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第十六章
第七十一話 決着
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辺りの明るさが元に戻ると、そこには倒れたヒイデと黒焦げになったヤインがいた。
「やっ、やった……のか?」
ヒイデは焼けた肌に薬草をつけながら、ヤインの元へと向かう。ケンギとキンテイも集まってきた。
「……完全に死んでいる。俺たちの勝利だ!」
「よっしゃーー!」
「ふぅ、良かった。」
三人は大いに喜んだ。ついに侵略者のトップを倒し、安心したのだ。
「さぁ、ワンデさんの所へ戻ろう。日が出るまでに帰らなくちゃならないからな。」
「うむ。早速戻るとしよう。」
ヒイデとキンテイは急いでワンデの所へ戻ろうとした。しかし、ケンギはずっと立ち止まっていた。
「おいケンギー! 早く戻るぞー!」
「……あぁ。ごめん。ちょっとシグマさんのことを考えてた。」
「……シグマのこと、ずっと気にしてるな。でも死んじまったもんはしょうがない。核を貫かれて生きられる奴なんていないからな。」
「そうだよな……だけど、それでも、心残りなんだ。」
ケンギたちが話していると、闇王官邸の窓から大きな声が聞こえた。ワンデだ。
「ケンギたちー! ここから乗れるかー?」
「ワンデさん! 来てくれたんですね!」
「どでかい爆発音が聞こえたから、そろそろ終わったかと思ってな! さぁ、乗った乗った!」
キンテイとヒイデが乗り、ケンギも乗ろうとした、そのときだった。
「うわっ!」
ケンギの腕が何者かに掴まれ、ロボットから引きずり下ろされてしまった。
「け、ケンギ!? どうしたんだ!?」
「わからない! この闇の塊が、俺を何処かへ引っ張ってる!」
「しまった。もう時間がないのに……。」
「ワンデさん! 俺がこいつをなんとかします! だから先に帰ってください!」
「し、しかし……。」
「必ず帰ります! だから、信じて先に戻っててください!」
「……わかった。さぁ、飛べ!」
「ピピー、浮キマス、浮キマス。」
ワンデたちはケンギを置いてルークスへと帰っていった。
ケンギはそのまま引きずられ続け、闇王官邸の地下まで連れてこられた。
「ここは……どこだ……?」
「ようこそ、ケンギさん。お待ちしていました。」
ケンギは声のする方へ顔を向けた。するとそこには二つ目のついた巨大な闇の塊があった。
「私は闇の星の原動力【ダース】です。貴方がたが倒した闇の星の動物含め全てを統べています。」
「それで、俺になんの用があるんだ?」
「私を倒さぬ限りは、ルークスは常に攻撃され続けるでしょう。ヤインを倒したくらいで全てを終えたつもりの貴方たちが気に食わなかったのです。」
「お前が真の黒幕ってわけか……。だったら、俺が倒してやる!」
「おっと! そうはいきませんよ!」
突撃するケンギを、ダースは吹き飛ばした。吹き飛ばされて壁に衝突したケンギは、そのまま闇の塊で縛られてしまった。
「くっ! 俺をどうするつもりだ!」
「闇の結晶ほどではないけど、貴方からもある程度の闇の力を感じます。だから、貴方から闇の力を引き抜きます。」
「俺に闇の力なんてないぞ! ヒト生まれだからな!」
「別にそんな生物でも、負の感情という闇の力が存在しているのですよ。貴方からは師匠を助けられなくて負の感情が溢れ出ています。」
「……闇の力を抜いたら、どうするんだ?」
ダースはニヤリと笑った。
「貴方を、第二のヤインにしようと思うのです。」
「第二のヤインだと?」
「彼も最初は貴方のように正義感に満ち溢れていました。でも、私はそう言った無駄な勇気が大嫌いなのですよ。だから、私の望む、悪に満ち溢れた闇王にしてやりたいのです。」
「俺もそうするのか?」
「えぇ。貴方のその希望に満ちた目、実に気に入らない。だから今から、私好みの姿にして今度こそ闇の結晶を手に入れてみせるわ。」
ケンギは自分がこれから悪の存在にされてしまうことの恐怖で絶望していた。拘束を解ける人物がどこにもいなく、自分で千切ろうにもかなり強く縛られていて解けない。
「さぁ、今から貴方をこの星の王にしてあげますよ。」
「俺は何をされようと絶対に闇王にはならない!」
「……さぁ。話はこれくらいにしておきましょうか。闇王にするための処置を今から貴方に施しますよ。ホッホッホ。」
(ちくしょう、闇王になんかなりたくない! 誰か、誰か……!)
