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宛がわれていた大きな亀頭が、とろとろと蜜を溢れさせていた尻の穴にゆっくりと押し込まれてきた。
小さくすぼまっていた穴がじわじわと拡げられ、大きくて硬くて太い陰茎が少しずつ少しずつジュールの中に入り込んでくる。
「ぁ、あ……っ、くる……っ、なかっ、はいっ、て……っ」
「……ぐ、ぅ……っ」
男の肩にしがみつきながら、尻を優しく支えられて、ゆっくりと下から突き上げられてくる陰茎を飲み込んでいく。
大きな亀頭が、優しくほぐしてもらった尻の穴をさらに大きく拡げながら、溢れてくる蜜の助けを借りてジュールの体を貫こうとしていた。
「んぅうぅ……っ、はぁ……っ、おっき……ぃっ」
「ぅ、ぐぐ……っ」
ゆっくりだからなのだろうか。
拡げられる尻の穴が、男の陰茎を飲み込むだけでぞくぞくと震えてしまって、なかなか奥まで入っていかない。
ジュールの尻の穴がきゅうきゅうと締まってしまうからなのか、それともさらに大きくなったような気がする男の陰茎のせいなのか。
ジュールに陰茎を入れようとしている男も、苦しいのか先程から小さく呻いていて、とても辛そうだった。
「ぁ……ん、ぅうぅ……っ、なんでぇ……っ、なんで、はいって、くれない、のぉ……っ」
淫魔であるジュールの尻の穴は、男の陰茎を咥えるためにある。
だから、どんな陰茎だって、二本にされたって、押し込まれればいつだってちゃんと咥え込めた。
それなのに、どうしてなのか、男の陰茎の上にジュールが自分で座り込むことだけのことができない。
尻の穴が、勝手に締まってしまって、どうしていいかわからない。
せっかく入れてもらえることになったのに、肝心のジュールの尻の穴が陰茎を受け入れようとしないなんて。
「ゃ、だぁ……っ、なんでぇ……っ、はいってよぉ……っ、このちんちんが、ほしぃ、のにぃ……っ、おねがい……ちんちん、はいってぇ……っ、ちんちん、たべさせてぇ……っ」
「……ぅぐぐぐぐ……ッッ、もう、ダメだッッ、こんなん我慢できるかよッッ。痛かったら、ごめんな。あとでいくらでも怒っていいから、許してくれ……ッッ」
男の腕がジュールの体をぎゅうっと抱き締め、強い力で下へと引き寄せた。
すっかり身動きの取れなくなったジュールの尻の穴を、ぐぐっとさらに大きく亀頭を膨らませた陰茎が一気に突き上げ、そのまま小さな穴をぐぷりと貫いた。
どんなに大きな陰茎であっても、最初の難関である入口を越えてしまえば、中を抉りながら奥まで突き進むのに障害となるものはどこにもなかった。
むしろ、尻の穴を濡らす蜜が突き進む陰茎を助け、たちまちジュールの腹の奥の突き当たりまで入り込んでしまった。
「は、ぁ……ッッ」
仰け反ったジュールの喉からは、甘い吐息が漏れた。
空っぽになった寂しさ埋めるどころか、あふれるほどに詰め込まれる充足感。
尻の穴が襞すらなくなりそうなほど、内側から大きく拡げられている気がする。
男の太ももに座り込んだジュールの足は、爪先までぴんとのびて、びくんびくんと揺れていた。
硬くて熱い杭に、とどめを刺されてしまったみたいに。
「はぁっ、ナカ、すげぇびくびくしてる。チンポが、搾り取られそうだ」
「は、ぁ……っ、ぁ……やっ、たぁ……おっきぃの、はいったぁ……っ、うれしぃ……っ」
あんなに入らなかった陰茎が、尻の穴にちゃんと入ってくれたことが嬉しくて、ジュールは陰茎を押し込んでくれた男にしがみついた。
