大酒飲みは虎になったことを忘れてしまう

４７、悪戯リップス

「それじゃあ、続きをしてもいいってことだよな？　……オヤジ。今度こそ、おれとセックスしよ……？」

嬉しそうに笑って俺に口付けた息子は、ぎゅっと抱きつくと耳元で囁いた。
どこか妖艶に響いたその声は、真面目な話で冷静になりかけていた俺のチンポを直撃した。
体を自由に動かせていたら、間違いなく無理矢理突っ込んでいただろう。
そういう意味では、いまのこの状況は幸運だったのかもしれない。
照れてまごつく息子は、何時間でも見ていられそうなほど、俺の趣味にあっていた。

「……うぅ……っ、やっぱり、これ、やらなきゃダメなのか……」

顔を赤く染めながら腰に巻いたタオルを押さえ、恥ずかしそうにケツを隠している息子を堪能する。
ほぼ真下から見上げているせいで、その中身は隠しきれていないのだが、なんともいえないチラリズムがそこにはある。
さっきまで感じていた妖艶さはどこかに消えてしまったが、自分からセックスに誘うくらい大胆な癖に、いざとなると恥ずかしそうにする息子というのは、なかなかエロくていい。

「ダメに決まってんだろ。ほら、さっさとはじめろよ。俺とセックス、してくれるんだろう？」

俺の胸を跨いでいる息子を押さえ込むように、ふくらはぎの上に二の腕を乗せ、そのまま太ももに腕を引っかける。
包帯のせいで指先こそ使えないが、このくらいのことならできた。
しっかりと息子の足が押さえられたのを確認し、ローションのボトルを開けてから、一向に進まない準備を急かす。

「……ぅう、わ……わかったよぉ……っ」

「ちゃんと、見ててやるから、な？　俺の代わりに、がんばってくれよ」

ふぅっとケツを隠そうと押さえていた手に息を吹きかければ、ふるりと震えた息子がおずおずとその手を離した。
ぴらっと浮いたタオルの向こうに、慎ましやかに閉ざされたケツの穴が見える。

「……ふっ、ぅうぅ……っ、がんば、る……っ」

大きく息を吐いてタオルを外した息子が、ケツを突き出しながらゆっくりと俺の体の上で俯せになっていく。
俺は少しだけ腕を動かして、息子のチンポが自分の顔の方に向かって倒れてくるように調整した。

「オヤジ、なんで……っ」

「ずれるから、起きんなよ」

「んぅッッ」

俺にケツの穴だけじゃなく、チンポの穴まで見せつけるような体勢になった息子が、慌てて起き上がろうとするのを、チンポをぺろっと舐めて止める。

「こうすりゃ、俺もお前を可愛がってやれんだろうが」

「やっ、あっ、そんなっ、なめっ、ひぁっ、あぁっ、ああぁ……っ」

チンポの先をぱくっと咥えてやれば、息子はびくびくと腰を震わせて悦んだ。
さんざん搾り出したあとだからなのか、硬くなる気配がない息子のチンポはつるんつるんとすべるくらい舌触りがよくて、ついついしゃぶりたくなってしまう。
息子のチンポをちゃんと舐められるのか、少し不安に思っていたのだが、心配する必要はなかったらしい。
舌触りの面白さになかなか止められず、しばらくチンポをしゃぶり続け、びくびくと跳ねる体や舐める度にきゅうっと締まり、ひくひくとひくつくケツの穴を楽しむ。
まだ、拡げられてもねぇのに、エロいケツの穴だな。
早くチンポを突っ込んで、奥まで貫通させちまいたいぜ。

「ふぅっ、それじゃあ、そろそろはじめてもらおうか。上手にできりゃ、ご褒美をくれてやる。もっと、俺にチンポを舐められてぇだろ？」

「……は、……ひ、ぃいい……っ」

カウパーを滲ませる割れ目をちろっと舐めれば、息子は体を大きく仰け反らせ、びくんっびくんっと震え上がった。

「ごほぉび、しゅごぃ……っ」

ぺしゃっと潰れた息子が、腹の上で何かを呟いてるようだったが、遠すぎて内容までは聞こえねぇ。
それでも、息子がごそごそと動き出すと、アナル用ローションを指先に乗せた右手が背中側からケツの穴に向かって降りてくるのが見えた。
たっぷりと乗せられたローションはゆっくりと垂れ下がり、きゅっと締まったままのケツの穴の少し上へとろりと着地する。
ふるりと震えたケツの穴に、ローションから少し遅れて二本の指が到着した。
ゆるやかに曲げられた中指と薬指が、しっかりと閉じたそこにローションを染み込ませようと、くるりくるりとしわの上を揃って撫ではじめる。
指先が丁寧に丁寧に、ケツの穴にローションを塗りつけると、ぬちゅっぬちゅっといやらしい水音が聞こえてきた。

「……ああ、上手に濡らせてるじゃねぇか。中に指を入れられそうになったら、ちゃんと俺に教えろよ」

「……ぇ、おしえるって……んぅッッ」

「上手にできてるからな、早速ご褒美タイムだ」

一舐めした瞬間、とぷっと溢れ出たカウパーを舌をのばして啜り、そのままつるりとしたチンポの先を咥えこんだ。
舌の上に乗せた息子の亀頭を、唇で押さえながらちゅるちゅると啜り、カウパーを溢れさせる小さな穴に舌を突き立てる。
活きのいいチンポが、口の中でびくびくと跳ね上がった。
カウパーの味も、チンポの感触も、これがどうして嫌いになれねぇ。
こりゃ、楽しくなってきたな。
面白いくらいに跳ね上がるチンポを舐めまわしながら、息子はいまどんな顔をしてるんだろうかと想像し、勃起したチンポをさらに硬く滾らせた。