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二日目リノ、妻役
7、共有される感覚
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「それなら、こっちも気持ちよくしてあげないとね」
ずっと指で扱かれていた乳首に、彼の唇が優しく口付けを落とした。
ちゅっと口付けられた乳首は、しっかりと硬くなっている。
彼は乳首のすぐ側でふっと微笑んで、そのままぱくりと咥え込んだ。
濡れた舌先が、リノの乳首をやわらかく包み込む。
ぢゅわりと濡れた感触がリノの乳首を包み込み、それからきゅうっと締めつけてくる。
すでに蕩かされてしまった乳首と同じだ。
どちらの乳首も、やわらかくつまみあげられているような感覚に苛まれ、先っぽをちろちろと舐められている感覚がする。
ふたつの乳首を、同時に舐められているみたいだった。
それは、リノが味わったことのない初めての快感を生んだ。
「あっ、あ……っ、なんで、ああっ、きもちっ、きもちぃい、よぉ……っ」
「ふふ、この下着はね、初めてでも乳首で気持ちよくなれるように補助してくれる下着なんだよ。乳首は、舐められるのが好きな子もいるし、こうやってつままれるのが好きな子もいるよね。つままれるのが好きな子は、手が二本あるからやろうと思えばふたつ一緒につまんであげられるけれど、ひとつしかない口では、ふたつの乳首を同時に舐めてあげることはできないでしょう? それに、ふたつの乳首を満足するまで舐めてあげるには、夜はとても短すぎるんだ」
「ひっ、ぁああッッ」
リノは、乳首にちゅっと口付けられて体を仰け反らせる。
先程よりもわかりやすく、乳首が快感に貫かれていた。
「でも、この下着を着ければ叶えてあげられる。この輪とリボンが、ふたつの乳首の感覚を繋いでくれるんだ。どちらか一方しか舐めてあげられなくても、常にどちらの乳首も気持ちよくなれるようにね。使い方は、こうやって輪を乳首にはめて、魔力を流しながら舐めてあげるだけでいい。……それに、この輪には着けている子の乳首を敏感にしてくれる機能もあるんだよ」
「ンああッッ」
乳首をちゅうっと吸われただけで、全身が仰け反った。
射精したくなる快感とは違うものだが、とても強い快感が全身を貫いていったのだ。
軽く口付けられただけのさっきよりも、はるかに気持ちいい。
「ね? すごく気持ちいいでしょう?」
「ひっ、ひンンッ、だめっ、すっちゃっ、すっちゃだめぇっ」
「これのすごいところは、このリボンをしっかり舐めて濡らしておくだけで、新しく魔力を流さなくてもいつまでも効果が発揮されるところかな? 一応、感覚増強下着って名前がついているんだけれど、その名前は一般的にはあまり使われていないかも。実はこれ、ちょっと人聞きは悪いけれど、開発下着とか調教下着って呼ばれてるみたいなんだよね。だから、初夜にこの下着を着けるってことは、貴方好みに調教してくださいっておねだりしているのと同じことなんだよ。どうやら君は、これのことを知らなかったみたいだけれど、ね。俺としては、せっかくおねだりしてもらったことだし、予行練習も兼ねてこれからしっかり活用させてもらおうと思ってるよ。君には、昨日のお礼もしたいからね」
「ぁ……ぁ、っ、ご、ごめ、ごめんなさ……っ」
リノの乳首のすぐそばで、琥珀色の瞳が妖しげな光を放つ。
昨日の夜、彼の乳首をリノがたくさん舐めて、責め立ててしまったことを怒っているのかもしれない。
慌てて謝ろうとするリノの頬を、彼の手が優しく撫でる。
「謝らなくていいんだよ。今日の君は、俺に可愛がられるのが役目なんだからね。そのまま、たくさん気持ちよくなっていればいいんだ。君は、全部俺にくれたでしょう?」
「……ぁ、は……ぁ、っ」
囚われてしまったリノの前で、彼の舌から唾液の塊が乳首に向かって落とされる。
乳首に通された輪に結ばれたリボンは、その唾液を吸ってどんどん変色していった。
どちらの乳首にも等しく唾液の塊が落とされ、リボンがびっしょりと濡れていく。
それだけで、リノの乳首は触られてもいないのに、じんじんと疼きはじめていた。