腕も足も男の背中にまわして、ジュールをがっちりと抱き締めている男の額に、感謝の気持ちをこめてちゅっちゅっと口づける。
「ねぇ、ちんちん、もっといっぱい、たべさせて、ください。もっと、おれのしりのあなで、きもちよくなって……っ」
いつでもジュールは使われるだけの穴だったから、ほとんど自分で動いた記憶がない。
それどころか、こうやっておねだりしたことも、お願いをしたことだってない。
だけど、いまのジュールは、おねだりをして叶えてもらう幸せも、お願いをして聞いてもらえる幸せも知ってしまった。
ジュールの腕の中にいる男は、他の誰とも違う優しいジュールだけの男なのだ。
「……んな、いやらしいおねだりしていいと思ってんのか……?」
「ぁ、う、ンンッ」
限界まで拡げられていた尻の穴が、男の声にずくりと疼いた。
ジュールの中を満たしている陰茎も、さらに太くなったような気さえする。
「……だめ、でした……?」
「そんなわけあるか! もちろん、いいに決まってるだろ!」
ジュールがしゅんとすれば即座に訂正され、陰茎まで否定するみたいに勢いよくびくんびくんと中で震えた。
少し擦れただけなのに、震えるくらい気持ちいい。
「ぁ、んっ……よかったぁ……ああっ、ンンッ」
「……ぁあ、もう可愛すぎて、俺、死にそう……」
「は、ぁ……っ、ん、んぅ……ぅ、あれ、まだ、ぜんぶ、はいって、ない……?」
男に首にぶら下がるみたい腕をまわして、ふたりの繋がっているところを見下ろしたジュールは、男の陰茎がまだ尻の穴に入りきっていないことに気がついた。
ジュールの陰茎が元気よく勃ちあがっているその下に、入りきれていなかった男の陰茎の根本が見えている。
「ん、んんっ、ま、まあ、あれだ。俺のは、ちょっと、長いんだ。でも、十分気持ちいいから、ここまで入れば大丈夫だから」
「だめですっ、ぜんぶ、きもちよくなってくれなきゃ、だめっ、ちゃんと、おくまで、はいってくださいっ」
ジュールは男の肩にしっかりとしがみついて腰をゆらし、奥を突き上げている陰茎に体を擦り付けた。
体の奥から、ぐちゅりぐちゅりといやらしく濡れた肉の擦れる音が聞こえてくる。
「あぅ、は、ぁっ、おく……っ、ああっ、もっ、ンンッ、もっと、おくぅっ、んぅっ、やっ、ぁンンッ、はいっ、て……ぇ、んんぅっ」
「だから、無理しなくていいんだ。奥までって、ここのとこ、突き抜けるんだぞ? 痛いかもしれないし、つらいかもしれないだろ? ほら、こうすれば、いまのままでも、気持ちいいだろ?」
男の手がジュールの腰を掴んで、優しく突き上げてくる。
穴いっぱいにご馳走を咥え、蜜をとろとろとあふれさせている尻の穴を、男の大きな陰茎がぢゅぷぢゅぷと掻きまわす。
少し擦れただけで、気持ちよくてたまらない。
「ひ、ぁ……っ、あぅ、ふ、ぅ、ンンッ、きもち、いぃっ、よぉ……っ、で、でも、だめなのぉ……っ、せっかく、んぅっ、おかえしぃ……っ、はぁっ、できっ、るンンッ、の、おれ、だけ、ぇ、んんっ、きもち、いぃの、やっ、はぁっ、やだぁ、あっ、ああっ、おくっ、おくぅ、きてぇ……っ、あっ、あぅうぅっ、おれのっ、はじめてっ、ひぁ、ぅンンッ、はじめて、してぇ……っ」
ジュールの奥は、なかなか開いてくれなくて、男に突き上げられながら必死に腰をゆらすのに、いつまでたっても男の陰茎を受け入れてくれそうになかった。
抱きついていた男をぐいぐいと押して倒し、その腹に手をついて尻を振っても入っていかず、ジュールは悲しくなって目の前が涙で歪んでいくのを感じていた。
