壁穴屋

うしお

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エルデラの街

エルデラの街 7

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四つん這いで歩く俺には、調教師たちの天を突く元気なちんぽも、地をのぞきこむように項垂れるちんぽもよく見えた。
出来ればぶっとくてケツ穴のしこりを少しも逃がすことなく、ごりごり擦りまくってくれるようなちんぽがいい。
さらに、長くて奥の穴まで届いてくれたら最高なんだがな。
こうしてみると、やっぱり人によってちんぽの形は、全然違うようだった。
ちん先が、剥けてるのも、剥けてないのも、でかいのも、小さいのも。
突っ込む穴を求めて、ヨダレを垂らしているのが大半だが、全く乾いたままに見えるのもある。
共通するのは、ここにあるちんぽは、ケツ穴にぶちこむためにあるということだけだろう。
せっかくケツ穴に入れたのだからと、棒付き尻尾を楽しむためにケツを振ってずんずん進む。
ああ、でも尻尾でほぐしすぎて、ケツ穴がゆるくなってしまったら、満足できるちんぽに会えなくなって困るかもしれないな。
そう思ってもやめられずにしこりを棒に擦り付けながら、どれにしようかと、ちんぽを物色している時だった。

俺は、見つけてしまった。
理想的なそのちんぽたち・・を。
調教師用の入口から入ってきたばかりの二組の足。
少し華奢な足の間で、そのちんぽたちは強く存在を主張していた。
まだ元気なく項垂れているちんぽは、硬くもなっていないのに、巨根それだと一目でわかる大きさだった。
ちん先はでっぷりとしていて、引きずり出される時も、奥まで突きこんでもらう時も、ケツ穴のしこりをごりごりに削ってくれそうだった。
そこから続く幹の部分も太くて長く、ちゃんと奥の穴まで届きそうな気がする。
あれが硬くなったら、どれほど変化するのだろうか。
それに、その後ろで重そうに垂れている金玉には、新鮮なちんぽミルクがたっぷり詰まっていそうだ。
そう考えていたら、こみ上げてきた唾を飲み込んだ喉がごくりと音を立てていた。
使い込まれてちょっと黒ずんでいるやりまくってそうなちんぽと、まだ童貞未使用なのか初々しい薄紅色のちんぽが、二つの並んでぶらぶらしているところがいい。
あの二本を目の前にして、どちらから食べようか、なんて選べたなら最高だ。
知り合いなのか、二つのちんぽはつかず離れず並んだままで近付いてくる。
奇跡でも起きて、このちんぽたちに選んでもらえないだろうか?
しかし、期待するような奇跡は、そうそう起こらない。
だから、奇跡って言うんだけどな。
二つのちんぽは、完全に俺を無視してすぐ横を通り過ぎていった。

◆◆◆

まあ、やっぱり俺みたいなごついのは、ああいう華奢なやつからは選んでもらえないよな、と肩を落としかけた瞬間、後ろからぐんっと尻尾を引っぱられる。
勢いよく引かれ、ケツ穴から抜けそうになった棒が、斜めになり俺のしこりをごりっと抉った。
思わぬ不意打ちに、ケツ穴がひくんっと締まる。

「ぁ、ひッん」

俺が思わず喘ぐとぱっと手が離されたのか、ケツ穴の締め付けに引き戻された棒が、今度はしこりにずぬんっと突き刺さった。
いきなり捩じ込まれた快感に、がくがくと痙攣する俺のちんぽから、だらしなくヨダレがあふれ、とろーっと床に水溜まりを作る。
ああ、なんてことだろう。
いきなり粗相をしてしまった。
尻尾を触るのは、調教師から野良へ興味があることを伝える合図だ。
尻尾より、いいものを喰わせてやるぞってことだな。
まさか、引っぱられるとは思っていなかったから、不意打ちで気持ちよくなりすぎてしまった。
近頃、俺の小便穴は、ちょっとゆるめで困っている。
いろいろ、入れてもらいすぎただろうか。
いきなりだが、粗相は粗相。
俺がお仕置きムチをもらうのは、確定だろう。
今夜は、というか毎回だが、甘やかされるよりも激しくいじめられたいので、あのお仕置き部屋カーテンの向こうに連れていってもらえるなら、大変喜ばしいことだ。
さて、俺はどの程度、お眼鏡にかなったのだろうか?

「ぁうぅぅっ」

ちょっと反抗的に唸りながら振り返れば、目の前にぶら下がっていたのは、さっきまで見惚れていた童貞薄紅色のちんぽ。
しかも、ほんの僅かな時間の間に、がちがちに勃起してちん先から蜜をこぼすまでになっていた。
思っていたよりも、育つと凶悪になるタイプだったようだ。
思わず、唸るのをやめて見惚れてしまう。
ああ、近くで見たら、ますますおいしそうで、すぐにでも欲しくなってくる。
俺の口に、今すぐこのちんぽを捩じ込んでくれないだろうか。

「ご、ごめん!」

あまりにも立派な雄ちんぽにうっとりと見惚れていた俺は、上から聞こえてきた声に、一瞬反応が出来なかった。
急に、心臓の鼓動が大きくなったような気がする。
がんがんと、耳鳴りのようなそれに、眩暈までしているようだった。
まさか、と思う気持ちが、頭を重くさせる。
見なければと思うのに、どうしても頭が上げられない。

「な、なあ、おい、大丈夫なのか? な、なあ、これって、シッポってひっぱっちゃダメだったのか?」

俺の横でしゃがみこんだ童貞ちんぽが振り返って声をかけたのは、もちろん、一緒にいたあの使い込まれた風の黒光りちんぽだろう。
だんだんとそれが近付いてくる。

「気に入ったペットがいたら、尻尾を触ればいいはずだよ。いまのは、ひっぱったからびっくりしちゃっただけじゃないかな? マル……は、ちょっと乱暴にしすぎだよ」

俺なんかを選ぶ物好きがいたのかという驚きは、一瞬でどこかに吹き飛んだ。
だんだんと近付いてくる影から目をそらし、あれほど欲しいと思っていたちんぽを恐れるように、少しずつ後ずさる。

「それに、このワンちゃんが気に入ったなら、ちゃんと優しく触ってあげなきゃダメじゃないか。あんまり乱暴にしてたら、怖がられて逃げられちゃうよ」

さっと影がさして、真上から聞こえてきた声に、信じられない思いでおそるおそる視線をあげていく。
目の前でゆっくりと持ち上げられた足が、這うために床についていた俺の手の上に重ねられた。
そんなに体重がかけられているわけでもないのに踏まれた手は、まるで釘を打ち込まれたみたいに動けなくなる。
優しく、それでいて、抜くことを許されない強さだ。

「あと、ワンちゃんから、目を離すのもダメ。まだ、ペットになってくれるか聞いてないんだから、逃げられちゃうよ? 野良は、警戒心が強いんだからね。……ねえ、ワンちゃん、逃げたりしないよ、ね?」
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