大酒飲みは虎になったことを忘れてしまう

うしお

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109、幼子メモリー

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たっぷり注いでやった精液が苦しいのか、仰け反ったまま戻らない息子の体がぷるぷると震えている。

「んぅ……っ、んんっ、ぉや……っ、おやひぃ……っ、もぅ、ゆ、ゆぅひれ……っ、おひっこぉっ、おひっこ、らひたぃ……っ、こわぇう……っ、こわぇ、ちゃ……うぅンンッ」

力がうまく入らないのか、ふにゃふにゃとした体のまま、呼吸すら苦しいとばかりに息子がねだる。
腹に力を入れたくないのか、まるで囁くような微かな声だ。
どうやら、膀胱の方も限界がきているらしい。
そりゃ、こんだけ放置しとけば、そういうことにもなるだろう。
ただでさえ、こん中にゃたっぷりローションゼリーもぶちこんであるしな。
そのくせあんだけ扱いてやったのに、こいつのチンポは一滴も射精してなかった。
出るはずだったもんは全部、膀胱に流れ込んじまったんだろう。
出口が使えなきゃ、そこか金たま以外、流れ込めるところなんてねぇからな。
ひくんひくんと震えるチンポが、突っ込まれたカテーテルをぶんまわしながら、小便をさせろとねだってやがる。

「わかってる。ほら、ここんとこ、しっかり持っとけ。栓を抜いてやるから、な?」

おねだりを繰り返す息子の目から滲んだ涙が、ぽろりとこぼれ落ちるのを舐めてやりながら、息子の手に揺れていたカテーテルの先端を掴ませる。
俺の手は、仰け反りすぎて落ちそうになってる息子を抱いているから、片方しかあいてねぇしな。

「んっ、んぅ……っ、ひぁッッ、いらぃッッ、やっ、やらぁっ、もぉ、ぬぃれぇ、ぬぃれよぉ……っ」

息子に掴ませたカテーテルの栓を引いたんだが、残念なことに栓は抜けず、カテーテルが引っ張られただけだった。
ぴったりくっついてたんだろうカテーテルが引かれたことで、息子のチンポもつられてびんっ引っ張られる。
よっぽど痛かったんだろう。
ぐすぐすと泣き出した息子を、頭を撫でてなだめてやる。

「ほら、今度は動かねぇように手に巻きつけてやるから、もうちょいがんばれ。こいつを抜くのは風呂場でやるから、ここで小便だけだしちまうぞ」

「ぅ、うん……っ、うんっ、が、がんばる……っ」

それなりに長いカテーテルを、息子の右手に巻きつける。
手袋がいい感じに滑り止めなるようで、試しにカテーテルの先端を軽く引いてみたが、今度はびくともしなかった。
よし、これならいいだろう。

「よしよし、いま、抜いてやるからな」

「ぅんっ、うんっ、はやくっ、はやく、ぬいてっ」

泣いたからなのか、一気に幼くなってしまったような息子の声に、思わず体がぞくりと震えた。
ふと、思いついてしまったことに、自分はどうかしてる、とは思う。
思うのだが、一度思いついてしまったことが、頭ん中にこびりついて離れない。
マゾな反応を見せる息子に、お前は変態だなんだと言いまくったが、どうやら俺もどうしようもねぇ変態らしい。

「……なぁ、昔みてぇに『お父さん、おしっこ』っておねだりしてみな?」

躊躇ったのは一瞬で、ひとつ音にしちまえばあとはするすると口から出ていった。
自分でもどうかしてる、ド変態だ、と思うのに、こいつに『お父さん』と呼ばれたくてたまらねぇ。
いつからだったか思い出せねぇくらい前から、こいつは俺を『オヤジ』と呼ぶようになっていた。
初めて呼ばれた時にゃ、成長したな、と思ったもんだが、いまは無性にあの頃が懐かしい。
もう一度、聞きてぇな、と思うくらいに。

「ひ、ぅ……っ、お、オヤジ……っ」

「違うだろ。ほら、おねだりしねぇと抜いてやんねぇぞ」

いじわるく囁いて、チンポに突っ込んだままカテーテルを爪先でぴんっと弾く。
カテーテルは、ほとんど息子に握らせちまったから、弾くところなんてあまりない。
ほとんどチンポを叩いてるようなもんだ。
だから、弾いた瞬間、息子のケツの穴は痛いくらいに引き締まった。

「ひあ゛ッッ、オヤジっ、やだっ、それ、やだぁっ」

「ああ、また間違えたな」

暴れる息子を無理矢理抱きしめて、ぴんっともう一度弾く。
びくびくびくっと震えるケツの穴に、突っ込んだチンポを食い千切られそうになりながら、震える息子のチンポをゆっくりと撫で上げた。
ケツの穴は、さらにぎゅうぎゅう締めつけてくる。

「いい子にゃ、ご褒美。悪い子にゃ、お仕置き、だろ? さて、俺の息子は、どっちだろうな?」

「ひ……っ、ぃ、いい、こ……っ、いいこに、なるからぁ……っ、も、もぅ、しないでっ」

「いい子にゃしねぇよ。ほら、おねだりしてみな。そうすりゃ、お前がいい子かどうかわかんだろう?」

「ぁ……っ」

俺に引く気がねぇとわかったんだろう息子の喉が、ごくりと鳴る。
息子が唇を震わせて、何度も何度も舐めて湿らす。
誰かに見られるかもしれねぇと思わせてやった時より、はるかに緊張してるのはケツの穴の締まり具合で嫌でもわかった。
いまさら俺を、『お父さん』と呼ぶのがそれだけ恥ずかしいってことなんだろう。
暗闇に少しは慣れてきちゃいるが、後ろからじゃ顔はろくに見えやしねぇ。
どんな顔で『お父さん』と呼ぶ気でいるのか。
いますぐ顔が見たくなる。

「早く、呼べ」

「は、あ゛ぁッッ」

たまらなくなって、息子の左腕を首にまわさせた。
捻られた体が、びくびくっと大きく震える。
チンポが引き絞られるような、きつい締めつけだ。
こいつも相当気持ちよかったんだろう。

「早く」

「ぁ、あ゛あ゛っ、は、ひぃッッ、ん、ひぃッッ」

目の前にある息子の顔をべろりと舐めあげ、そのまま耳元で囁いた。
こりこりとした歯応えの耳に噛みつき、見つけた小さな穴に舌を入れる。
早くこうしておけばよかった。
肩を組むようにかけられた腕のおかげで、息子の体を安定して支えられる。
これなら、息子がどんな顔をしているか、見逃さずに済みそうだ。

「……しょうがねぇな。いい子になれねぇってんなら、お前が大好きなお仕置きタイムといこうじゃねぇか。本当に嫌ならさっさと言っちまえよ。お前が言うまで俺はやめねぇからな」

怯えた息子が、息をひゅっと飲み込む顔にざわざわと胸がざわめく。
はくはくと動く唇が、求める音を生み出さないのを確認してから、狙いすましたカテーテルに一撃を食らわせる。
今度は、一度では終わらない。
そのまま、何度も何度もカテーテルを爪先で弾き、息子に悲鳴をあげさせる。

悲鳴はいつしか、甘い鳴き声に変わっていた。
困ったやつだ。
この程度じゃ仕置きにならねぇとはな。
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