壁穴屋

うしお

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エルデラの街

エルデラの街 22

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「ん゛お゛お゛お゛っ」

押し潰されたしこりを、思いきりぐりぐりぐりんっと捏ねまわされて、堪えきれずに椅子を軋ませながら絶頂した。

「ん゛い゛い゛っ、ひぃあ゛あ゛あ゛っ、ん゛い゛っ、い゛う゛っ、い゛ぎう゛う゛っ、あ゛ぎぃっ、ん゛ひぃっ、ん゛お゛お゛お゛っ」

マルコの指はしこりを押さえ込んだまま、絶頂した俺を追い上げてくる。
イってもイってもやめてもらえない。

「……た、また、ユリ、だけ。……ちゅー、した。ちゅー、してた。ずるい。なんで、ユリだけ」

「ん゛ぎぃい゛い゛い゛い゛っ」

ちんぽの根元にがぶっと噛みつかれて、ケツ穴をほじる指はさらに激しさを増した。
ぐちょぐちょぐちょぐちょと、容赦なく犯されている水音が耳まで届いた。
噛みつかれたところから、とろとろとマルコの唾液がケツ穴まで流れ落ちて、水音はどんどん激しくなっていく。

「マル、そんなにしたら」

「うるさいっ、ユリばっかりずるいんだよっ、いまは、いまはおれだけのなのにっ」

「マル、おちついて。ぼくは、ワンちゃんから離れるから、もっと優しく」

「おれのことなんて、優しくしたって見てくれないだろっ」

「マルっ」

「ん゛お゛っ」

みちっとイきすぎて締まったケツ穴が、抉じ開けられる痛みに悲鳴をあげた。
四本目、五本目と指をどんどん増やされ、ケツ穴が性急に拡げられていく。
視界の端で、ユリウスが距離を取ったのがちらりと見えた。

「あ゛あ゛あ゛あ゛っ」

「おれを、みろよ」

ぽつっと呟かれたマルコの声は、やけにはっきりと聞こえた。

「はやくっ、おれを、みろよっ」

のろのろと重い頭を持ち上げて、足の間に陣取ったマルコの顔を見る。
泣いているみたいなその顔は、捨てられることを恐れる子ども、そのもので。

「このまま、おれの手を入れるからな。しっかりみてろよ?」

俺は、素直に頷いた。
何かを恐れているような、何かを期待するような。
マルコの瞳に浮かぶのは、ごちゃ混ぜになった何か。
その答えは、俺が持ってるのかもしれないし、最初からないかもしれない。
少なくとも、いまの俺が渡せるものなんてどこにもない。
ぐぐぐっとゆっくりマルコの手が、ケツ穴に押し込まれてくるのをじっくりと感じる。

「あ゛ぁあ゛あ゛……っ」

「いたいか?」

息をつめると力が入ってケツ穴が裂けそうに痛むと知っていたので、声を出して少しでもゆるめてやる。
そのせいでこぶしの手前で止められてしまい、ケツ穴がひくひくとひくついた。
首を横に振り、早く入れてくれとできるだけ腰を浮かせたら、俺を見ていたマルコが嬉しそうに笑う。

「気持ちよさそうだな。おれで、気持ちよくなってるのか?」

こくこくと頷く。
マルコの手をケツ穴に入れられて、もっと気持ちよくなりたい。
だから、早く入れてくれと腰をゆらめかせてねだる。

「もっと、気持ちよくしてやるよ。おまんこの中から、だいすきなところいっぱいいじめてやる」

ずぷんとマルコの手がケツ穴に飲み込まれ、すぐにしこりを掴まれた。
かき集めるように手の中におさめられたしこりが、五本の指で掘り出されていく。
こぶしで擦られるよりも直接的に、突き立てられた指でぐねぐねと揉みこまれて絶頂させられる。

「おまんこ、ぎゅうぎゅうしてるぞ。もみもみされて、気持ちいいんだな?」

「い゛い゛お゛っ、ひお゛ぢい゛い゛い゛っ、あ゛っ、ひゅう゛っ、ひゅぐ、ぐぅう゛っ、ぎえ゛う゛っ」

「……なあ、おれとも、ちゅーするよな? ちゅーしていいのは、ユリだけじゃないよな?」

「あ゛う゛っ、あ゛う゛う゛っ、ひゅう゛っ、ひゅう゛あ゛ら゛っ、ん゛ぎぃい゛い゛い゛い゛っ」

「……よかった」

マルコは手を中に入れたまま、俺の上にのしかかるようにして、口付けてきた。
唇を重ねて舌を絡めあうには口枷が邪魔をしたから、のばしあった舌でちろちろと舐めあった。
マルコの垂らす甘い唾液が、俺の口へと注がれる。
その間も、俺のしこりはマルコの手の中で、ゆっくりと揉まれ続けている。