ケンギは祈った。自分を助けてくれる存在を、ただひたすらに祈った。
「さぁ、まずは脳から闇の力を引き抜いてあげましょうか!」
ケンギに触手が伸びる。
(誰か! お願いだ! 誰か!)
「ホッホッホ、もう少しで貴方は闇王になれますよ。」
ケンギの目の先にまで触手が伸びたそのとき、触手が何者かによって切断された。同時にケンギの拘束も解かれた。
「な! あ、貴方は……!」
「よう。随分待たせたな、ケンギ。」
「シグマさん……! 夢じゃないですよね……?」
「自分の頬をつねってみろ。」
「いだっ! ほ、本当にシグマさんなんですね……!」
頬をつねってもシグマの姿は消えていなかった。どうやら本当に、本当にシグマが生きていたようだ。ケンギは感動して涙を流している。
「さぁ、ダースさん。俺の身体をこき使った分、落とし前をつけてもらうぞ。」
「ホホホ。貴方の方がケンギさんよりも闇王の資格がありますね。作戦変更。シグマさん、貴方を闇王にします。」
「できるもんならやってみろ。俺は既に貴様を倒す手段を考えついている。もうお前に勝ちの未来はない。」
対峙する二人とダース。ケンギは剣を構え、シグマは左手にひたすら力を込めている。
「ケンギ、しばらく奴の攻撃を誘導してくれ。もう少し時間が必要なんだ。」
「わかりました!」
ケンギは前へ進むと、技を放った。
「はぁ! 指ライター!」
「キャ! 火は危ないわ!」
火の呪文をかき消すことに必死なダース。触手が次々と火傷を負っていく。
「うわ、熱い! こうなったら、武器を変えるしかないわね。」
ダースの触手が収納され、ケンギを引きずったときに使ったであろう闇の塊を取り出した。闇の塊でケンギを攻撃せんと追い回す。
「さぁ、これで粉々にしてあげるわ!」
「ちっ! あれは食らったらやばそうだ。」
闇の塊から逃げ続けるケンギ。しかし、闇の塊が一つ、シグマの方へと向かっていっていた。
「シグマさん、危ない! ザッシュ!」
シグマの方へと伸びていた闇の塊は、ザッシュによって真っ二つに斬られ、機能を停止した。
「ケンギ、ありがとう。もう少しだ。あと少しで完成する。」
「わかりました!(シグマさん、どんな技を繰り出すんだろう……。)」
「ホホホ! 物理がダメなら、呪文だって使えるわよ!」
ケンギはダースから放たれる呪文や武器をかわし続けている。
「はぁ! えい! やぁ!」
時折後ろから放たれる呪文や塊を、剣でどんどん跳ね返していく。跳ね返した呪文には火が灯り、ダースにほんの少しずつダメージが蓄積していく。
(そろそろ頃合いか……。よし、ケンギ! 今から技を放つ! できるだけ離れていてくれ!)
(シグマさん、わかりました!)
