壁穴屋

うしお

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ノービルの街

ノービルの街 9(完)

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「お゛え゛っ、ん゛ごっ、お゛ぶっ、ん゛お゛っ、ん゛ん゛ん゛っ」

仮面をつけた顔をがっちりと掴まれ、ケツ穴にするとの同じように喉奥にちんぽを突っ込まれた。
ずぶずぶと喉の奥まで、ちんぽで埋め尽くされる。
ケツ穴を拡げている二本のちんぽも、相変わらず揃って動いているせいか、口からケツ穴まで一本の極太の長ちんぽで串刺しにされているみたいだった。

「くちまんこは下手だけど、喉まんこは狭くて気持ちいいよ。きっと、常連のみんなも気に入ると思う。きっと、くちまんこが上手くなるまで手伝ってくれンじゃないかな。ニイさんは、雄っぱいもでかいの持ってるし、人気者になりそう」

横の扉を開けさせられ、それが終わればまた穴に手を通してから向こう側で縛られた。
壁穴から抜け出せなくされ、俺の全部がちんぽを扱くための穴として扱われる。
無理矢理ちんぽを二本も詰め込まれたケツ穴と、息も出来ないくらいちんぽに塞がれた喉で、男たちは好き勝手にちんぽを扱いていた。

「あーあ、もうこれ出したら交代かぁ」

「わかってると思うけど、最後まで回さないと、俺たちがヤバいからな。もうそろそろ終わりにするぞ」

「まあ、ニイさんは、今日だけで終わりになンてならないだろ? 毎日だって、遊びにおいでよ。わかった?」

俺の返事なんて求めていないだろう本気の腰使いで、喉奥までまんこにされて、涎を垂らしながら頷いた。

「約束だかンね。明日も待ってンよ」

「おれらも、待ってるからなッ」

「来ないと、酷いことになるからな」

「ん゛っ、ん゛ぶっ、お゛ぐっ、お゛え゛っ、ん゛ごっ、お゛ごっ、お゛お゛ん゛っ」

三者三様に体の中を突き上げられて、喉奥とケツ穴に熱い雄汁を、たっぷりと飲まされた。
俺の小便穴は相変わらず何かで塞がれているままらしく、何も出せない苦しみに体を痙攣させながら絶頂した。

「あーッ、気持ちよかッたー」

「リオのおかげで一番乗り出来た。ありがとうな」

ひくついているケツ穴から、ぶりんぶりんと萎えたちんぽたちが引きずり出される。
ぽっかりと空いてしまったケツ穴が寂しい。

「オレは、たまたま見かけただけだから」

「でも、リオのおかげだよ。ありがとうな」

「んじゃ、おっさん、また明日なーッ」

「お前、こういう時だけ、早すぎだろ」

「だって、おれ、あいつらに会いたくねーもんッ」

「ああ、トマはケツ穴、狙われてンだっけ」

「しょうがないな。もし、ちんぽから色々出したくなったら、側にいる人にねだって、ちんぽの栓を抜いてもらえ。我慢しすぎて破裂なんて、マヌケことにならないように注意しろよ」

絶頂に震える俺を置き去りにして、ケツ穴を犯していた二人はさっさとどこかにいってしまった。
二人分の精液がとろとろとケツ穴からこぼれて、床へと滴っている。

「ニイさん、今日はまだまだ長いと思うけど、がンばって。明日も会おうね」

とろりとした目で見上げた青年は、俺の頭を撫でると静かに外へと出ていった。
しばらくして、手や膝など俺を縛るロープを外してもらっていないことに気付いたが、どうすることも出来なかった。
朝になれば、店主が見回りにくるはずだ、そうすればすぐに。

そう思っていたら、三人の男が消えた扉の向こうから、すぐに新しい足音が聞こえてきた。
一人ではなく、やはり三人。
あいつら、とか、上にいる、とか、いっていたやつらのことだろうか。
ぼんやりしていると、ダミ声の男たちが騒がしく入ってきた。

