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5-(4)※
しおりを挟む絶え間なく腹奥を擦られ続けた、ルトの腸がグルグルと鳴いてひくつく。振動が直接ラシャドの指まで届いたのか、くっと短く笑われた。柔い肉の抵抗を楽しんで、堪能されて、突き入れられる本数がさらに増える。
ルトの秘部から漏れる卑猥な音が大きくなった。数本の指をぐるりとまとめて掻き乱されて、肉の入り口を広げられる。それでも足りないと、埋めこまれた指の根元がいっそう大きな円を描いた。
「あぁッ」
「挿れるぞ」
熱を持ったラシャドの言葉にルトが息をのむ。数本の指が激しく引き抜かれて、擦られすぎた肉襞がじんじん疼く。異物感が抜けきらない穴に、そそり勃った先端が押しこまれた。
「あっ、あ、ァあ――っ!」
「ち、キツすぎる……あんだけ広げてやったってのに。おい、穴を緩めろ。痛ぇ」
不満そうに言うが、突き入れる腰の動きを止めるつもりはないらしい。浮き上がったルトの腰骨をがつと掴まれ、腹奥を力任せに突き上げられた。
「うあッ――あぁ、ぁ、いっ」
ルトの中にある種とともに最奥を穿たれた。逞しい腰ががんがん音を立ててルトの内部を突く。ルトの腹がラシャドの男根を形どった。勇ましい逸物で押し上げられたのか、男根のすぐ上にも丸い形の異物が、ルトの腹にぽこりと飛び出た。
「いあぁっ、あぁっ、ひ、ぃっ……と、止まっ、てぇっ」
「もうこれ以上、この体勢じゃ挿入んねぇよ」
「ひっっ、ひいっっ……っ!」
行き止まったラシャドの男根は、さらにルトの体内に侵入しようと角度を変える。抽挿に揺れるルトの片足を担ぎ、横抱きにした姿勢で勢いよく突きだした。何度も擦られては突かれ、陰茎をくわえた入り口がびりびり痛い。また血が出たかもしれない。
いっそのこと、ルトの中で早く精液を吐き出して終わってほしいとさえ思う。けれどラシャドの放出は、彼の猛々しい男根を根元まで受け入れなければ終わらないのだ。
初めてされたときは、体調が完全に整うまで四日かかった。魔術師が傷を治したといっても腸内はずっと捩れている感じがしたし、食事も喉をとおらなかった。癒されたはずの傷が疼いて、歩くのさえ億劫で、排泄するのだって嫌だった。
あんな惨めな思いはたくさんだ。すでに、こんなに苦しいのに。早く終わって欲しくて、早く解放されたくて。自分の感情がコントロールできなくて、ルトは本気で泣きが入った。
「う、うぅー、あぅっ、うぅぅっ……も、やぁぁ……っ」
「まだだ」
「ひぁっ、うっ、あッ、やっ、だっ、やだぁっ、ぬい、抜い…ってよぉ……っ」
「まだ挿れきってねぇぞ、全部突っこむに、決まってん、だろがっ」
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