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143、閃華ホールド

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「ひッッ、んぃッッ、や、ぁッッ、ああッッ」

アナルプラグが入ったおれのアナルに、ステンレスでできた薄い舌のようなものが四枚も追加された。
アナルを傷つけないように、しっかりとカーブをしたそれは、括れる代わりにゆったりとした波を描いている。
ぐねぐねと波打つ舌のようなものこそ、アナルを奥まで拡げて固定するための開口具のパーツで、奥の奥まで突っ込めば、直腸を全部拡げることができてしまうほどに長い。
いまのおれにとって、相性が最悪な道具だった。
オヤジに本気でこいつを使われたら、おれのアナルは結腸の手前まで開きっぱなしになることが確定だ。
波打つ舌は、アナルプラグを囲むようにして、おれのアナルへ入り込んできた。
オヤジがうまく角度を調整したのか、そのパーツは前立腺の両側にあるだけで、当たってはくれなかった。
それほど深く差し込まれなかったのは救いだが、それもアナルプラグがあるからだと思えば、安心できる要素はどこにもない。
いまオヤジは、それを拡げるためのパーツへと繋いでいる。
深くはなくとも、これを拡げられてしまえば、おれのアナルは素直に淫乱な口を開いてしまうだろう。
強制的に拡げられた穴からなら、このアナルプラグが大きくても、簡単に引き抜ける。
そうなれば、腹の中に出されたものなど、一気にこぼれ落ちるだろう。
尻の下に用意された、あのバケツの中に向かって。
それだけは嫌だと、暴れて逃げ出そうとするのたが、身動きが一切とれない。
椅子に固定された体も、オヤジが乗っている頭も、おれの自由になるところなんてどこにもなかった。

「ったく、駄犬が。ご主人様に、余計な手間をかけさせんなよな」

思いきり尻を叩かれて、ばちんっという音と痛みに体をすくませる。
たったいま、小さくぱちんと聞こえたのは、開口具のパーツを固定させる金具がはまった音だろう。
つまり、おれのアナルに挿入された開口具の準備が、整ってしまったということだ。

「さて、マンコをおっぴろげるのが先か、こいつを引っこ抜くのが先か。好きな方を選ばせてやる。好きな方を選びな」

「ぅ、ぁ……ゃ、ぁ……っ、とぃぇ……っ、とぃえ、いかへ……ん゛ぎゅぅぅッッ」

ぐっと掴まれたアナルプラグで、前立腺をごすっと殴られてイく。
固定されえいるはずの体が、それだけで陸にあげられた魚のように激しく跳ねあがる。
駄目だ、イくのが止まらない。

「俺の話を聞いてなかったのか。拡げるか、抜くかの二択だって言ってんだよ。ご主人様に逆らう駄目犬のお前にゃ、他の選択肢なんかねぇに決まってるだろうが」

「ぃぎッッ、ひッッ、ひぐッッ、ぅひッッ、ひぃッッ」

「駄犬め、ちったぁこいつで反省しやがれ」

そのまま、何度も何度も前立腺を殴られてイきまくった。
前立腺の両側に、はめられた開口具のパーツがあるせいで、殴られている前立腺は挟まれ固定されている。
的確に突き入れられるアナルプラグから、少しも逃げることができないのだ。
ひぃひぃと悲鳴をあげながら、よだれを垂れ流してイかされまくる。
オヤジが、アナルプラグを動かす度に、アナルから中をかき混ぜるぐぢゅんっぐぢゅんといういやらしい音が聞こえてきた。
おれの腹の中には、どれだけのものが詰まっているのだろう。
これをすべて出しきるまで、きっとオヤジはおれを許してくれない。
すごく嫌なことなのに、ぞくぞくと震えるおれは、間違いなくマゾだった。

「おら、どうすんだよ。さっさと選べ、選べねぇってんなら、いますぐこいつを引っこ抜くぞ」

ばちんっばちんっと続け様に尻を叩かれて、痛みと快感にひくつくアナルが、咥え込んでいるプラグを激しくゆらす。
前立腺をこりこりと責められ、ひぃひぃと悲鳴をあげながら絶頂を繰り返した。

「ふはっ、ケツ叩かれてイくなんざ、さっすがマゾ犬だな。ほれ、ほれ、もっとイけ、もっとイけ、もっともっとイっちまえ」

「ぃっ、へる……っ、いっ、へまひゅっ、ひぁッッ、ぁ、めっ、ゃめへっ、うぁっ、ぁひゃッッ、ふひッッ、ふひぃッッ」

オヤジの手が尻を叩くものと、ちんぽを扱くものにわかれておれをさらに責め立てる。
尻を叩かれながら、亀頭をぐりぐりと捏ねられた。
先走りで濡れた大きな手が、敏感になったままの亀頭を容赦なく責め立てる。
イきまくる腰が、びくびくと震えて止まらない。
途中から、イかされすぎて悲鳴すらまともに出てこなくなった。

「ったく、お前は本当に駄目犬だな。体を張って楽しませろっつったろ。もうへばっちまうのかよ。いくらなんでも早すぎんだろ」

さすがに、そんなおれを憐れだと思ったのか、亀頭を撫でていたオヤジの手がほんの少しだけゆるめられる。
代わりにその手は、叩かれて疼くおれの尻を、優しく撫でていった。
ぞくぞくする。

「ああ、そうか。いい方法があったな。どっちかひとつを選べねぇってんなら、どっちもやりゃいいんだよな。淫乱マンコをおっぴろげて、それからこいつを引っこ抜きゃいい。な、いい考えだろ?」
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