異種姦マニア

うしお

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ゴブリンの話

淫獣の宴 4

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粗末な小屋の中央に、青年はひとり横たえられていた。
全身がひくひくと痙攣を繰り返している青年の顔は、流した涙とあふれた唾液でぐしゃぐしゃになっていたが、ゴブリンたちが気にすることはない。
青年の体を戒めていた枷は、すべて外れていたが、自由になっているはずの青年に逃げ出そうとする気配はなかった。
ゴブリンたちにされるがまま、すべてを受け入れている。
青年を囲むゴブリンたちが、おもむろに位置を入れ換えはじめた。
最初の一匹が青年の足の間に陣取れば、二匹が同時に青年の手に性器を握らせ、最後の一匹が青年の頭を固定する。
ゴブリンの顔など見分けがつくわけもないが、心なしか青年の頭上に位置するゴブリンは不満そうに見えた。
代わりに、足の間に陣取ったゴブリンの顔は、嬉しそうに見えなくもない。
どちらも青年からすれば、どうでもいいことであろうが。
青年の体は、再びふたつに折り曲げられた。
大きく足を開かされ、青年のほぐされきった尻穴とそれに押し当てられているゴブリンの猛った性器が本人からよく見える位置にある。

「ぃ、や……ぁ、ぃれな……ぃで……んぐッッ、ぅぶっ、んぶ、ぅンンッッ」

ゴブリンによって体を服従させられてしまった青年は、せめてその瞬間は見たくないと目を逸らそうとしたが、青年の頭を固定していたゴブリンがそれを許さなかった。
上を向かされた青年の口が無理矢理開かされ、開いた喉穴に舌がねじ込まれていく。
喉の奥の奥まで蠢く舌に犯され、与えられた快感に背中を反らした青年の乳首を、青年に性器を握らせていた二匹のゴブリンがつまみあげた。
ぷっくりと膨れるまで責められてから、それまで放置され続けていた乳首が、乳輪ごと擂り潰すように捏ねられる。
じっくりと教え込まれた快感だ。
忘れられるわけがない。
堪えようのない快感の嵐に、青年の体は少しずつ絶頂へ押し上げられていく。
すでに一度、快楽に堕ちた体だ。
その頂きへ上がるための道をよく知っている。
飲まされる舌を悦んで受け入れ、擂り潰される乳首に歓喜の悲鳴をあげながら、与えられる快楽を貪るように味わう。
唯一、快感を与えられていない青年の尻穴は、押し当てられたままのゴブリンの性器に口付けをねだるかのようにひくひくと吸い付いていた。
あともう少しで絶頂できる、というところで、青年は飲み込まれかけていた快楽の渦から解放される。
喉奥からは舌が抜き出され、乳首を擂り潰していた指は離れた。

「……ぉ、して……っ」

どうしてやめてしまうのか、と問いかける青年に答えるものはいない。
代わりに、足の間に陣取っていたゴブリンが、自身の性器を見せつけるかのように、青年の尻穴をずりりと擦りあげた。
ぼこぼこぼことでこぼこな性器が、青年の尻穴を疼かせる。

「ぁ……っ、それ……っ」

グロテスクなゴブリンの性器は、人のものとは少し違う形をしていた。
亀頭のような膨らみは似ていたが、それが五つほど連なってできている。
人の性器のようになめらかな曲線を持つ竿はなく、亀頭だけを集めてできているような性器だ。
先端には、だらだらと先走りを垂らす穴があるが、ひどく大きなその穴は呼吸するかのように開閉を繰り返している。
本来なら、メスを確実に妊娠させるために、あの穴でしっかりと子宮口を捉える仕組みなのだろう。
青年の尻穴に子宮口など存在しないが、性交に飢えたゴブリンからすれば、もはや穴でさえあればどうでもいいのかもしれない。
いずれにせよ、あの大穴から射精をすれば、とてつもない量の精液がメスの胎内に送り込まれることになるのは間違いなかった。
そして、それがこれから青年の尻穴に挿入されるものだということも間違いなかった。
青年の尻穴は、これからあの性器で犯され、メス穴に変えられてしまうのだ。

「ぁっ、ンンッ」

ぽたりと垂れた先走りに、青年の尻穴がひくひくと震えた。
だがそれは、恐怖から来るものではなく、期待から来ている震えだった。
もはや青年には、頭を押さえられていなくても、その光景から目が離すつもりはなくなっていた。
二本の舌よりもわずかに太く、長すぎるほど長いゴブリンの性器に、いまにも犯されようとしている尻穴をじっと見つめ、その時が来るのを待ち構えている。
青年は、ゴブリンから与えられた快感で、すでに狂わされていた。
グロテスクな性器を受け入れる尻穴が、どのような快感で狂わせてもらえるのかと、そのことばかりを考えている。
けれど、ゴブリンは動かない。
青年の尻穴に性器を押し当て、じっとその顔を見つめるだけだ。

「ぁあ……っ、なんでぇ……っ、なんで、しなぃ、のぉ……っ、ほし……っ、ほしぃ……っ」

ゴブリンと青年のにらみ合いは、それほど長くは続かなかった。
青年の唇が、ほしい、とねだったその瞬間。
ゴブリンの性器は、青年の奥深くにまで一気に埋め込まれていた。
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