「ダース、お前もこれで終わりだ!」
ダースはシグマの方を見つめる。その頃には、シグマはダースの目の前にいた。
「食らえ! 嘘拳【八百】だ!」
「ギャアアアアア!」
「ケンギ、トドメだ! 今すぐこいつの中に火をぶち込んでやれ!」
「はい! これで終わりだ……はぁ!」
ケンギの剣が火を吹き、ダースの内部を焼いた。
「ホ、ホ、ホ。やるじゃない。」
「ケンギ、よくやった!」
「これで本当にこの星は終わりです。でも、貴方たちにいいことを一つ教えておきますよ。私の消えたこの星は、いずれ崩落するでしょう。貴方たちはこの星と共に死ぬのよ! ホホホホホ!……ホホ。」
そのままダースが灰となって消えると同時に、闇の星が崩れ始めた。
「やっ、やった……のか?」
ヒイデは焼けた肌に薬草をつけながら、ヤインの元へと向かう。ケンギとキンテイも集まってきた。
「……完全に死んでいる。俺たちの勝利だ!」
「よっしゃーー!」
「ふぅ、良かった。」
三人は大いに喜んだ。ついに侵略者のトップを倒し、安心したのだ。
「さぁ、ワンデさんの所へ戻ろう。日が出るまでに帰らなくちゃならないからな。」
「うむ。早速戻るとしよう。」
ヒイデとキンテイは急いでワンデの所へ戻ろうとした。しかし、ケンギはずっと立ち止まっていた。
「おいケンギー! 早く戻るぞー!」
「……あぁ。ごめん。ちょっとシグマさんのことを考えてた。」
「……シグマのこと、ずっと気にしてるな。でも死んじまったもんはしょうがない。核を貫かれて生きられる奴なんていないからな。」
「そうだよな……だけど、それでも、心残りなんだ。」
ケンギたちが話していると、闇王官邸の窓から大きな声が聞こえた。ワンデだ。
「ケンギたちー! ここから乗れるかー?」
「ワンデさん! 来てくれたんですね!」
「どでかい爆発音が聞こえたから、そろそろ終わったかと思ってな! さぁ、乗った乗った!」
キンテイとヒイデが乗り、ケンギも乗ろうとした、そのときだった。
「うわっ!」
ケンギの腕が何者かに掴まれ、ロボットから引きずり下ろされてしまった。
「け、ケンギ!? どうしたんだ!?」
「わからない! この闇の塊が、俺を何処かへ引っ張ってる!」
「しまった。もう時間がないのに……。」
「ワンデさん! 俺がこいつをなんとかします! だから先に帰ってください!」
「し、しかし……。」
「必ず帰ります! だから、信じて先に戻っててください!」
「……わかった。さぁ、飛べ!」
「ピピー、浮キマス、浮キマス。」
ワンデたちはケンギを置いてルークスへと帰っていった。
ケンギはそのまま引きずられ続け、闇王官邸の地下まで連れてこられた。
「ここは……どこだ……?」
「ようこそ、ケンギさん。お待ちしていました。」
ケンギは声のする方へ顔を向けた。するとそこには二つ目のついた巨大な闇の塊があった。
「私は闇の星の原動力【ダース】です。貴方がたが倒した闇の星の動物含め全てを統べています。」
「それで、俺になんの用があるんだ?」
「私を倒さぬ限りは、ルークスは常に攻撃され続けるでしょう。ヤインを倒したくらいで全てを終えたつもりの貴方たちが気に食わなかったのです。」
「お前が真の黒幕ってわけか……。だったら、俺が倒してやる!」
「おっと! そうはいきませんよ!」
突撃するケンギを、ダースは吹き飛ばした。吹き飛ばされて壁に衝突したケンギは、そのまま闇の塊で縛られてしまった。
「くっ! 俺をどうするつもりだ!」
「闇の結晶ほどではないけど、貴方からもある程度の闇の力を感じます。だから、貴方から闇の力を引き抜きます。」
「俺に闇の力なんてないぞ! ヒト生まれだからな!」
「別にそんな生物でも、負の感情という闇の力が存在しているのですよ。貴方からは師匠を助けられなくて負の感情が溢れ出ています。」
「……闇の力を抜いたら、どうするんだ?」
ダースはニヤリと笑った。
「貴方を、第二のヤインにしようと思うのです。」
「第二のヤインだと?」
「彼も最初は貴方のように正義感に満ち溢れていました。でも、私はそう言った無駄な勇気が大嫌いなのですよ。だから、私の望む、悪に満ち溢れた闇王にしてやりたいのです。」
「俺もそうするのか?」
「えぇ。貴方のその希望に満ちた目、実に気に入らない。だから今から、私好みの姿にして今度こそ闇の結晶を手に入れてみせるわ。」
ケンギは自分がこれから悪の存在にされてしまうことの恐怖で絶望していた。拘束を解ける人物がどこにもいなく、自分で千切ろうにもかなり強く縛られていて解けない。
「さぁ、今から貴方をこの星の王にしてあげますよ。」
「俺は何をされようと絶対に闇王にはならない!」
「……さぁ。話はこれくらいにしておきましょうか。闇王にするための処置を今から貴方に施しますよ。ホッホッホ。」
(ちくしょう、闇王になんかなりたくない! 誰か、誰か……!)
