壁穴屋

うしお

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ディレーテの街

ディレーテの街 55

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と、期待した次の機会は、すぐに訪れた。

「あ゛っ、あ゛あ゛っ、ん゛う゛っ、ん゛ん゛っ、あ゛ひぁっ、あ゛あ゛っ、ん゛っ、あ゛っ、ん゛っ、あ゛あ゛っ」

種付け台に腹這いになった俺は、背後から乗り上げたキマイラに犯してもらっている。
ケツ穴には、本日の最高本数である三本のちんぽが捩じ込まれ、引き裂かれてびりびりとする狭い穴の中でひしめき合っていた。
自分で跨がった時にはろくに動かせず、太さとえぐさをひくつく肉襞で楽しむだけだったそれらを、容赦のない腰使いでずぼずぼと抜き差しされる気持ちよさは、まさに天にものぼるような心地だ。
しこりはごり粒ととげとげに左右から挟み込まれ、ケツ穴を締め付ければ締め付けるほど激しく押し潰される。
奥の穴に突き刺さったごり粒ちんぽは、中に出されたミルクでよくすべり、抜き差しされる度に穴をぐちぐちと拡げていくからたまらない。
長さの違うちんぽでほじられるケツ穴は、たっぷりと詰め込まれたミルクと血をだらだらと垂れ流し、足元に大きな水溜まりを作り出していた。
獅子の体が、慣れた獣の腰使いで力強くメス穴を犯してくれるのが気持ちいい。
種付け台にしがみつき、腹の中で暴れるちんぽに狂わされていく。
獅子に甘噛みされている首筋も、山羊と竜の舌が捩じ込まれている耳穴も、大蛇に絡み付かれて擦れる腰にすら、いまの俺には快感でしかなく、がっちりと固定されて犯される気持ちよさに啼き続ける。

「あ゛あ゛っ、ひぃい゛い゛い゛い゛ッッ、ぎも゛ぢ、い゛い゛ッ、も゛っ、どぉっ、も゛っど、ぢれ゛ぇっ、ら゛ん゛な゛ざま゛の゛ぢん゛ぽれ゛、お゛れ゛を゛ごわ゛ぢれ゛ぇえ゛え゛ッッ」

首筋がみしりと軋むくらい深く噛み付かれては、プロテクションリングの効果も及ばない。
さすがに耐えきれず、ぶつりと裂けた皮膚をキマイラの舌が舐めねぶる。
命を脅かされているぞくぞくするような恐怖と、壊されそうなほど犯されているケツ穴の快感が絡み合って、俺を壊そうと責め立てた。
ひぃひぃと悲鳴を上げながら、犯してくれるキマイラに、せめていいメス穴だったと覚えていてもらえるようケツ穴をぎゅうぎゅうと締め付ける。
ぬるりと頬を撫でる舌が、悲鳴をあげる口に左右から差し込まれてくるのに悦んで喰い付いて、鉄錆のような味がする口付けに酔いしれた。
これが、キマイラとの最後の交尾になるのだと思うと、どこか寂しいような気がしてくるから不思議だな。

◆◆◆

俺の中でたっぷりとミルクを吐き出したキマイラは、急にがちゃがちゃと鎖を鳴らしながら暴れはじめた。
交尾をしている最中は、あんなにも大人しかったというのにどういうことだと顔をあげれば、腹の上でぐったりしている俺を見つめるキマイラと目があった。
どこか濁っていた先程までと違い、綺麗に澄んだ瞳は心配そうに見えなくもない。
しかも、暴れることを止めたキマイラは、くるくるぐるぐると小さく唸りながら、俺に向かって口枷の隙間から舌を必死にのばしてきていた。
口枷のせいでろくに口も開かない上に、どう考えても届く距離ではないというのに。
けれど、それでもなお必死にのばされる舌に、キマイラの番への愛を感じてしまう。
俺の中に、もう卵はないというのに、本当によくできた旦那様だと感心する。

「んっ、しんぱい、してる、のか? ん゛ん゛っ、いま、そっちに……ひぃい゛い゛ぃん゛ん゛ッッ」

ミルクを吐き出して多少は萎れたちんぽが、ずりんっぶりんっと短い順にケツ穴から飛び出てくる。
そこまで硬くない分、予想のできない動きで飛び出してきたせいで、無差別に肉襞を削られてイかされ、キマイラの腹にべしゃりと崩れ落ちた。
ああ、いまのはヤバい、癖になる。
びくんびくんと体を跳ね上げながら再び崩れ落ちた俺を、少し焦ったようなキマイラが大蛇の尾でゆるりと持ち上げた。

「ん゛っ、ん゛ん゛ぅっ、や゛っ、い゛ぐぅう゛ぅう゛う゛ぅっ、ら゛め゛っ、ぞれ゛ら゛め゛ぇえ゛え゛ッッ」

脇の下をくくり、ちょうど乳首の上を掠めていった大蛇の鱗にぞくぞくし、濡れた毛並みの上をずるずると引きずられて無様にイく。
ぎゅぎゅっと締まったケツ穴から、注がれたミルクがぶぴゅぶぴゅっと押し出され、もうほとんど硬くならないちんぽからも、自分のものなのか詰め込まれたキマイラのミルクなのかわからないものがだらだらと垂れ流されていく。
終わらない絶頂のように、二つの穴から垂れ流されるミルクも止まらない。
妊婦のように腹がぱんぱんに膨れていた俺は、引きずる大蛇にイかされまくった。
すっかり敏感になった体は、ほんのちょっとの刺激でも絶頂を繰り返してしまう。

絶頂しながら引きずられた俺は、正気を取り戻したキマイラの首に抱き付いた。
舌は俺まで届かなかったが、その気持ちはありがたく受けとることにする。
気を使ってくれた旦那様へ、お返しに心をこめた抱擁だ。

「んっ、ふ……ぁ、ありがと……、も、だいじょーぶ、なのか?」

獅子の頭に話しかけながら、耳の後ろをかしかしとかいてやる。
うっとりと目を細める獅子が、どこか可愛らしく見えた。
左右から山羊と竜の頭も近づいてきて、俺の手に頬を擦り寄せてくるから、順番にあごの下や首の後ろをかいてやった。
凶悪なモンスターのはずなのだが、こうして見慣れてしまうとそれぞれに愛嬌があって可愛らしい。

「ふふ、こうしてると、怖いモンスターって感じがしないな、あンンッ」

ずりりっと大蛇がわざと乳首を強く擦り上げながら、目の前にやってくる。
自分のことも忘れるな、ということなのだろう。

「んっ、わすれてなンンッ、あっ、んんっ、も、いたずらっ、すっ、んなっ、ぁ、ああっ」

ぷくっと立ち上がった乳首に、大蛇がぐりぐりと頭を擦り付けてくる。
もうこれ以上イけないと思っていたのに、びくびくと体が絶頂に震えた。

「あっ、は……ぁ、も、だめ、だっ、て……ぇっ、そ、なっ、したらっ、んぁっ、ま、またっ、ぁふっ、んぅっ、ほしっ、なるっ、ンッ、だろぉっ」

乳首だけで軽くイきつつ、ちらりと見上げたキマイラは、鼻息を荒くしながらこちらを見ていた。
圧倒的な雄の気配に、ケツ穴が思わずきゅうんっと疼いた。

「……んっ、も、もういっかい、するか……」

いつのまにか、また硬く立ち上がっていたちんぽの群れに、ぞくぞくしながら起き上がった。

「いっこ、やってみたかったことがあるんだけど、さ。しても、いいか?」
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