恋は熱量

４８、ご褒美

「あ゛っ、あ゛あ゛ッッ、ぢぐび、ぢぎぇう゛っ、ぢぎぇぢゃッッ、う゛ぁあ゛あ゛ぁあ゛あ゛ッッ、い゛ら゛い゛ろ゛にぃっ、あ゛っ、あ゛う゛う゛っ、ぎも゛ぢぃっ、ぎも゛ぢい゛い゛よぉッッ、ぢゅう゛ぢゅう゛ッッ、ぢゅう゛ぢゅう゛しゅっれ゛っ、ぁンンッ、ぢろ゛ぢろ゛も゛っ、しゅごっ、しゅごぃい゛い゛ッッ、ん゛ぅっ、ひぁっ、ぢぐび、ぎも゛ぢい゛い゛ッッ、は、あ゛あ゛ぁ、ンンッ」

しっかりとジュールの乳首を調べた男のご褒美はすごかった。
ジュールは快感にのたうちながらも、男の頭にしがみつくみたいに抱きついて、乳首で感じることを素直に伝え続けた。
そうすると、男はよくできましたと言わんばかりに、ジュールの乳首を痛めつけながら気持ちよくしてくれる。
いまも、咥えたままのジュールの乳首の上で、男はまるで歯軋りでもするようにすりすりと前歯を擦り合わせている。
もちろん、歯軋り特有の歯の擦れる音など聞こえてこない。
男の前歯の間には、ジュールの乳首がしっかりと挟みこまれているから、擦り合わせれば合わせるだけ、乳首が男の前歯にいじめられるようになっているのだ。

「ぢぐびぃっ、ぢぐびら゛、だべら゛れ゛れ゛う゛ッッ、ん゛ぎゅう゛う゛う゛う゛ッッたべら゛れぢゃっれ゛る゛ぅう゛う゛ッッ」

ジュールが体を仰け反らせ、男の頭を抱えて悦べば、右の乳首のことを忘れるなとばかりに、思いきり捻り潰された。

「あ゛ぅッッ、あ゛っ、み゛ぎぃっ、み゛ぎも゛、ぎも゛ぢい゛い゛ッッ、ぢぐび、ぢゅぶれ゛れ゛、い゛ら゛い゛の゛っ、い゛ら゛ぐれ゛、ぎも゛ぢい゛い゛よ゛ぉッッ」

ふっと満足そうな男の鼻息がジュールの胸をくすぐって、そこからは左右のどちらがどんな風に痛くて、どんな風に気持ちいいのかもわからなくなるくらい、激しく徹底的にいじめられた。
右も左も関係なく交互にがっちりと噛み潰されて、じんじんと痛みに疼く乳首はさらに追い討ちをかけられ、力をこめた指先に捻り潰される。
責められ続けるジュールの乳首は、二倍にも三倍にも膨れたように腫れ上がり、いつぽろりと落ちてしまってもおかしくないくらい赤く熟れた果実のようになっていた。
それなのに、ジュールのあげる悲鳴は甘く蕩け、むしろもっととねだる言葉ばかりがとめどなく溢れ出す。
もはや、静止を求める言葉など、どこかに忘れてきてしまったかのようだった。

噛んで摘まんで擂り潰して捻り上げて吸って擦って舐めて捏ねられる。
あらゆる方法で乳首をいじめられ、気がつけばジュールは男の体に腕だけでなく、足もしっかりと巻きつかせてしがみついていた。
無意識に腰がゆれ、互いの硬くなった陰茎がごりごりと擦れ合う。
それだけで絶頂しそうなくらいに気持ちいい。

「あ゛っ、あ゛あ゛ッッ、ぢん゛ぢん゛っ、ぢん゛ぢん゛、ぎも゛ぢい゛い゛ッッ」

ジュールが男の頭を抱えながら、へこへこと腰をゆらしはじめると、男は陰茎が当たらぬように腰を上げてしまった。

「ぁ、あ……っ、ちんちん、らめぇ……っ？　ごりごり、しちゃ、らめぇ……っ？」

男は返事をしなかったが、乳首を咥えたまま腰に絡みついたジュールの足の下へ、ひとつずつ腕くぐらせると、そのまま両腕にジュールの足を引っかけてしまった。
足を引っかけられたジュールの腰が自然と浮き上がり、濡れた尻の穴が男の陰茎に擦れてくちゅりといやらしく啼いた。
ついに、その時がきたのかと、ジュールの尻の穴はひくついて悦んだが、陰茎はジュールの尻の下にずらされてしまった。
ジュールの尻は、男の陰毛におおわれた腹にぴったり押しつけられ、ぴこぴことゆれる尻尾の隣に硬くなった陰茎が寄り添っている。

