壁穴屋

うしお

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ディレーテの街

ディレーテの街 11

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「もう少し上だ。そう、その位置で」

俺を抱えあげたトレントが、領主の指示に従って、高さや角度を調整していく。
トレントの中に飲み込まれた俺の体は、自分で足を抱えているような姿勢で固定されている。
座った時、椅子に当たるケツと太ももの裏側だけが外に出ている状態で、自分の意思で動かせるのはもはや顔のパーツとケツ穴だけだった。
領主が俺の足を開く角度や拘束の度合いまで念入りに指示を出しているのは、これから俺を犯すためだと知っているから、その瞬間のことを思うとぞくぞくする。
こんなにも手をかけてる理由が、俺のケツ穴にちんぽを入れるためだなんて、おかしいと思うのに、早く入れて欲しくてたまらなかった。

「じょ、ひゅう……っ、ぁうう……っ、はやく、ひてぇ、とけちゃう……おまんこ、しゅらいむに、とかしゃれちゃうぅ……っ」

「ダメですよ、ここで妥協してはいけません。せっかくいままで我慢してきたのですから、最高に気持ちよくしてもらいたいでしょう?」

「ん゛……っ、ん゛う゛っ、じゃあ、しゅらいむ、とってよぉ……ぶるぶるって、きもちぃ、からっ、おまんこ、とけちゃうよぉ」

小便穴はトレントにみっちりと塞がれているし、ケツ穴は震えるスライムでいっぱいにされたままだった。
食事という名の絶頂地獄からずっと、このスライムは動き続けている。
とても弱い振動ばかりを繰り返し、絶頂できない程度の快感を擦りこんでくるのだ。
もちろん、しこりを除外して。
ここまでくると、余計にしこりが気になって気になって仕方がなくなる。
ちんぽに突き上げられる気持ちよさだとか、そこで絶頂する気持ちよさだとか。
とにかくもう、気持ちよくなりたいのに、領主はそれを許してくれない。

「それも、ダメです。お腹の中いっぱいに、気持ちいいのを詰め込んでおいた方が、貴方はもっと気持ちよくなれるでしょう? おいしいメインディッシュを食べるには、下拵えが大事なのですから。あと少し、頑張りましょう、ね?」

まるで小さな子どもに言い聞かせるように、優しくなだめられる。
領主は、いや、ジョシュアは、いつの間にこんなに余裕のある男になったのか。
昔は、俺の方が甘えられていたというのに。
焦らされ過ぎておかしくなってるいまの俺とは、何もかもが違い過ぎる。

「ん゛……っ、う゛う゛……っ、がんばりゅぅ……っ」

「もう少しの辛抱ですからね。……ああ。少し、お側を離れます。スライムと仲良く遊んで待っていていてください。すぐに戻りますから」

スタッフのひとりが領主に近づいてきて、何かを囁いたようだった。
こくりと頷いた領主は、俺に声をかけると他のスタッフと合流し、離れていく。
後には、スライムに焦らされ続ける俺だけが取り残されていた。

「ぁ、……じょ、ひゅ、ぅ……う゛ぁ、あ゛あ゛、ん゛っ、や゛っ、や゛ら゛っ、い゛がせっ、い゛ぎだっ、ん゛っ、ん゛あ゛あ゛ッッ、まっ、またぁ……っ」

ぶるぶると震えるスライムは、俺を絶頂へと押し上げていく癖に、イこうとするとするりと逃げていく。
俺がイくタイミングを、どうやって知っているのかと聞きたくなるほど的確に快感を散らされ続けた。
見送った領主たちが戻ってきたのは、それから何十回もイきそびれた後のことだった。