小さくすぼまっていた穴がじわじわと拡げられ、大きくて硬くて太い陰茎が少しずつ少しずつジュールの中に入り込んでくる。
「ぁ、あ……っ、くる……っ、なかっ、はいっ、て……っ」
「……ぐ、ぅ……っ」
男の肩にしがみつきながら、尻を優しく支えられて、ゆっくりと下から突き上げられてくる陰茎を飲み込んでいく。
大きな亀頭が、優しくほぐしてもらった尻の穴をさらに大きく拡げながら、溢れてくる蜜の助けを借りてジュールの体を貫こうとしていた。
「んぅうぅ……っ、はぁ……っ、おっき……ぃっ」
「ぅ、ぐぐ……っ」
ゆっくりだからなのだろうか。
拡げられる尻の穴が、男の陰茎を飲み込むだけでぞくぞくと震えてしまって、なかなか奥まで入っていかない。
ジュールの尻の穴がきゅうきゅうと締まってしまうからなのか、それともさらに大きくなったような気がする男の陰茎のせいなのか。
ジュールに陰茎を入れようとしている男も、苦しいのか先程から小さく呻いていて、とても辛そうだった。
「ぁ……ん、ぅうぅ……っ、なんでぇ……っ、なんで、はいって、くれない、のぉ……っ」
淫魔であるジュールの尻の穴は、男の陰茎を咥えるためにある。
だから、どんな陰茎だって、二本にされたって、押し込まれればいつだってちゃんと咥え込めた。
それなのに、どうしてなのか、男の陰茎の上にジュールが自分で座り込むことだけのことができない。
尻の穴が、勝手に締まってしまって、どうしていいかわからない。
せっかく入れてもらえることになったのに、肝心のジュールの尻の穴が陰茎を受け入れようとしないなんて。
「ゃ、だぁ……っ、なんでぇ……っ、はいってよぉ……っ、このちんちんが、ほしぃ、のにぃ……っ、おねがい……ちんちん、はいってぇ……っ、ちんちん、たべさせてぇ……っ」
「……ぅぐぐぐぐ……ッッ、もう、ダメだッッ、こんなん我慢できるかよッッ。痛かったら、ごめんな。あとでいくらでも怒っていいから、許してくれ……ッッ」
男の腕がジュールの体をぎゅうっと抱き締め、強い力で下へと引き寄せた。
すっかり身動きの取れなくなったジュールの尻の穴を、ぐぐっとさらに大きく亀頭を膨らませた陰茎が一気に突き上げ、そのまま小さな穴をぐぷりと貫いた。
どんなに大きな陰茎であっても、最初の難関である入口を越えてしまえば、中を抉りながら奥まで突き進むのに障害となるものはどこにもなかった。
むしろ、尻の穴を濡らす蜜が突き進む陰茎を助け、たちまちジュールの腹の奥の突き当たりまで入り込んでしまった。
「は、ぁ……ッッ」
仰け反ったジュールの喉からは、甘い吐息が漏れた。
空っぽになった寂しさ埋めるどころか、あふれるほどに詰め込まれる充足感。
尻の穴が襞すらなくなりそうなほど、内側から大きく拡げられている気がする。
男の太ももに座り込んだジュールの足は、爪先までぴんとのびて、びくんびくんと揺れていた。
硬くて熱い杭に、とどめを刺されてしまったみたいに。
「はぁっ、ナカ、すげぇびくびくしてる。チンポが、搾り取られそうだ」
「は、ぁ……っ、ぁ……やっ、たぁ……おっきぃの、はいったぁ……っ、うれしぃ……っ」
あんなに入らなかった陰茎が、尻の穴にちゃんと入ってくれたことが嬉しくて、ジュールは陰茎を押し込んでくれた男にしがみついた。
腕も足も男の背中にまわして、ジュールをがっちりと抱き締めている男の額に、感謝の気持ちをこめてちゅっちゅっと口づける。
