25 / 81
第二章 空中編
第二十四話 スカイ王国国王主催トーナメント予選 三
しおりを挟む
「さあ、二ブロック最終戦。ここまで勝ち残ったのは、サフィア捜索会とアンチ翼組だ。準備は良いか?」
両者とも武器を構え、王に向かってうなずく。それを確認した王は、試合開始の音を鳴らした。
「死ねぇ!」
アンチ翼組の長い槍がすさまじい速さで伸びる。狙いはジシャンのようだ。すっかり怯えきっているジシャンは、間一髪のところで防御呪文をかけたため、無事だった。
「ふぅ、ふぅ……危なかった」
「ちっ、防ぐなよな。いちいち元に戻すの大変なんだぞ」
「あのリーチじゃ、呪文も物理攻撃もまともに通らないな……」
「いいえ、一つ、近づく手があります」
「ラルド君、もしかして、ホースか?」
「メジスの速さなら、きっと槍が伸びるより早く攻撃出来るはずです。一人ずつ確実にやっつけます。それまでは、守りを固めていてください」
「ラルド君、一人で大丈夫か?」
「大丈夫です。任せてください」
(ラルド、いつからあんな自信家になったんだ? ま、根暗なのよりはマシか)
「いでよ! メジス!」
掛け声とともに、メジスが現れた。ラルドは急いで乗った。
「ふん、デカいホースに乗っただけか。お前ら! あのガキを集中狙いだ!」
メジスの方にあらゆる方向から槍が伸びる。その全てを避け、ラルドは剣を振る。
「ぐはぁ!」
アンチ翼組のうちの一人を斬る。胸部を斬られ、その場に倒れ込む。
「まずは一人目。次はどいつをやってやろうか」
「お前たち、地上人ごときにリードを許すな! あっちで固まってる奴らも攻撃しろ!」
「ふふふ。お前たち、私の後ろにいなさい」
「ニキス君、笑っちゃって、どうしたんだ?」
「狂人どもを相手にするのだ。人間を殺してもお咎め無しだから、愉快でしょうがない」
「コクリュウ! お前の弱点は知っているぞ!」
アンチ翼組は、揃ってニキスの目玉に槍を伸ばす。ニキスは首を傾けそれを避ける。その隙に、ラルドは二人を斬った。
「ぐぅ!」
「ぎゃあ!」
「ふぅ。あと二人か」
「リーダー! このままじゃ俺たち、殺されちゃいますよ」
ニキスの吐くブレスを避けながら、アンチ翼組の二人は作戦を練る。
「しょうがない。分身で奴らを惑わそう」
二人は分身をし、人数を三倍に増やした。
「かかれ! 相手はあのガキとコクリュウだ!」
「ちっ、面倒な。焼き払ってやろうか」
「メジス、まだいけるか」
「ヴィヒーン!」
ニキスとラルドは四方八方から伸びる槍を避け、反撃する。殺せど殺せどそれが全て分身で、アンチ翼組は何度もまた新しい分身を生み出す。流石にニキスとメジスに疲れが見え始めた。
「今だ! コクリュウの目をやれ!」
「ニキス君、危ない!」
「ぬぉ!? ギリギリだったな……」
ニキスの目の前に、防御呪文が張られる。あとちょっとのところで、槍を受け止めた。
「今のをやったのはあの女だ! 女を狙うぞ!」
「私も隠れてばっかりいちゃダメね……」
「お、おいジシャン、大人しく隠れてろって」
「彼らの狙いは私ただ一人よ。その間に本物を倒せる時間は作れるはずだわ」
ジシャンはリングの真ん中に座り込んだ。
「へへ、姉ちゃん、随分と肝が据わってるじゃねぇか。俺たちの槍を、受け止められるとでも?」
「……」
一方分身を倒し続けていたラルドとニキスは、本物の見わけ方について話し合っていた。
「ニキス、本物はどれだ?」
「それは、服の背中の部分を破いてみないとわからないな。スカイ人の分身には、翼がはえていないんだ。本物ならきっと翼がはえてるだろう」
「でも、あいつらに翼なんてあるのか?」
「奴らが翼組をあんなに嫌ってた理由を考えれば、どんな翼かは想像つくだろう。とにかく、背中を狙うんだ」
ラルドはメジスを敵の後方へまわらせ、アンチ翼組の服の背中を破る。翼がはえているものはヒットしなかったが、四人ともはえていなかったため、実質の本体は理解した。