「これでしばらくは大丈夫だね。またあとで、じっくり可愛がってあげるよ。ちゃんとほぐしておかないと、実技に進めないからね」
ずっと指で扱かれていた乳首に、彼の唇が優しく口付けを落とした。
ちゅっと口付けられた乳首は、しっかりと硬くなっている。
彼は乳首のすぐ側でふっと微笑んで、そのままぱくりと咥え込んだ。
濡れた舌先が、リノの乳首をやわらかく包み込む。
ぢゅわりと濡れた感触がリノの乳首を包み込み、それからきゅうっと締めつけてくる。
すでに蕩かされてしまった乳首と同じだ。
どちらの乳首も、やわらかくつまみあげられているような感覚に苛まれ、先っぽをちろちろと舐められている感覚がする。
ふたつの乳首を、同時に舐められているみたいだった。
それは、リノが味わったことのない初めての快感を生んだ。
「あっ、あ……っ、なんで、ああっ、きもちっ、きもちぃい、よぉ……っ」
「ふふ、この下着はね、初めてでも乳首で気持ちよくなれるように補助してくれる下着なんだよ。乳首は、舐められるのが好きな子もいるし、こうやってつままれるのが好きな子もいるよね。つままれるのが好きな子は、手が二本あるからやろうと思えばふたつ一緒につまんであげられるけれど、ひとつしかない口では、ふたつの乳首を同時に舐めてあげることはできないでしょう? それに、ふたつの乳首を満足するまで舐めてあげるには、夜はとても短すぎるんだ」
「ひっ、ぁああッッ」
リノは、乳首にちゅっと口付けられて体を仰け反らせる。
先程よりもわかりやすく、乳首が快感に貫かれていた。
「でも、この下着を着ければ叶えてあげられる。この輪とリボンが、ふたつの乳首の感覚を繋いでくれるんだ。どちらか一方しか舐めてあげられなくても、常にどちらの乳首も気持ちよくなれるようにね。使い方は、こうやって輪を乳首にはめて、魔力を流しながら舐めてあげるだけでいい。……それに、この輪には着けている子の乳首を敏感にしてくれる機能もあるんだよ」
「ンああッッ」
乳首をちゅうっと吸われただけで、全身が仰け反った。
射精したくなる快感とは違うものだが、とても強い快感が全身を貫いていったのだ。
軽く口付けられただけのさっきよりも、はるかに気持ちいい。
「ね? すごく気持ちいいでしょう?」
「ひっ、ひンンッ、だめっ、すっちゃっ、すっちゃだめぇっ」
「これのすごいところは、このリボンをしっかり舐めて濡らしておくだけで、新しく魔力を流さなくてもいつまでも効果が発揮されるところかな? 一応、感覚増強下着って名前がついているんだけれど、その名前は一般的にはあまり使われていないかも。実はこれ、ちょっと人聞きは悪いけれど、開発下着とか調教下着って呼ばれてるみたいなんだよね。だから、初夜にこの下着を着けるってことは、貴方好みに調教してくださいっておねだりしているのと同じことなんだよ。どうやら君は、これのことを知らなかったみたいだけれど、ね。俺としては、せっかくおねだりしてもらったことだし、予行練習も兼ねてこれからしっかり活用させてもらおうと思ってるよ。君には、昨日のお礼もしたいからね」
「ぁ……ぁ、っ、ご、ごめ、ごめんなさ……っ」
リノの乳首のすぐそばで、琥珀色の瞳が妖しげな光を放つ。
昨日の夜、彼の乳首をリノがたくさん舐めて、責め立ててしまったことを怒っているのかもしれない。
慌てて謝ろうとするリノの頬を、彼の手が優しく撫でる。
「謝らなくていいんだよ。今日の君は、俺に可愛がられるのが役目なんだからね。そのまま、たくさん気持ちよくなっていればいいんだ。君は、全部俺にくれたでしょう?」
「……ぁ、は……ぁ、っ」
囚われてしまったリノの前で、彼の舌から唾液の塊が乳首に向かって落とされる。
乳首に通された輪に結ばれたリボンは、その唾液を吸ってどんどん変色していった。
どちらの乳首にも等しく唾液の塊が落とされ、リボンがびっしょりと濡れていく。
それだけで、リノの乳首は触られてもいないのに、じんじんと疼きはじめていた。
「これでしばらくは大丈夫だね。またあとで、じっくり可愛がってあげるよ。ちゃんとほぐしておかないと、実技に進めないからね」
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