壁穴屋

うしお

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ディレーテの街

ディレーテの街 66

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腕の中にいる領主が、小刻みに揺れはじめる。
まさか泣いているのかと思えば、すぐにくすくすと小さな笑い声が聞こえてきた。
思わず、ぶすっとしてしまったが、それも仕方のないことだろう。

「……なんだ、ジョシュ。言いたいことがあるなら、さっさと言え」

「ふっ、ふふっ、いえ、素敵なご褒美だと思いまして。ふたりとも幸せになれる提案だなんて、すごく素敵なご褒美ですね」

領主の手が頬を包み、唇を啄まれる。
楽しそうに、嬉しそうに。
舌を差し出せば、それは蕩けるような深い口付けになり、体が熱く潤んでいく。

「でも、先生。先生のおまんこは、キマイラのおちんぽにぐちゃぐちゃにされてしまって、かなり奥まで傷だらけです。このままご褒美をいただいては、今後に差し障りがあるかと」

「……なんだよ、まさか、ここまできて、おあずけにしようっていうのか?」

「いいえ。先生さえよければですが、お薬を塗りながら気持ちよくなりませんか、というお話です」

「んっ、それ、いいな。きもちいい、おくすり、ぬってくれよ……っ」

「違いますよ。先生。お薬は、普通の傷薬ですから、特に気持ちよくなったりはしないと思います。その代わり、お薬を塗る棒は特別なものなので、とても気持ちよくなれるでしょうね」

「……なんだって? どう、ちがうんだ? いや、も、なんでもいい。あんまり、じらすな」

「すみません。焦らそうというつもりはなかったのですが、先生はもう待ちきれないのですね。わかりました。すぐにはじめましょう。ところで、お薬を塗る間なのですが、トレントに先生のおまんこを拡げさせたままにさせてもよろしいですか?」

「くすりを、ぬるため、だろ……? 俺の、淫乱まんこ、ぜんぶ、ジョシュの好きにして、いい」

「……ふふ、そんなことを言って。また、止めてだとか、許してだとか、泣きながら言うことになっても知りませんよ?」

「……なんだよ、それ。そんな、すげぇこと、するつもりなのかよ」

「さぁ、どうでしょうね。先生は、どちらだと思います? いっぱいひどいことを、されると思いますか? それとも、いっぱい気持ちいいことを、されると思いますか? ……それとも、そのどちらも、でしょうか?」

「……ぁ、ぅう……っ」

「ほら、どちらだと思いますか?」

「…………どっち、も」

「どっちも、ですか?」

「ん……っ、どっち、も」

「そうですか。先生は、これからひどくて、気持ちいいことを、いっぱいされると思っているのですね。ひどいのも、気持ちいいのも、好きですか?」

「ぅ、あ……ああっ、んっ、ひどい、のも……ぉっ、きもちっ、のも……ぉっ、すき……ぃっ、あっ、は……ぁっ、して、もぉ……、してぇっ」

「先生は、やっぱりおねだりが上手ですね」

なんて、やりとりのあとに取り出されてきた魔道具は、とてもひどくて気持ちいいことをしてくれるものだった。

「先生、先生。教えてください。キマイラのおちんぽは、先生の中にどこまで入ってきましたか?」

太くてぬめぬめとしたちんぽが、ぐちゅんぐちゅんと腹の中を優しく突き上げている。
咥えさせられる前に見せつけられたそれは、竜のちんぽよりもやわらかく大きな突起にびっしりと覆われていた。
狭い穴の中に薬を塗り込むためのものだというその突起は、人の指から第一関節だけを集めてきたようなグロテスクさで、魔力を通すとひとつひとつが波打つように蠢いた。
爪のようなものはなく、指の腹だけでできているやわらかなそれに、これから腹の中を掻かれるのだと理解して、思わず背筋がぞっとした。
きっと、すぐに狂わされる、と。

「あ゛っ、お゛ぐっ、お゛ぐま゛れ゛ぇっ、あ゛っ、ひっ、ひぃい゛い゛っ」

肉襞を余すところなくかりかりと引っ掻かれながら、押し付けられたちんぽに最奥の穴をぐちゅぐちゅとくすぐられたら、まともでいられる訳がない。
引きつった悲鳴のような声を上げながら、恐ろしい突起の一掻きごとに絶頂させられていく。
腹の奥を責められて絶頂し、激しく痙攣して波打つ腹を、ぼこぼこと歪に膨らませるほど太くて長いちんぽが、さらにずりずりと擦れて責め立てる。

「奥まで、とは、このあたりまででしょうか? それとも、もう少し奥まで?」

ぐちゅぐちゅとくすぐられていた最奥の穴が抉じ開けられ、ぬるりと入り込んできたちんぽに限界はない。
領主が腰を打ち付ける度、深く深く入り込むちんぽが、俺の腹を膨らませていく。

「ぢん゛ぽっ、ぢん゛ぽ、ぎでる゛ぅっ、お゛ぐま゛れ゛、ぎでる゛ぅう゛う゛っ」

「ええ、奥までおちんぽでいっぱいですね。ほら、先生、もうここまで入ってますよ」

ちんぽが詰め込まれた腹を撫でられ、見つけ出された先端を、中と外から同時に引っ掻かれてイく。

「い゛ぐぅう゛う゛う゛う゛ッッ」

メス穴がちんぽにぎゅうぎゅうと抱きつき、引っ掻かれる肉襞が一気に蕩けた。
目の前が真っ白になり、一瞬、呼吸することさえ忘れてしまうほどに。

「…………ぁ……? ん、む……っ、は、ぁ……っ」

重ねられた唇が、息をすることを思い出させた。
そして思い出した呼吸ごと、そのまま入り込んできた舌に貪り喰われる。
腹の中をちんぽの突起に掻きまわされ、口の中は器用な舌に掻きまわされた。
上の口も下の口も、ぐちゅぐちゅといやらしい音を立てながら犯され、終わらない絶頂に体を震わせる。

「そろそろ、お薬を追加しましょうか」

「あ゛、ひッ、ひぃい゛い゛い゛い゛ッッ」

躊躇うこともなく、ずるるるるっと引きずり出されていく異形のちんぽで絶頂を繰り返し、元の姿を取り戻していく腹を痙攣させ続ける。
いまの俺が自由にできるのは、そこぐらいしかない。
俺の体は、腕や足などはトレントの中に飲み込まれているが、それ以外は細い網のようなトレントの根におおわれていて、ろくに動かすことができなくなっていた。
まるで、網でてきた服を着せられているようで、全裸でいるよりも強い羞恥心を感じずにはいられない。
しかもその網は、俺の快感のツボでもあるつんと立ち上がる乳首やちんぽ、ケツ穴のまわりはしっかりと避けているのだから。
ここをいじってくれとねだっているみたいで、いたたまれない。

「お薬をつけたら、またすぐに入れてあげますからね」

にこりと笑う領主が、見せつけるように小さな瓶の蓋をあけた。
傾けられた小瓶からは、とろりとした傷薬が流れ落ちていく。
異形のちんぽをたっぷりと濡らすそれを見ながら、俺はケツ穴をひくつかせ、奥まで貫いてもらえるのを待っていた。
キマイラの種付けちんぽのような極太異形ちんぽの気持ちよさに、大蛇のような自由自在な動きの組み合わせといったら、二度と味わえないだろうと思うくらいすごいのだ。
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