「これ、じゃまだ。とってもいいか?」

質問の形式はとっていたが、イエス以外の言葉を言わせてもらえるわけもなく。

「ユリ、手がはなせないからとって」

「わかった。少しだけそっちにいくよ」

「いいよ。いま、こいつ、おれに夢中だから。……な?」

返事の代わりに、舌をのばしてマルコを求めた。
ユリウスが口枷を外しにくるまで、舌先で口付けあった。
そうして、とろりとした唾液の糸をひきながら、俺の口枷は外されてしまったのだった。

「なあ、おまんこの気持ちいいところは、ここだけか?」

しこりを揉まれながら、マルコに質問される。

「あっ、あ゛う゛っ、お゛ぐっ、お゛ぐもお゛、ぎも゛ぢい゛い゛の゛お゛っ」

ユリウスは遠ざけられて、二人きりの質問タイム。
すぐに答えないと、しこりを握り潰されてイかされる。
いや、答えても揉み潰されてイかされてるな。
ぱんぱんの小便袋がつきんつきんと限界を訴えるように痛んでも、ケツ穴でメスイキさせられるとどうでもよくなる。
この程度の痛みなら、メスイキする快楽にとってはちょっとしたスパイスに過ぎない。
しこりばかりを責められて、ちんぽみたいに突き上げてくれない手に、奥の壁がひくつきはじめている。

「奥? 奥って、どこまで入れたらいいんだ? このくらいか?」

肉襞を擦りながら、マルコの腕がケツ穴を拡げて進む。
太くはないが、ちんぽにはない骨の固さにケツ穴がきゅうきゅうと悦んでいる。

「も゛っ、も゛っど、お゛ぐう゛っ、ぜん゛ぶっ、ぜん゛ぶう゛う゛っ」

「全部、入れちゃっていいのか? ……なか、ぬめぬめで、うねうねだ。ん? ああ、ここまで、か?」

奥の壁を、マルコの指先がくるくるとくすぐる。
やっともらえた刺激は弱すぎて、いますぐその壁の穴を拡げて、ぐちょぐちょにしてもらいたかった。
蕩けた俺の体は正直だから、相手がマルコだとか、子どもだとか、そういうことは気にしないで、気持ちよくなるためだけにおねだりできる。

「も゛っどお゛っ、あ゛っ、あ゛にゃっ、あ゛にゃ、あ゛げれ゛っ、お゛ぐま゛で、い゛れ゛でえ゛え゛っ」

「へえ、もっと入れちゃっていいのか? おまんこの入口と違って、ここはちゃんとしまってるけど? あな、開けちゃダメなんじゃないのか?」

つぷつぷと指が壁の穴を少しだけ突き抜けて、ぬめつく穴の締まりを確認するみたいに出し入れされた。
もっともっと拡げて、ぐちょぐちょにされたいのに、指が抜かれてしまうからつらい。

「や゛っ、や゛ら゛っ、や゛めない゛れ゛っ、あ゛けら゛れ゛たい゛っ、あ゛けれ゛くら゛ざい゛い゛っ」

「あな、開けられちゃいたいのかよ? おれの腕、そんなにきもちいい? このチンコより、好きか?」

とろっとちんぽ汁を垂らす極太ちんぽを見せられたら、我慢なんてできるわけがない。おあずけにされすぎて、もうとっくに限界なんて超えている。

「あ゛っ、ぢ、ぢんぽっ、ぢんぽしゅぎい゛っ、あ゛っあ゛あ゛っ、しょれ゛っ、しょの゛ぢんぽっ、ぢんぽれ゛っ、あ゛にゃ、あ゛けれ゛っ、じゅぽじゅぽしれ゛え゛っ」

「へえ、このエロまんこは、おれのチンコで奥まであなあけられて、ずぼずぼされたいんだ」

「あ゛い゛っ、え゛ろ゛ま゛ん゛ご、あ゛にゃあ゛ぎま゛ん゛ごに、しれ゛っ、ぐちょぐちょしれ゛ぐら゛しゃい゛い゛」

「すげー、エロいな。いますぐ、チンコ入れたいくらいだ」

ずるるるっとケツ穴から、マルコの腕が引き抜かれて、その刺激でケツ穴がイった。
充分すぎるほどゆるんだケツ穴は、その口を閉じられずにぽっかりとあいてしまっていた。
すうすうする肉襞を、早く熱いちんぽで埋めてほしい。
そう思うのに、マルコはユリウスを呼び寄せるだけだった。
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