「ねぇ、ちんちん、もっといっぱい、たべさせて、ください。もっと、おれのしりのあなで、きもちよくなって……っ」
いつでもジュールは使われるだけの穴だったから、ほとんど自分で動いた記憶がない。
それどころか、こうやっておねだりしたことも、お願いをしたことだってない。
だけど、いまのジュールは、おねだりをして叶えてもらう幸せも、お願いをして聞いてもらえる幸せも知ってしまった。
ジュールの腕の中にいる男は、他の誰とも違う優しいジュールだけの男なのだ。
「……んな、いやらしいおねだりしていいと思ってんのか……?」
「ぁ、う、ンンッ」
限界まで拡げられていた尻の穴が、男の声にずくりと疼いた。
ジュールの中を満たしている陰茎も、さらに太くなったような気さえする。
「……だめ、でした……?」
「そんなわけあるか! もちろん、いいに決まってるだろ!」
ジュールがしゅんとすれば即座に訂正され、陰茎まで否定するみたいに勢いよくびくんびくんと中で震えた。
少し擦れただけなのに、震えるくらい気持ちいい。
「ぁ、んっ……よかったぁ……ああっ、ンンッ」
「……ぁあ、もう可愛すぎて、俺、死にそう……」
「は、ぁ……っ、ん、んぅ……ぅ、あれ、まだ、ぜんぶ、はいって、ない……?」
男に首にぶら下がるみたい腕をまわして、ふたりの繋がっているところを見下ろしたジュールは、男の陰茎がまだ尻の穴に入りきっていないことに気がついた。
ジュールの陰茎が元気よく勃ちあがっているその下に、入りきれていなかった男の陰茎の根本が見えている。
「ん、んんっ、ま、まあ、あれだ。俺のは、ちょっと、長いんだ。でも、十分気持ちいいから、ここまで入れば大丈夫だから」
「だめですっ、ぜんぶ、きもちよくなってくれなきゃ、だめっ、ちゃんと、おくまで、はいってくださいっ」
ジュールは男の肩にしっかりとしがみついて腰をゆらし、奥を突き上げている陰茎に体を擦り付けた。
体の奥から、ぐちゅりぐちゅりといやらしく濡れた肉の擦れる音が聞こえてくる。
「あぅ、は、ぁっ、おく……っ、ああっ、もっ、ンンッ、もっと、おくぅっ、んぅっ、やっ、ぁンンッ、はいっ、て……ぇ、んんぅっ」
「だから、無理しなくていいんだ。奥までって、ここのとこ、突き抜けるんだぞ? 痛いかもしれないし、つらいかもしれないだろ? ほら、こうすれば、いまのままでも、気持ちいいだろ?」
男の手がジュールの腰を掴んで、優しく突き上げてくる。
穴いっぱいにご馳走を咥え、蜜をとろとろとあふれさせている尻の穴を、男の大きな陰茎がぢゅぷぢゅぷと掻きまわす。
少し擦れただけで、気持ちよくてたまらない。
「ひ、ぁ……っ、あぅ、ふ、ぅ、ンンッ、きもち、いぃっ、よぉ……っ、で、でも、だめなのぉ……っ、せっかく、んぅっ、おかえしぃ……っ、はぁっ、できっ、るンンッ、の、おれ、だけ、ぇ、んんっ、きもち、いぃの、やっ、はぁっ、やだぁ、あっ、ああっ、おくっ、おくぅ、きてぇ……っ、あっ、あぅうぅっ、おれのっ、はじめてっ、ひぁ、ぅンンッ、はじめて、してぇ……っ」
ジュールの奥は、なかなか開いてくれなくて、男に突き上げられながら必死に腰をゆらすのに、いつまでたっても男の陰茎を受け入れてくれそうになかった。
抱きついていた男をぐいぐいと押して倒し、その腹に手をついて尻を振っても入っていかず、ジュールは悲しくなって目の前が涙で歪んでいくのを感じていた。
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