壁穴屋

うしお

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ティロドミアの街

ティロドミアの街 19

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「ん……はぁああぁぁああぁぁああぁぁああぁぁ……っ」

引きのばされた鎖に絡めとられた手で、台にしがみつきながら身体中の息を吐き出すように長く喘いだ。
ひたすら繰り返される優しく撫でるような単調ピストンに、絶頂するには物足りなさすぎる淡い快感を与え続けられている。
触れたら弾けてしまう泡ような、ごくごく控え目すぎる快感は、どんなにかき集めても絶頂までは届かない。
いくら快感を受け取りやすくされた俺のケツ穴であっても、それは変わらなかった。
ただひたすら焦らすように責め立てられ、あさましく啼き続けることしか許されない。
腹を突き破りそうな激しさも、しこりだけを狙うような狡猾さも、絶頂を求めて震え続ける肉襞にとどめを刺してくれる優しさすら存在しない、生殺しのような抜き差しだった。
それが、ぬぷぬぷ、ぬぷぬぷ、といつまでたっても終わらない。
スライムの粘液によって濡れたちんぽは、ぬるぬるとゆるやかに前後するもののどこにも引っかかることはなく、それでいて奥の穴をやすやすと越えてくる。
カシラのちんぽが届かなかった奥の穴のさらに奥の奥まで、そのちんぽは肉襞をなめらかに開いて進んでいた。
新しいちんぽは、まるでキマイラの尻尾大蛇のように、どこまでも入り込んで来そうな長いちんぽだったのだ。

「っ、はぁ……っ、マンコって、すごいですね。ん……んんっ、まだ、奥が、あっ、きゅうって、締まっ、ああっ、チンポ、チンポが、食べられ、てるっ。んっ、ああっ、きもち、いい……っ、マンコ、いいっ、マンコっ、マンコっ、俺のチンポ、食べて……っ、もっとっ、もっと、チンポ、食べてっ、全部っ」

優しく優しく突っ込まれ、焦らされてびくびくと震え続ける穴の中を、長いちんぽがゆっくりゆっくりと埋め尽くしていく。
ああ、極太ちんぽにがんがん責められるのもいいが、長いちんぽに焦らされるのもたまらなく気持ちいい。
あまりの切なさにケツ穴が、きゅんきゅんとしてとまらない。

「そうか、そうか、気持ちいいか。そのマンコは、そのへんのと違って、何してもいいってお墨付きの淫乱マンコだ。ここまでお前は見るだけだったしな。我慢してきた分、たっぷり楽しんでいいぞ」

「はいっ、奥まで、来てみて、よかった……っ」

「この店の一番奥の穴に案内されるような淫乱はそうそういねぇからな。空振りになんなくてよかったな」

「はい……っ、このマンコ、すごいん、ですっ。ナカが……っ、ナカが、すごく熱くってっ、なんか、うねうねして、ます……っ。ああ……っ、気持ちよくて、チンポ、とけそ……っ、ああっ、もっと奥まで、入りたいっ。早く、奥まで……っ、チンポ全部、気持ちよく、なりたい……っ」

ぬっぷぬっぷとちんぽを出し入れしながら、ケツ穴が気持ちいいと褒められて嫌な気持ちになるわけもなく。
むしろ、ケツ穴を意識して、咥えこんだちんぽをきゅうきゅうと締め上げる。

「ああっ、急に、きつく、なっ、あっ、んんっ、食べられてるっ、俺のチンポ、食べられちゃってる……っ」

「ん……あっ、もっと、おくぅっ、きてっ、きもち、よく、なってぇっ、んん……っ、ちんぽ、まだ、ぉわんな……いぃ、すごいぃっ」

体を固定されていなければ、もっと腰を振ってちんぽをねだれるのに、いまはただちんぽを奥まで突っ込んでもらえるのを待つことしかできない。
姿も見えない若い男に、必死にケツ穴をひくつかせてちんぽをねだる自分の淫乱さに、目眩がするような羞恥と快感を覚える。
ここからケツを出している俺は、向こう側にいる男たちから何をしてもいい淫乱だと思われているようだし、これからどんな風に犯して楽しませてくれるのだろうか。

「おお、そいつはよかったなぁ。そんだけ入れても、まだ全部じゃねぇんだもんなぁ。こいつも悦んでるから、遠慮なくヤっとけ」

「はいっ、もっと、奥っ、チンポ、奥までっ」

「あっ、すごいっ、おくぅっ、はいってるっ、はいってくるぅっ」

「よかったなぁ。お前、チンポをいっぱい食べたかったんだろ」

「そうそう。コイツのは長いから、喰いごたえがあるんじゃないか」

「きっと、腹いっぱい喰わせてもらえるぜ。腹いっぱい、な」

「ん、ふ、ぅうう……っ、は、ぁ……っ、あぁ、んんぅ、ちんぽ、くるぅ……おくまで、きてるぅ……っ」

男たちがにやにやと告げる間も、長いちんぽはゆっくり前後しながら、腹の奥へ奥へと入り込んでくる。
その前後する様子から、この長ちんぽの持ち主が確実に腰を振っているとわかるのに、まだ一度も俺のケツに当たっていない。
ぬぷぬぷと少しずつ入り込んでくるちんぽが、まだ全部じゃないということだ。
ほどほどにやわらかいちんぽの先っぽが、蕩けたメス穴の中で大蛇のように頭をくねらせ、肉襞を擦りながら進んでくる。
どこまでも続きそうなちんぽのその感覚には、少しだけ覚えがある。

