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24、果実(1)
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「んっ、ふ、ぁ……ぁう……ぅっ、んっ、ふぁ、ああぁ……ぅうっ」
ふやけた指のでこぼこが、乳首をねっとりと撫でまわす。
ほんのわずかにざらざらしていた指先でさえ、あんなにも気持ちよかったというのに、でこぼことした指先はそれとは比べ物にならないくらいに気持ちいい。
ジュールのはしたない陰茎を撫で、指先を蜜でたっぷりと濡らした男が選んだのは、やはり右側の乳首だった。
じっくりと時間をかけて撫でられた右の乳首は、もうすっかり新しい性器として目覚めさせられ、ジュールの体にこらえようもない快感を運んでくる。
まだ一度も触れられていない左の乳首は、それを羨むようにぴんと背伸びをしながらその時を待っていた。
「ふ、ぅっ、は……ぁ、あっ、あぅ……っ、んぅ……うぅっ、なん、れぇ……っ、なんぅ……ひ、ぁ……あぅ……っ」
「んー、どうした? 何か、言いたいことがあんのか?」
左の乳首への刺激を待ちわびるジュールの右側の乳首を、きゅうっと摘まみながら男が笑う。
思わず見惚れてしまうような、優しい笑顔で。
「……ぁ、ひぁ……ああっ」
「なんだ、もう少し強めの方がいいのか。どうして欲しいかねだってみな。あんたのおねだりなら、何でも聞いてやるよ」
「ん……っ、こっ、ちぃ……っ、こっち、も……っ、はぁ、んんぅっ、もっ、と……っ、もっと、ぉ……っ、して……つよっ、んぅううぅっ、ひッ、ん゛あ゛あ゛ぁ……っ」
摘ままれていた右の乳首を、少しだけ強く押し潰され、全身が跳ねあがった。
ほんの一瞬のことだったのに、びっくりするような快感の大波が一気に押し寄せる。
爪先をぴんとのばし、急に大きく仰け反ったジュールを、男はやすやすと受け止めた。
男の腕の中で、反らした体をびくびくと震わせるほどの快楽を味わう。
大きな快感に翻弄されたジュールは、やがて糸の切れた操り人形のようにくたりと力なくうなだれた。
親指で責め立てられても絶頂しなかったジュールの陰茎が、いまのひと摘まみで濁った蜜を吐いていた。
陰茎を擦り立てることなく迎えた絶頂に、ジュールの体も心もついてこれない。
「ああ、しまった。おねだりが上手すぎて、ついイかせちまったよ。もうちょい焦らしてやるつもりだったんだがなぁ……ま、しょうがねぇか。こっちも触ってくれって言われちゃ、これ以上待たせらんねぇよな。最初だから、ちょっとだけ、な?」
「ひッ、ぁああぁ……っ」
ぬるっと左の乳首に触れたのは、もう片方の手ではなく熱く濡れた舌だった。
うなだれていたジュールの見ている目の前で、細く尖らされた舌が、硬く立ち上がった乳首のまわりをゆったりとなぞっている。
まるで肌の色の違いを確かめるかのように、境目の上をくるりくるりと尖った舌が踊っている。
ふやけた指のでこぼこが、乳首をねっとりと撫でまわす。
ほんのわずかにざらざらしていた指先でさえ、あんなにも気持ちよかったというのに、でこぼことした指先はそれとは比べ物にならないくらいに気持ちいい。
ジュールのはしたない陰茎を撫で、指先を蜜でたっぷりと濡らした男が選んだのは、やはり右側の乳首だった。
じっくりと時間をかけて撫でられた右の乳首は、もうすっかり新しい性器として目覚めさせられ、ジュールの体にこらえようもない快感を運んでくる。
まだ一度も触れられていない左の乳首は、それを羨むようにぴんと背伸びをしながらその時を待っていた。
「ふ、ぅっ、は……ぁ、あっ、あぅ……っ、んぅ……うぅっ、なん、れぇ……っ、なんぅ……ひ、ぁ……あぅ……っ」
「んー、どうした? 何か、言いたいことがあんのか?」
左の乳首への刺激を待ちわびるジュールの右側の乳首を、きゅうっと摘まみながら男が笑う。
思わず見惚れてしまうような、優しい笑顔で。
「……ぁ、ひぁ……ああっ」
「なんだ、もう少し強めの方がいいのか。どうして欲しいかねだってみな。あんたのおねだりなら、何でも聞いてやるよ」
「ん……っ、こっ、ちぃ……っ、こっち、も……っ、はぁ、んんぅっ、もっ、と……っ、もっと、ぉ……っ、して……つよっ、んぅううぅっ、ひッ、ん゛あ゛あ゛ぁ……っ」
摘ままれていた右の乳首を、少しだけ強く押し潰され、全身が跳ねあがった。
ほんの一瞬のことだったのに、びっくりするような快感の大波が一気に押し寄せる。
爪先をぴんとのばし、急に大きく仰け反ったジュールを、男はやすやすと受け止めた。
男の腕の中で、反らした体をびくびくと震わせるほどの快楽を味わう。
大きな快感に翻弄されたジュールは、やがて糸の切れた操り人形のようにくたりと力なくうなだれた。
親指で責め立てられても絶頂しなかったジュールの陰茎が、いまのひと摘まみで濁った蜜を吐いていた。
陰茎を擦り立てることなく迎えた絶頂に、ジュールの体も心もついてこれない。
「ああ、しまった。おねだりが上手すぎて、ついイかせちまったよ。もうちょい焦らしてやるつもりだったんだがなぁ……ま、しょうがねぇか。こっちも触ってくれって言われちゃ、これ以上待たせらんねぇよな。最初だから、ちょっとだけ、な?」
「ひッ、ぁああぁ……っ」
ぬるっと左の乳首に触れたのは、もう片方の手ではなく熱く濡れた舌だった。
うなだれていたジュールの見ている目の前で、細く尖らされた舌が、硬く立ち上がった乳首のまわりをゆったりとなぞっている。
まるで肌の色の違いを確かめるかのように、境目の上をくるりくるりと尖った舌が踊っている。
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