狼の憂鬱

うしお

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淫らな夢は続く

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オリバーは旅をする間も、淫らな夢を見続けている。
そのせいで、絶対に野宿することができないため、旅は必然的にとてもゆっくりなものになった。
夜を重ねるごとに、淫らな夢はどんどんひどくなっていく。
その淫らな夢の中には、オリバーと出会ったばかりの若いクラウスや、落ち着き払った初老のクラウス、そして会ったこともない少年のようなクラウスなど、年齢に違いはあれど必ずクラウスが現れ、オリバーを優しく射精へと導いた。
いつか、クラウスと恋仲になりたいと願っていたからなのだろうか。
オリバーは、どんなクラウスの言葉にも逆らうことなく、すべてを捧げ続けている。
陰茎を扱かれ、見られながら射精し、小便を漏らせと言われれば素直に漏らした。
尻穴をいじられても足を抱えて我慢したし、自分でしてごらんと自分の指を入れさせられたこともある。
クラウスと一緒に指を入れた時は、どこがオリバーの気持ちいいところなのか、しっかり理解するまで許してもらえなかった。
夢の中でクラウスはオリバーのすべてを支配し、オリバーはクラウスにすべてを支配されることを悦んだ。

「くらうっ、くらうっ、おしりがへんだよっ、ぐちゅぐちゅすると、きもちいいのとまんないのっ、またせーしがでちゃうよっ、おしりのあなぐちゅぐちゅして、きもちよくなっちゃうっ」

尻穴に自分の指を入れ、弱点ともいうべきしこりをぐちゅぐちゅと引っ掻きながら、クラウスにちんこを撫でられている。
最近、尻穴がほぐれてきたので、入れる指は三本にまで増やされていた。

「オリバー、なにもおかしくないだろう? オリバーのそこは、おまんこなんだから」

「おまんこ、なの? おれ、おとこなのに、おまんこなの?」

「そうだ、オリバー。オリバーのここは、私専用のおまんこなんだ。私のぺニスを入れるためのメス穴だよ」

「んっ、くらうのちんこ、ここにいれるの? おれの、おまんこ、くらうせんよう?」

「そうだ。もう少し、オリバーのおまんこがやわらかくなったら、私のぺニスでオンナにする。だから、オリバーは毎日しっかりおまんこをぐちゅぐちゅして、やわらかくしておくんだ」

「うん、わかった。くらうのちんこが、はいるようにがんばる」

「……待ってるよ。その日が、早くくるように」

そんな夢を見て起きれば、いつものように下着を汚すたっぷりの精液と、じくじくと疼く尻穴がオリバーを責め立てた。
いつ見ても夢はクラウスを汚すようなものばかりで、すっかり体までそれに引きずられている。

「ほんっと、どんな夢、見てンだよ、オレは」

唸るように吐き捨てても、疼く尻穴がおさまることはない。
こうなってしまったら、イくまでおさまらないとこの旅の間に嫌というほど思い知らされている。

「クラウス、ごめん」

かつての思い人に断りを入れ、布袋から骨を取り出す。
すんすんっと骨から滲むクラウスの匂いを嗅ぎ、オリバーは躊躇いながらも口に含む。
ぺちゃぺちゃと骨をしゃぶりながら、精液まみれの尻穴を撫でていく。
ゆるりと綻んだ出口に指を挿し入れ、中をゆっくりと探るとすぐにクルミ大のしこりが見つかる。
すっかり探し慣れたオリバーの快楽の泉だ。
かりかりとんとんとしこりを優しく責めながら、口に含んだ骨をしゃぶるとオリバーの心は夢の中に堕ちていく。

「くらうぅ……っ」

小さくその名を囁いてしまえば、オリバーはもう誰にも止められない。
汚れたズボンを脱ぎ捨て、咥えていたクラウスの骨を尻穴に押し当てる。

「くらう、おれのここ、せんようおまんこだから、くらうが、きもちよくして」

クラウスに犯してもらわなければ。
尻穴にクラウスの骨を押し込み、ごりごりとしこりに押し付けながら抜き挿しを繰り返す。
淫らな夢を見たあとは、こうしなければ一日中オリバーの尻穴は疼きっぱなしになってしまう。
馬車に乗れば、その振動で狂いそうなほど気持ちよくなり、とてもではないが旅を続けられそうにない有り様だ。
だから、仕方がないのだと、それを言い訳にしてクラウスの骨に尻穴を犯させる。
ずぷずぷと容易く飲み込む骨は、初めて尻穴を犯したものよりはるかに太い。
少しずつ少しずつ、夢の中でそうしているように、オリバーの尻穴はやわらかくほぐされていた。

「くらうっ、くらうのちんこ、いれてっ、はやく、おれを、おんなにして」

小さな声で願いながら、死した相手の骨に犯されてイく。

「おれを、はやく、あんたのものにして」

飛び散った精液は顔まで飛んで、まるで涙のようにオリバーの顔を彩った。
硬い骨は何も語ることなく、オリバーの熱を冷ましていく。

「……ほんと、さいてーだ」

そうして熱が冷めたあと、残されたのは尻穴に骨を埋めた憐れな男だけだった。
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