大酒飲みは虎になったことを忘れてしまう

３４、転落アウェアネス

「んぐ……っ、ん゛っ、ん゛ぅ……っ、ふ、んぅ……ん゛ぅ……う゛ぅ……ん゛ん゛ぅっ」

苦しそうに呻く息子の頭を、包帯に包まれた手で軽く押さえながら、腰を振って震えるメス穴にチンポを突っ込む。

「おいおい、どんどん上手になってるじゃねぇか。お前に、チンポしゃぶりの才能があったなんて知らなかったぜ。気持ちよくて、たまんねぇよ。そら、またオヤジのミルクを飲ませてやるぞ。胃袋に直接飲ませてやるから、しっかり受け取れ」

「ん゛ふぅう゛う゛ぅ……ッッ」

思いきり深いところまでチンポを突っ込んで、いまだに小便よりももったりしたままの精液を、びゅくびゅくと勢いよく射ち出していく。
俺の腹に鼻先を突っ込んだ息子は、俺の腰にしがみついた腕に力をこめると、一緒になって精液を漏らしながらイきはじめた。
チンポに触られることもなく、喉穴を犯されるだけでイけるってんだから、マゾっていうのはすげぇもんだ。
俺は逆立ちしたってそんな体になりたかねぇが、そんな体をしてる息子はエロくてたまんねぇ。
手さえ自由に使えんなら、頭を撫でて褒めてやりてぇくらいだ。
こいつを見てればいくらでもチンポは勃つし、こいつのケツの穴にだったら、チンポを入れてみたいとさえ思う。
ホモ、いやいまはゲイって言うんだったか？
そういうのじゃなかったはずだが、こいつのことを痛みだけじゃなくて、違う意味で啼かせたくなる。
あの男優を見るように、息子のことを見ていた。
いや、あの男優よりも息子の方が魅力的に見えている。
息子は、男優とは違って画面越しの触れない相手ではない。
触れるし、突っ込めるし、やろうと思えば犯せてしまう。
ついつい、こいつのケツの穴に俺のチンポを突っ込んだら、どんな顔して啼くんだろうかと考えていた。

息子は、チンポをタマごと踏み潰されても硬くして悦ぶマゾで、チンポを咥えさせればぎゅうぎゅうと締め付けて悦ばせる素晴らしいメス穴の持ち主でもあった。
いまも、がつがつと喉奥を突かれても、瞳を涙に潤ませながら素直に飲み込み、逃げ出すことなく俺のチンポをしゃぶっている。
息子の喉穴は、規格外の俺のチンポを上手に飲み込む、実に優秀な生オナホだった。
咥えさせた時にも言ったが、あれは本気だ。
気持ちよくて、たまらねぇ。
思わず、ほとんどまともに抜くことなくやり続けて、もう三回も射精しちまった。
喉の奥に直接精液をぶっかけられて、苦しそうに嘔吐く息子の顔を見ると、すぐにまたチンポは硬くなってくる。
もう、このままじゃ終われないところまで、来ちまったような気がしていた。

「……なぁ、体が冷えちまった。もう一回つかろうぜ。ああ、そうだ。お前の番がまだだったな。約束したもんな、ちゃんと可愛がってやんねぇとな。たっぷりイけよ」

でかくなっちまったチンポを、名残惜しくしがみついてくる喉穴から引きずり出し、約束通り息子のチンポを踏み潰してイかせてやる。
扱いてやれないから、この方法しかない。

「ぅあ゛、あ゛あ゛あ゛あ゛ッッ」

全身をがくがくと震わせながらイき狂う息子を見て、俺のチンポは痛いほどに勃起していた。
このまま、息子のケツの穴に、無理矢理チンポを突っ込んだら、この欲望はおさまるだろうか。

◆◆◆

すっかり汗をかいていた体をシャワーで流してもらい、息子に支えられながら、ちょいと熱めの風呂につかり直す。
今度は俺が後ろで、湯船に背中をつけて座り込んだ。
息子は、俺の足の間に小さく丸まって座っている。
じんわりと染み込む熱に心地よさを感じ、でっけぇため息を吐いた俺は、実のところすっかり正気に戻っていた。
さっきまでの自分が、とんでもねぇことをしでかしてたってことに、心の中で頭を抱えている。
本当は、本気で頭を抱えたかったんだが、生憎、いまの俺は抱えるための手がどちらも使えなかった。
自分の息子に、チンポを扱かせるのだってどうかしてると思っていたはずなのに、思いきりチンポを咥えさせちまった。
三回もヌいてすっきりした頭が、今頃になって俺に罪を突きつけてくる。

目の前には、小さく丸まった息子の背中があった。
こいつはいま、何を考えているのだろうか。
自分のオヤジにチンポを咥えさせられたどころか、オナホ代わりにされた後だ。
きっと、俺がろくでもねぇオヤジだったことを知って、心底軽蔑しているところなんじゃないだろうか？

「……ゃじ、……め……っ」

こんな状況で、なんと声をかければいいかと悩んでいたら、息子が何かを呟いた。

「……あ？　なんか、言ったか？」

「オヤジ、ごめんっ、お、おれ……き、きもち、わるか……っ」

よく聞こえなくて聞き返せば、うつむいた息子が震える声をはりあげて、気持ち悪かったと言うのが聞こえた。
その瞬間、全身の毛を逆撫でにされたような、悪寒のようなものがぞわっと背筋を駆け抜けていった。
俺は、なんということをしてしまったのだろう。
チンポを咥えさせられるだけでも気持ち悪いことだろうに、相手が自分のオヤジだなんて、どう考えても最低な状況じゃねぇか。
しかも、断れないような状況で無理矢理咥えさせられるだなんて、どう考えたって喜ぶようなことじゃない。
ましてや、無理矢理、精液を飲ますような真似をしちまった。

「あ、謝んじゃねぇよっ、吐けっ、気持ち悪ぃなら、いますぐ吐いちまえっ」

ぐすぐすと泣きはじめた息子に、ぎょっとして寄りかかっていた湯船から飛び起きた。
泣かせたいといったって、そんな涙を流させるつもりはなかったのに。