「ちんちん、まらぁ……っ？　ん゛ぎゅう゛ッッ」

急に乳首をぐっと噛み潰されて、ジュールは仰け反った。
尻の穴が、陰毛におおわれた腹にじょりっと擦れる。
男は突然の快感にびくびくと震えるジュールの体にずっしりと体重をかけ、ふたつ折りになるよう固定した。
ジュールの体は背中のなかほどまでしか床についておらず、自分で動くのは難しくなった。
その代わり、男の肘から先が自由になり、ジュールの乳首を左右同時に押し潰すこともできるようになっていた。
きゅうっと摘まんでくびり出した乳首の先端に、男はジュールに見せつけながら交互に噛じりつき、さらにぢゅるぢゅると吸い付いて激しく責め立てはじめた。

「ひぎぃい゛い゛い゛い゛ッッ、ぢぐび、どれ゛ぢゃう゛っ、ぢぐび、どれ゛ぢゃう゛よぉっ、あ゛、あ゛っ、あ゛あ゛ッッ、も゛、も゛ぉ、ら゛め゛ぇっ、ぢぐび、ぎも゛ぢい゛い゛ッッ、ぎも゛ぢよ゛ぐれ゛、お゛がぢぐな゛る゛ぅっ、ん゛ぁあ゛あ゛ッッ、お゛がぢぐな゛っぢゃう゛う゛ぅッッ」

過ぎた快楽に涙を流しながら、男の体に必死でしがみついた。
あまりにもすごすぎて、どこかに吹き飛ばされてしまいそうだった。
男の口と指先によって、痛みと快感の境目がわからなくなっていく。
ふたつの乳首からジュールの中に、混ざりあわされた何かがどんどん捩じ込まれ、快楽の器はみるみるいっぱいになっていく。
ぢりりっと乳首が燃え上がるような強い痛みが全身を突き抜けると、目の前がちかりちかりと瞬いているかのように明滅を繰り返しはじめた。
明滅の感覚が短くなり、快楽の頂がすぐそこまできているのがジュールにもわかった。

「あ゛っ、あ゛あ゛っ、い゛ぐっ、ぢぐび、い゛ぐっ、あ゛あ゛あ゛あ゛っ、ぢぐび、い゛がぜれ゛ぇっ、どっぢも゛、い゛ぢめ゛れ゛ぇええッッ、ひッ、ひぃッ、あ゛っ、い゛ら゛い゛の゛、ぎら゛っ、あ゛っ、は、ぁッッ、はッッ、あ゛ッッ、い゛ぐい゛ぐい゛ぐい゛ぐい゛ぐぅう゛う゛う゛う゛ぅッッ、ふッ、ふひッ、ひぎゅぅッッ、ぅあ゛あ゛ぁあ゛あ゛ぁ…………ッッ」

腫れ上がった乳首たちに、男の少しだけ尖った歯がぎちっと突き立てられるのと、指先でぎゅりっと思いきり捻りながら押し潰されるのが重なった。
ジュールの体がびくんっと硬直して大きく跳ね上がり、がくがくと激しく痙攣を繰り返したあとは、いきなりふっと糸の切れた人形のように力が抜けて崩れ落ちた。
男は急に弛緩したジュールの体を追って体を倒し、今度は反対の乳首に少しだけ尖った歯を突き立て、残った乳首を思いきり捻りながら押し潰す。
絶頂の余韻が抜けきっていなかったジュールの体は、またびくんっと硬直して大きく跳ね上がり、がくがくと激しい痙攣を繰り返した。
男はジュールの体が弛緩する前にしっかりと抱きとめ、さらけ出された首筋に口づけると、強く吸い上げはじめる。

「ひぁッッ、あ、ああっ」

ぢゅるぢゅるとと吸われると首筋から全身に甘い痺れが走り抜け、ジュールは再び軽い絶頂へと押し上げられていた。
まるで、甘い快楽のとげにとどめを刺されたような心地だった。
ふひっふひっとかろうじて呼吸を繰り返しながら、ジュールはどこへともなく視線を彷徨わせた。
男は、また、嬉しそうに笑うと、ジュールの首筋を優しく撫でた。