あ゛っ、だ、だめっ、またっ、きてっ、きちゃっ、ぅう゛っ、だめなのにっ、イっちゃ、イくっイくイくイくぅうっ」

長く太く成長した猫じゃらしのような触手がずるるるっと一気に引き抜かれ、尿道口を限界まで拡げられながら精液をぶちまけた。
吐き出した精液は、中和剤の生成するための精気として、スライムが全部飲み干していく。

【……仕方がないな。少し休みを挟もうか。ユウも、たくさんイって疲れただろう? ほら、いまのうちに回復薬を飲んでおくといい】

「……っ、ん゛ーっ、ありが、と」

差し出されたスライムの先端を口に含み、舌でちろちろと刺激を加えた。
じわじわと舌に広がるオレンジの優しい味は、イきすぎた体からだるさを取り除いてくれる。
差し出した舌をくるりくるりとくすぐられ、その気持ち良さに俺はうっとりと目を閉じる。
やっぱり美味しくて、気持ちいい。

【ユウ、今日はもうやめておこうか? こんなにイっていたら、辛いだろう?】

伸びてきたスライムの一部が、涙とよだれですっかりべちょべちょになっている俺の顔をさらりと撫でた。
そこから、全身を一撫でされて、体がさっぱりとする。
体液やら何やらを全部食べてくれたらしい。

「……でも、治らないと、俺」

咥えていたスライムを解放した俺は、そもそもの問題点を思い浮かべた。
ちんこが触れるようになったので、パンツが問題なく穿けるようになったのはいい。
問題は、トイレでの排泄作業だ。
スライムのおかげで、ちんこの中はある程度大丈夫になったみたいだが、膀胱から出てすぐの辺りの感度がいまだに上昇中したままなため、恐らく俺は排泄しながらイってしまう体になっているだろう。
家の中にずっと居続けられるのなら、それでも何とかなるだろうけれど、俺には仕事がある。
もしも外でトイレに行きたくなってしまったら、俺はトイレの中でイきながらおもらしをすることになり、きっと社会的に抹殺されてしまうかもしれない。
それだけは、何とか回避したくて、これまで頑張ってきたのだ。
それを諦めてしまったら、もう俺は生きていけなくなるだろう。

【治るまでの間、排泄に関しては私が手伝うから、ユウが無理をする必要はない。そこに触れなければいいのだろう? 私が中から直接吸い出すのなら、たいして影響はないはずだ】

「……スライム」

俺は、ちょっと感動していた。
スライムは、俺には思い付かなかったアイデアで助けてくれる。
なんて頼もしい使い魔なのか。
中和剤のことだってそうだ。
もし、俺だけだったら、いまも俺は下半身丸出しでちんこを握っていることしか出来なかっただろう。

【私のことは『教授』と呼んでくれないか? せっかくユウにもらった名前だからね。君には、名前で呼んで欲しいんだ】

「きょ、教授?」

明らかに照れているスライムを前にして、俺は困惑するのを止められない。
とても良いやつなのに、あいつと同じように呼んで良いのだろうか?

【そうだ、私は『教授』だ。ユウ。私は、君のための使い魔だ。君のために出来ることは、何でもさせてもらうよ。どうか、末永くよろしく】

「こちらこそ、よろしくな、教授」

【ああ、任せてくれ】

まるで握手をするかのように伸ばされてきたスライムの先端を、俺はきゅっと握り締めた。
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