◆◆◆

「ただいま戻りました。遅くなってしまって申し訳ありません」

「……ぁ、ん……れぇ、……ぃ、か……ぇ、て……ぇ、……ぉ、い、き……ぁ、い……っ」

戻ってきた領主に声をかけられたが、スライムに寸止めにされ続け、どうしようもなくケツ穴をひくつかせている俺は、うわごとのようにイきたいイかせてと繰り返すだけだ。
スライムは執拗なまでに取りついた肉襞を震わせるくせに、俺がそこに溜め込まれた快感でイこうとすると、わざと別の場所を震わせたりとまったりしてイくのを邪魔した。
もう何度、邪魔をされたかわからない。
快感を溜め込まれては散らされて、もう早くイかせてもらうことしか考えられない。

「……は……ぁ、……ぁ、……っ、ん……ぃ、き……ぁ、い……っ」

「思っていたよりも長引いてしまいました。ちゃんとスライムと仲良くしながら、待っていてくれたのですね。偉いですね。スライムは、気持ちよくしてくれましたか?」

よだれを垂れ流していた唇をなぞられ、そのまま指を咥えさせられて、ようやくすぐ目の前にいる領主の存在に気が付いた。
俺をイかせてくれるちんぽ領主が帰ってきてきくれた、のだと。

「……ぃ、……ひ、ゅ……、ぃひ、……ぁ、ぃ……、ぃ……ぅ」

差し込まれた指をしゃぶりながら、イかせてくれとおねだりする。
俺を見る領主の目は、すっかり獰猛な雄の目になっていて、その視線を感じただけでおあずけにされ続けていたメス穴が、早く犯してくれと疼きはじめた。

「ああ。もう蕩けすぎて、それどころではなさそうですね。……貴方は、本当にいやらしい人だ。それでも。これだけしても、貴方は満足できないのでしょう……?」

「ん……ら、に……?」

ぢゅぱぢゅぱと咥えた指を夢中でしゃぶっていた俺は、領主の言葉を半分も聞き取れていなかった。

「いえ、何でもありません。もう、大丈夫ですよ。僕たちが、これからいっぱいイかせてあげますからね。いっぱい気持ちよくなりたいのですよね?」

「んっ、な……りゅ、ぃ、ぱ……ぃ、なりゅ……ぅ」

「じゃあ、みんなの前で、おねだりしましょうか。みんなが貴方の気持ちいいところをいっぱいごんごんしたくなるような、いやらしいおねだりを」

「ぉ、ねら、り……?」

「そうです。ほら、お水を飲んで」

「ん……っ、んぅ……っ」

「さ、おねだりしましょう。どんな風に気持ちよくされたいのですか? みんなに、教えてください」

「どん……な、ふぅ……?」

「ええ。どうして欲しいのか、言ってごらんなさい。みんなが叶えてくれますよ」

「ぁ、なんでも……? なんでも、いい……?」

「何でもいいですよ。叶えられることなら、何でも叶えてあげますから」

「……ん、いじわるなすらいむが、いかせてくれなかったから……おれのおまんこ、ちんぽでごんごんして、いっぱいいかせてぇ……っ」

「おまんこのどこを、ごんごんして欲しいのか、ちゃんと言わないとダメですよ」

「ん、ぁ……いうぅ。おまんこ、なかのぉ……こりこりするとこ、いじめてぇ……っ、おれの、きもちよくなるとこ、だからぁ、いっぱい、いーっぱい、ちんぽでいじめて、いかせてぇ……っ」

「よく言えましたね。みんなで、いっぱいいっぱいいじめてあげますよ。ほら、ちょうだいって、いってください」

スライムがゆっくりと抜け出して、空っぽになったケツ穴に代わりに押し当てられたのは硬く張り詰めた肉の槍。

「ん、んんっ、ちょっ、ちょうらいっ、じょしゅのおちんぽ、たべさせてぇッ」

「よくできました」

にっこりと微笑む領主が、壁から突き出されている太ももをぐっと上から押し込んだ。
ほんの僅かにあった遊びが、それでなくなった。
ああ、ついにその時が来たのだと、思うのと同時に、待ちかねていた熱くて大きいちんぽが、きゅっと締まったケツ穴を槍のように貫いた。
肉槍の先端は、俺の願い通り、まっすぐ俺のしこりを思いきり突き上げる。

さあ、ご褒美タイムのはじまりだ。
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