ケンギは祈った。自分を助けてくれる存在を、ただひたすらに祈った。
「さぁ、まずは脳から闇の力を引き抜いてあげましょうか!」
ケンギに触手が伸びる。
(誰か! お願いだ! 誰か!)
「ホッホッホ、もう少しで貴方は闇王になれますよ。」
ケンギの目の先にまで触手が伸びたそのとき、触手が何者かによって切断された。同時にケンギの拘束も解かれた。
「な! あ、貴方は……!」
「よう。随分待たせたな、ケンギ。」
「シグマさん……! 夢じゃないですよね……?」
「自分の頬をつねってみろ。」
「いだっ! ほ、本当にシグマさんなんですね……!」
頬をつねってもシグマの姿は消えていなかった。どうやら本当に、本当にシグマが生きていたようだ。ケンギは感動して涙を流している。
「さぁ、ダースさん。俺の身体をこき使った分、落とし前をつけてもらうぞ。」
「ホホホ。貴方の方がケンギさんよりも闇王の資格がありますね。作戦変更。シグマさん、貴方を闇王にします。」
「できるもんならやってみろ。俺は既に貴様を倒す手段を考えついている。もうお前に勝ちの未来はない。」
対峙する二人とダース。ケンギは剣を構え、シグマは左手にひたすら力を込めている。
「ケンギ、しばらく奴の攻撃を誘導してくれ。もう少し時間が必要なんだ。」
「わかりました!」
ケンギは前へ進むと、技を放った。
「はぁ! 指ライター!」
「キャ! 火は危ないわ!」
火の呪文をかき消すことに必死なダース。触手が次々と火傷を負っていく。
「うわ、熱い! こうなったら、武器を変えるしかないわね。」
ダースの触手が収納され、ケンギを引きずったときに使ったであろう闇の塊を取り出した。闇の塊でケンギを攻撃せんと追い回す。
「さぁ、これで粉々にしてあげるわ!」
「ちっ! あれは食らったらやばそうだ。」
闇の塊から逃げ続けるケンギ。しかし、闇の塊が一つ、シグマの方へと向かっていっていた。
「シグマさん、危ない! ザッシュ!」
シグマの方へと伸びていた闇の塊は、ザッシュによって真っ二つに斬られ、機能を停止した。
「ケンギ、ありがとう。もう少しだ。あと少しで完成する。」
「わかりました!(シグマさん、どんな技を繰り出すんだろう……。)」
「ホホホ! 物理がダメなら、呪文だって使えるわよ!」
ケンギはダースから放たれる呪文や武器をかわし続けている。
「はぁ! えい! やぁ!」
時折後ろから放たれる呪文や塊を、剣でどんどん跳ね返していく。跳ね返した呪文には火が灯り、ダースにほんの少しずつダメージが蓄積していく。
(そろそろ頃合いか……。よし、ケンギ! 今から技を放つ! できるだけ離れていてくれ!)
(シグマさん、わかりました!)
「ダース、お前もこれで終わりだ!」
ダースはシグマの方を見つめる。その頃には、シグマはダースの目の前にいた。
「食らえ! 嘘拳【八百】だ!」
「ギャアアアアア!」
「ケンギ、トドメだ! 今すぐこいつの中に火をぶち込んでやれ!」
「はい! これで終わりだ……はぁ!」
ケンギの剣が火を吹き、ダースの内部を焼いた。
「ホ、ホ、ホ。やるじゃない。」
「ケンギ、よくやった!」
「これで本当にこの星は終わりです。でも、貴方たちにいいことを一つ教えておきますよ。私の消えたこの星は、いずれ崩落するでしょう。貴方たちはこの星と共に死ぬのよ! ホホホホホ!……ホホ。」
そのままダースが灰となって消えると同時に、闇の星が崩れ始めた。
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