「んんぅ……ちんぽ、すげぇ、ながいぃ……っ、えるふ……みたっ、んぁああっ」

ぬるるっと一気に引き抜かれて、ぞくぞくと震えた。
エルフのちんぽは、普段は人のものと同じように、足の間で邪魔にならないくらいの大きさしかないくせに、いざセックスするぞとなると馬鹿みたいに膨張して、馬のように細長くのびる。
その変化する様は、目の前で見せられても信じられないくらいで、体のどこにこれだけのちんぽが収まっているのか不思議なくらいだった。
太さはそこまで変わらないくせに、どんどん長くなっていくから、本物のちんぽなのかと疑いたくなるほどだ。
俺たちの知らないエルフの魔法で、ちんぽをのばしていると言われたら、きっと素直に信じてしまうだろう。
そんな長いちんぽで、テクニックなどろくにない、ぎこちない腰使いでゆるやかに中を擦られるだけだなんて、焦らされるみたいで辛いはずなのに、しっかり蕩けさせられたメス穴はそんな弱い刺激でもしっかりと悦べている。
カシラにたっぷり磨かれたからだとは思うが、一発やられたくらいじゃ感度は落ちたりしないようだ。
いまだに気持ちよくてたまらない。
どうしたら、こんな気持ちいい穴になれるのか。
カシラに、ケツ穴の磨き方を教えてもらいたいくらいだ。

「なんだ、エルフとやったことあんのか」

「んぅっ、え、えるふはぁっ、ちんぽ、ちんぽがっ、すっごくながくて、きもちいいやつぅ……っ、でも、こんな、かたくなっ、ぁあっ、いいっ、すご……っ、すごいぃっ、またごりごりくるぅっ」

そのやわらかい先っぽとは逆に、その後ろをついてくる竿はまるで中に芯が通っているかのように硬い。
そこは、エルフのちんぽと違っていた。
エルフのちんぽは、すごく長いからか、奥まで入りやすいよう全体的に少しやわらかいのが特徴だ。
それなのに、いま入れられているちんぽは、ひくひくと蠢く肉襞をごりごりと削るように責め立ててくる確かな硬さを持っていた。
これは、この感覚は、エルフというより、まるで。

「ちんぽ、かたいっ、ごりごりくるぅっ、いぬちんぽみたっ、あっ、いいッッ」

ちんぽなのに骨入りで、竿の途中に亀頭球と呼ばれるこぶのついた犬系獣人のものに似ていた。
もちろん、まったく同じというわけではない。
骨が入っているかのように硬いが、このちんぽにはケツ穴に引っかかるようなこぶがない。
エルフちんぽのやわらかさには、いろいろな意味で泣かされたこともあるが、もう少し硬ければと思ったことがないわけではないので、案外理想的なちんぽかもしれない。
もっと激しく突き上げられたいところだが、ちんぽがこれだけ硬ければ、ぬるぬるごりごりとゆっくり削るように責められるのも気持ちいいからだ。

「……へぇ、んなこともわかんのか。……ってこたぁ、もしかしなくても、この淫乱マンコは、獣人チンポも咥えたことあるってことだな?」

「あっ、あうっ、あるぅっ、ありまっ、ひゅぅっ、いっ、いぬもぉ、ねこもぉ、りゅうもぉっ、みんな、きもち、いいっ、ちんぽれ、ずぽずぽひて、もらひまひたぁっ」

「さっすがド淫乱。人族だけじゃ、物足りねぇのか」

「おら、こんなちんぽは初めてだろ。その淫乱マンコで、もっとしっかり味わっとけ」

「おれらが手伝ってやるからよぉっ」

左右からのばされた男たちの手がケツを揉みしだき、ケツ穴をぐぽぐぽと責め立てるちんぽにぐいぐいと押し付ける。
無理矢理狭められた穴は、芯のある硬いちんぽに自分からしこりを差し出す。
硬い芯に弱点をごりんごりんと擂り潰され、堪えきれずに絶頂しはじめる。
やっともらえた強い快感に、体はとても素直だった。
身動きできないケツ穴に、ごりんごりんと押し付けられてくるちんぽが、気持ちよくてたまらない。

「あ、あぁっ、いくっ、いってるっ、あ゛あ゛っ、ごりごり、すごいっ、あ゛っ、あ゛あ゛っ、とまんなっ、とまんないいぃッッ」

「あっ、なんか、んんっ、急に、もっと、きつくなっ、あっ、こっ、これは……っ」

「ああ、淫乱マンコがイってんだけだからな。大丈夫だ。そのままヤってていいぞ」

「お前も、この方が気持ちいいだろ? イキマンにチンポをたっぷり搾ってもらえよ」

「んっ、は、はいっ」

硬いちんぽにごりごりと擦られながら、ケツをぐにんぐにんと揉まれてイく。
明らかに、俺のケツ穴がただちんぽを扱くための肉穴としか思われていない行為だ。
ケツ穴を使われる快感とはまた違うものが、背筋をぞくぞくと這い上がってくる。
動物扱いされて可愛がられるのも嫌いじゃないが、やはりちんぽミルクを捨てるための肉穴として使われるのが壁穴としての醍醐味だろう。
ひどくて、最高に気持ちいい。
二本目も、すごくいいちんぽだ。

だからこそ、いまの俺には少し物足りなかった。
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