秘密の閨授業

うしお

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二日目リノ、妻役

13、最後の覚悟

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「ふふ、かわいいな。入れただけなのに、もう蕩けちゃうの? これから俺が魔力を流したらどうなってしまうんだろうね」

「ぁっ、あっ、まって……ぇっ、まってぇ……っ」

彼の手が、魔法具を優しく握り、リノの奥をやわらかく突く。
これから、ここに洗浄の魔法をかけるぞ、という宣言だろう。
リノは、魔法具で軽く突かれているお腹の奥が、期待にびくびくと震えるのを感じ、未知なる快感に怯えて喘いだ。

「うーん、ごめんね。待っててあげたいけど、俺ももう限界なんだ。こんな風になったら、男はつらいってこと、わかるでしょう?」

困ったように笑う彼は、リノの手から落ちそうになっていた媚薬の小瓶を取り上げると、代わりに硬くなった自分の陰茎を握らせる。
彼の陰茎は、大きく仰け反りながらそそり立っていた。
リノの手が触れるだけで、彼の陰茎はびくびくと震えながら、とろりと蜜をあふれさせる。
限界だ。
こんなにも大きく勃起した陰茎が、これから行われるだろう性行為を我慢できるわけがない。
リノだって、我慢ができなくなって彼に挿入をねだったのだから。

「んっ、んんっ、わか、る……っ」

リノは、手にした熱の塊をなだめるように優しく撫でながら、こくんこくんと頷いた。
蜜があふれるほど硬くそそり立つ陰茎に、どれだけ男の欲が詰め込まれているのか、昨日体験したばかりのリノにはわかる。
この陰茎は、いますぐにでも、小さな穴に入り込んで溜まった熱を吐き出したいと猛っているのだ。

「もう。そんなに撫でたらダメって、言わなくてもわかるでしょう? 悪い子だなぁ。俺が、優しくしてあげられなくなったら、どうするの?」

「……ゃ、ぁ、だめ……やさしく、してぇ……」

涙をにじませた目で彼を見上げたリノは、ぎらぎらと輝く琥珀色の瞳に囚われ、背筋をぞくぞくと震わせる。
とても怖いけれど、ものすごく真剣で、彼がどれだけリノを欲しがっているのか、伝わってくるような視線だ。
こんな目で見つめられたら、きっと誰もが彼にすべてを差し出してしまうだろう。
リノもいま、そんな気持ちだ。
全部、食べられてしまいたい。

「本当に、悪い子。そんなに、ひどくされたいの?」

リノは、彼の問いに答えられなかった。
自分はどうされたいのだろう。
リノを食べてとねだるのは、少し違うような気がする。
妻役のリノは、これから口ではない部分から、彼を食べさせられる側になるのだから。

「……ねぇ、否定しなくていいの? このままだと、俺にひどいこと、されちゃうよ?」

リノがどう答えようかと考えている間に、彼はすべての準備を整えていた。
残りが少なくなった潤滑油の入った小瓶も、挿入する前に陰茎に嵌める魔法具も、すぐ側に置かれている。
いつでもそれを使えるように。
彼はすでに全裸で、陰茎を硬く勃起させており、リノはその目の前で、陰茎をゆるやかに勃起させながら秘処を蕩けさせている。
繊細なレースと薄絹でできた下着を身に着けたまま魔法具を挿入されたリノの体は、静かに洗浄されるのを待っていた。

「これを、着けてくれるかな?」

彼の手に乗る魔法具を見つめ、リノはついにそのときがきたのだと頷いた。
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