「ガキども、やることやってそのままかよ」

「片付けも出来ねぇのか。しょうがねぇなぁ」

「おいおい、せっかくの新顔ケツまんなのに、もう開きっぱなしじゃねーか。アイツら、どんだけデカマラなんだよ」

ケツ穴に熱い吐息が吹きかけられて、ぞくぞく震えた。
すぐ側でみられてる。

「あん? こいつは、なんだ?」

「ちんこ、塞いでんのか。お仕置きか、なんかか? 貞操帯なんて、いい趣味してんじゃねぇか。それも、このタイプかよ。こんなん見せられたら、ちんこの中まで、しっかりしつけてやるしかねぇなぁ」

「ケツまんだけじゃなくて、喉まんも使えるんだったな。おい、あっちは誰が行く?」

「俺からでいいぞ。くちまんは下手くそらしいから、俺が教え込んでやる」

「でたでた。んなこといって、洗ってねぇ汚ちんこ咥えさせてぇだけなんだろ?」

「いいじゃないか。で、ケツまんはどっちからだ?」

「とりあえず、ロイスからでいい。オレは、雄っぱいで遊んでからにするわ」

「うっわ、最初っから針かよ」

「いいだろ? こういうのは、最初が肝心なんだぜ?」

「んじゃ、始めるか」

「後が、つかえてるしな」

「それじゃあ、よろしく頼むぜ」

その夜、俺はノービルのすごさを思い知らされた。
人ですら同じちんぽは存在しないが、種族が違えばちんぽもまた変わるのだと知った。
エルフのちんぽは、ものすごく長くて奥の穴よりさらに深いところまで届くし、ドワーフのちんぽは、こん棒のように太くてまるで岩のようにごつごつとしていた。
獣人のちんぽはだいたいが動物寄りだった。
犬系獣人のちんぽは、中に骨が通っていて固く、射精する時には根元が膨らんで抜けなくなり、腹が破れそうなほど大量の精液が出るとか、猫系獣人のちんぽは、やわらかいトゲがあってケツ穴をちくちくと刺してくるだとか。
見たこともなかった珍しい竜系獣人は、やわらかいトゲだらけのちんぽが二本も生えていて、入れるときは必ず二本まとめて入れなければならない、ということも知った。
最初のうちに、二本挿しを経験しておいて良かった、と思わざるを得ない夜になった。
実に多種多様なちんぽを一晩で十五本、いや十六本も喰わされた。
俺は全身が雄汁でどろどろになり、気絶に近い形で眠りについた。

そして、次の日、客からのリクエストで再び『壁』にセットされ、『穴』として売り出されている。
客からのリクエストなので、今日から部屋代は客がもってくれるらしい。
すでに数日分の部屋代がタダになっている。

「ニイさん、今日も会いに来たよ。明日も明後日も、オレたちが飽きるまで、毎日一緒に遊ぼうね」

そういって笑う男の笑顔に、ケツ穴をまた二本のちんぽで拡げられている俺は、頷くことしか出来ないのだった。
明日や明後日が過ぎたとしても、客からリクエストがある限り、俺はこの部屋で『穴』を売り続けるだろう。
新しい街では、俺のことを知るものはいない。
まっさらな人間関係で、こころゆくまで楽しむのだとわざわざ知らないところまで来たのだから。
この街には、街に来たばかりの俺がいなくなったことに、気付くものはどこにもいないのだ。
二本のちんぽによがり狂いながら、俺は街の闇に体を委ねる。
どこまでも気持ちよく、沈んでいける闇の中に。


「さすが、敏腕商人だよね。遠いところからこんなにいい穴を、仕入れてくンだもの」

彼らと一緒に部屋へとやって来た男が、何と答えたかはわからない。
俺はただ、ケツ穴を拡げてくれるちんぽのことだけを考えていた。
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