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一日目リノ、夫役
4、甘く蕩ける体
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そこからリノはがんばった。
透けた女性ものの衣装を着た彼から、優しくガウンを取り上げ、ゆっくりとベッドに寝かせる。
ベッドに横たわり、潤んだ琥珀色の瞳で見上げてくる彼はとても魅力的で、リノは自分の理性が試されていると感じた。
「優しく、するからね」
「……はい」
ゆっくりと口付けてから、全身に愛撫を加える。
唇を重ねながら、閉ざされたそこを舌先で優しくくすぐってやれば、彼はうっすらと唇を開き、リノの舌を受け入れてくれた。
震えている彼の舌を、ゆっくりと舐めながら舌でなだめつつ、右手で彼の頬や耳を撫でて反応を探っていく。
耳に触る度に、きゅっと硬くなる舌先を唇でやわらかく食みながら、右手を首筋からゆっくり胸元へと滑らせた。
そこには、女性のような膨らみは存在しない。
だが、リノにはそれがとても愛しく思える。
薄く透けるような衣装の中でつんと勃ちあがった乳首を、布越しのまま指先で掠めるように愛撫しながら軽く仰け反った彼の舌をすすり上げた。
「ンぅ……っ」
逃げようとする舌をぢゅぢゅっと強めに吸いながら、布越しに乳首をつまみ上げ、こりこりとした先端を愛撫する。
衣装の布地が乳首と擦れ、しょりしょりと音を立てるのがいやらしい。
舌と乳首を同時に責められ、初めての快感にびくりびくりと体を跳ねさせる彼を、リノはこっそりと目を開けて見つめていた。
口付けの最中は、目を閉じるべきだと教えられていたが、どうしても彼の反応が見たかったのだ。
困ったように眉を下げながらも、リノの舌に応えようと必死に体を差し出す彼を、リノはとても美しいと思う。
うっすらと開いた琥珀色の瞳を見ながら、リノは彼の舌に舌を絡めた。
リノが興奮しているからなのか、口の中から唾液がたっぷりと分泌され、舌を伝い落ちていく。
嫌がるかな、とリノはほんの少しだけ心配したが、それはすぐに解消された。
彼は流れ落ちてきた唾液を、躊躇うこともなくごくりと飲み込んでしまったのだ。
他人の体液を躊躇わずに飲み込むなんて、とますますリノの気持ちは高まっていく。
「ルーナ、僕の女神。もっと、君を愛させて」
たっぷりと味わった舌と唇を解放し、リノは次なる目的地を乳首に定めた。
もちろん、そこにたどり着く前に、触ってみて反応がよかった耳をしゃぶり尽くすことも忘れない。
枕を掴んでいた彼と指を絡めるようにして手を繋ぎ、耳の外側から穴の中まで舌を挿入して愛撫した。
実践で黒い仮面の男がしていたように、反対側の耳を塞ぐことも忘れない。
やはり、彼にとって耳は性感帯の一部だったようで、素晴らしい反応を見せてくれる。
可愛らしく喘ぎながら「耳はもう、許して」とねだられたが、リノは三度も聞き取れなかった振りをして激しく責め立ててしまった。
申し訳ないとは思うが、可愛らしい反応をする彼が悪いのだ。
それから、リノはくったりとした彼の乳首を衣装ごとすすり上げ、新しい悲鳴をあげさせることに成功する。
濡れた布地が乳首に擦れると余程気持ちいいのか、彼の反応はとても顕著だったので、たっぷりと舐めて濡らした衣装ごと指先でつまんで擦るとすすり泣くような喘ぎ声と共に、全身を弓なりにそらせて悦んでくれた。
舌と指先を駆使して、乳首を左右同時に愛撫すると、初めてとは思えないほどいやらしく体をくねらせて悦んでくれる。
「かわいい……もっと、もっと、気持ちよくなってね」
透けた女性ものの衣装を着た彼から、優しくガウンを取り上げ、ゆっくりとベッドに寝かせる。
ベッドに横たわり、潤んだ琥珀色の瞳で見上げてくる彼はとても魅力的で、リノは自分の理性が試されていると感じた。
「優しく、するからね」
「……はい」
ゆっくりと口付けてから、全身に愛撫を加える。
唇を重ねながら、閉ざされたそこを舌先で優しくくすぐってやれば、彼はうっすらと唇を開き、リノの舌を受け入れてくれた。
震えている彼の舌を、ゆっくりと舐めながら舌でなだめつつ、右手で彼の頬や耳を撫でて反応を探っていく。
耳に触る度に、きゅっと硬くなる舌先を唇でやわらかく食みながら、右手を首筋からゆっくり胸元へと滑らせた。
そこには、女性のような膨らみは存在しない。
だが、リノにはそれがとても愛しく思える。
薄く透けるような衣装の中でつんと勃ちあがった乳首を、布越しのまま指先で掠めるように愛撫しながら軽く仰け反った彼の舌をすすり上げた。
「ンぅ……っ」
逃げようとする舌をぢゅぢゅっと強めに吸いながら、布越しに乳首をつまみ上げ、こりこりとした先端を愛撫する。
衣装の布地が乳首と擦れ、しょりしょりと音を立てるのがいやらしい。
舌と乳首を同時に責められ、初めての快感にびくりびくりと体を跳ねさせる彼を、リノはこっそりと目を開けて見つめていた。
口付けの最中は、目を閉じるべきだと教えられていたが、どうしても彼の反応が見たかったのだ。
困ったように眉を下げながらも、リノの舌に応えようと必死に体を差し出す彼を、リノはとても美しいと思う。
うっすらと開いた琥珀色の瞳を見ながら、リノは彼の舌に舌を絡めた。
リノが興奮しているからなのか、口の中から唾液がたっぷりと分泌され、舌を伝い落ちていく。
嫌がるかな、とリノはほんの少しだけ心配したが、それはすぐに解消された。
彼は流れ落ちてきた唾液を、躊躇うこともなくごくりと飲み込んでしまったのだ。
他人の体液を躊躇わずに飲み込むなんて、とますますリノの気持ちは高まっていく。
「ルーナ、僕の女神。もっと、君を愛させて」
たっぷりと味わった舌と唇を解放し、リノは次なる目的地を乳首に定めた。
もちろん、そこにたどり着く前に、触ってみて反応がよかった耳をしゃぶり尽くすことも忘れない。
枕を掴んでいた彼と指を絡めるようにして手を繋ぎ、耳の外側から穴の中まで舌を挿入して愛撫した。
実践で黒い仮面の男がしていたように、反対側の耳を塞ぐことも忘れない。
やはり、彼にとって耳は性感帯の一部だったようで、素晴らしい反応を見せてくれる。
可愛らしく喘ぎながら「耳はもう、許して」とねだられたが、リノは三度も聞き取れなかった振りをして激しく責め立ててしまった。
申し訳ないとは思うが、可愛らしい反応をする彼が悪いのだ。
それから、リノはくったりとした彼の乳首を衣装ごとすすり上げ、新しい悲鳴をあげさせることに成功する。
濡れた布地が乳首に擦れると余程気持ちいいのか、彼の反応はとても顕著だったので、たっぷりと舐めて濡らした衣装ごと指先でつまんで擦るとすすり泣くような喘ぎ声と共に、全身を弓なりにそらせて悦んでくれた。
舌と指先を駆使して、乳首を左右同時に愛撫すると、初めてとは思えないほどいやらしく体をくねらせて悦んでくれる。
「かわいい……もっと、もっと、気持ちよくなってね」
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