狼の憂鬱

うしお

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微睡む狼と偽狼の戯れの夢

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「ん゛っ、ん゛ぐっ、ぐぅっ、ふぅ、うぅ……っ」

いつの間にか、クラウスの凶悪な陰茎は、オリバーの喉が完全に塞がってしまうくらい大きく膨れ上がっていた。
あまりにも大きくなりすぎていて、オリバーは口で奉仕をするどころか、陰茎に牙が当たらないように大きく口を開けるだけで精一杯になっている。
けれど、オリバーは舐めるのをやめようとはしなかった。
クラウスに止められても、クラウスの股間に頭を突っ込んだまま離れず、断固として拒否したのだ。
あまりにも頑固なオリバーの肩には、クラウスの前足が乗せられている。
頭を動かす余裕がないオリバーの代わりに、ゆっくりと腰を振ってくれているのだ。
舐める余裕すらないオリバーの舌の上を、クラウスの陰茎がゆっくりと撫でるように前後していた。
クラウスの陰茎はいじわるで優しく、大きな亀頭でオリバーの喉穴を容赦なく抉じ開けながら、大きな亀頭球で上顎と舌を優しくじっくりと擦ってくれる。
まさに、いじわるで優しいクラウスの分身だった。
喉穴を犯されているオリバーは、苦しいのに気持ちよくてたまらず、どこか甘えるような悲鳴をあげさせられていた。

「ああ、とても気持ちがいい。オリバーは、可愛いだけじゃなくて、旦那様を気持ちよくしてくれる最高の奥様だな」

「んっ、ん゛ふ、ぅ……っ」

嬉しくてたまらないと尻尾を振りながら、濃い雄の臭いが混じったよだれを飲み込む。
クラウスの子種は、たくさん交尾をしているのにとても濃厚で、よだれと混じっても薄れる気配さえなかった。

「でも、可愛いお口だけじゃなくて、いつものようにおまんこも楽しませてもらいたいな。そろそろ、オリバーも苦しくなってきただろう?」

「ん゛ぅ……っ」

首を微かに振り、このまま出して、と喉を鳴らしてねだれば、口の中で陰茎がさらに膨れあがった。
大きくなりすぎて、もう隙間がないほどだ。
とす、とす、と肩に乗っていたクラウスの前足が、腰のあたりまでずれたかと思うと、尻尾の付け根にかしりと牙が立てられる。
それと同時に、喉穴を塞いでいた陰茎が、さらに奥まで入り込んできた。

「ん゛ん゛ぅっ」

「ああ、苦しかったか? すまないな、オリバー。だが、もうこれ以上、我慢をしてあげられそうになくてな。キミがペニスを離したくないというのなら、このままオリバーの口と交尾させてもらうしかないんだよ。これからもっと苦しい思いをすることになるだろうが、オリバー、それでもいいか?」

何かを堪えるようなクラウスの低く響く声に、尻穴をきゅんっとひくつかせたオリバーの鼻から、くぅん、と甘えるような声が抜ける。
余裕のないクラウスの声が、オリバーに夢中になってくれている証拠のようで、嬉しくてたまらない。
もう頭を振る余裕もないオリバーは、尻尾をゆらして返事をした。

「ああ、たまらないな。オリバー、もしも苦しかったら、無理に口を開けていなくてもいい。キミの牙が当たったとしても、私は気にしないからね。ただ、ペニスを咬みちぎるのだけは勘弁してくれ。このあとの本番に差し支えてしまうからね」

本番、と聞いたオリバーの尻穴は、びっくりするくらいひくついて、尻尾も激しくゆれてしまう。
クラウスとの交尾を、オリバーが期待していることがまるわかりだった。

「ふふ、オリバーも私との交尾が待ち遠しいようだな。嬉しいよ、オリバー。まずは、キミのお口から孕ませてあげようか。さあ、もう少しお尻をあげてごらん。オリバーのおまんこも楽しませてあげるからね」

クラウスに言われるまま、オリバーは素直に尻を高くあげた。
オリバーの尻穴は、さっきから疼きっぱなしでひくついているし、勃起した陰茎からはよだれのようにだらだらといやらしい蜜がこぼれ落ちている。
もうクラウスが欲しいことを隠せるような余裕は、オリバーにだってなかった。

「いい子だな、オリバー。いま、ご褒美をあげよう」

高くあげたオリバーの腰を、クラウスが抱えるように押さえつけた。
それから、濡れた舌がべろべろと尻穴を舐めまわす。
長いからこそできる技だが、残念なことに中にまでは入ってこない。
その代わりということなのか、きゅんっとひくついた尻穴に、今度はクラウスの肉球がふにりと押し当てられた。
人の手なら掌にあたる大きな肉球で、クラウスはひくつくオリバーの尻穴をゆっくりと捏ねるように撫ではじめる。
気持ちいい。
ただ丸いだけではない肉球が、オリバーの尻穴をいやらしく揉んでいる。
ひくつく尻穴は、その肉球を頬張ろうとでもいうのか、いやらしく口を開けて歓迎しはじめた。

「さあ、オリバー。私のことも楽しませておくれ」

喉穴を塞ぐクラウスの陰茎が、ぐちりぐちりと肉襞を撫で責める。
狭い穴が拡げられるのは苦しくて、息を奪われると辛くてたまらない。
それなのに、オリバーの体は、クラウスの陰茎を口いっぱいに頬張って離そうとはしなかった。
むしろ、もっと欲しいとねだるように、きゅんきゅんと子犬のように甲高い声で鳴く。

「オリバー、あまり可愛いことばかりするものではないよ。そんなことばかりしていると、本当に止められなくなってしまうだろう?」

オリバーは、きゅーんっとしおらしく鳴きながら、尻を振ってクラウスにおねだりを繰り返す。
もっと、もっと、いじめていいよ、と声にはならない声でねだる。

「オリバーは、素直ないい子だと思って優しくしてあげようとしていたのに、私を煽るなんてとても悪い子だったんだな。まったく、オリバーはいたずらっ子で困るね。お仕置きをしてあげなくてはいけないじゃないか」

お仕置きと言われても、オリバーの尻尾は大きく振れるだけだ。
だって、オリバーはクラウスのことを愛しているから。
クラウスのしてくれることなら、なんだって嬉しいのだ。

「……まったく、いたずら狼め。子どもの頃のように、お尻ぺんぺん程度では許してやらないからな」

オリバーは、もう一度、きゅーんっとしおらしく鳴いて、クラウスの陰茎に優しく牙を突き立てた。
もう、オリバーは小さな子どもではないのだと、クラウスに教えてやるために。
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