「ニキス、わかったぞ。あいつとあいつが本物だ」
「私は分身を焼き払う。本物を見過ごすなよ」
ラルドはメジスを走らせ、本物のうち一人を攻撃する。胸部を斬られた男は、うつ伏せになる。うつ伏せになった男の翼を見る。
「……なるほど。翼が小さいからか」
「ま、待ってくれ……俺たちはまだ死ぬわけにはいかないんだ……」
ラルドの心は揺さぶられる。翼をちぎれば終わりだが、それをするとこのスカイ人は死んでしまう。
「ラルド! 早くトドメを刺せ!」
「頼むぅ……」
「……わかった。翼はもがないよ」
ラルドは男の背中に剣を突き刺し、リングの床にまで押した。これで残るは一人になる。
「ちっ、舐めてんのか、ガキ? 戦場に情けは無しだぞ」
「じゃあ、お前は翼をもいで殺す」
再びメジスに乗ったラルドは、リーダーの男に近づく剣が無いため、呪文での攻撃を試みた。火の玉を発生させ、男のすぐ近くで爆発を起こした。しかし、その場に既に男はいなかった。
「なっ、どこに逃げたんだ」
「ふはは! ガキ、こっちを見ろ!」
ラルドが声のする方を向くと、男がジシャンの喉に槍を当てていた。
「この女の命が惜しいなら、今すぐ降参しろ。もしそこから一歩でも動いたら、この女は殺す!」
「汚いぞ。そんな戦法、恥ずかしくないのか?」
「恥ずかしくはないな。勝つためには必要なことなのだから」
「メジス、アレ、出来るか?」
「ヴィヒーン!」
「さあ、早く降参しろ。あと十秒数えたら、この女の首をはねるからな。十、九、八……」
男がカウントダウンを始めたそのとき、メジスは超速でかけより、ラルドが剣で男を斬る。斬撃を受けた男は槍を落とし、ジシャンも解放された。
「はぁ……はぁ……俺の負けだ、ガキ。さっさと俺の翼をもげ」
「……良いんだな?」
「ああ。この世に未練はない。むしろ死ねてラッキーだ」
男は目を閉じうつ伏せになり、トドメを刺されるのを待つ。
「じゃあ、いくぞ……?」
「どっちからでも良い。早く抜いてくれ」
ラルドは片方の翼に手を伸ばす。しかし、途中で手を引っ込めてしまった。
「どうした? 早くやれよ」
「……やっぱり僕には出来ない。翼をもがれて味わう痛みは、さっきの戦いを見てわかった」
「そうか……試合が終わる前に言っておこう。その優しさは、いつか後悔することになるぞ」
「後悔?」
「ああ。俺はその優しさ、ありがたく受け取るが、世の中そうじゃない奴がいることを忘れるなよ」
「三、二、一……試合終了! 勝者、サフィア捜索会! サフィア捜索会は本戦に向けて準備したまえ。他のブロックの戦いを見るのも良し、地上に出て待っているのも良しだ」
「それじゃあ、他の奴らの戦いを見にいこう」
「なーに、どうせ普通の戦いだろ? 見る価値無しだ」
「コクリュウよ。そうとは限らんぞ」
王はいつの間にかサフィア捜索会の近くに来ていた。
「王、どういうことだ」
「実はもう一組地上人のチームがあってな、それは見にいった方が良いと思うぞ」
(もしかして、カタラたちか?)
「王様、是非見させてください」
「……ふん。まあ、地上人の戦い方を見るのも参考になるかもな。私からも頼もう」
「俺たちも賛成だ」
「奴らは七ブロックにいる。七ブロックはあそこだ」
一行は王の杖が差した方向に向かった。すると、そこにはラルドの予想通りカタラたちが戦っていた。
「カタラたちも決勝まで進んだんだな。もしかしたら本戦の最後の相手かもしれない。良く観察しなくちゃ」
「あいつら、いつ王から紙をもらったんだ?」
しばらく戦闘を観戦した一行。長い時間をかけて、ようやく決着がついた。
「勝者、サフィア捜索隊!」
「なるほど。ワイバーン以外はいつも通りだな。ワイバーン対策だけはしっかりしておこう(というか、まだサフィア捜索隊の名前を使ってたのか……)」
王は、全てのブロックで決着が着いたことを告げた。
「皆の衆、これで予選は終了だ! 本戦は地上の闘技場で行う。参加者は、すみやかに移動したまえ」
一行はその言葉を聞き、地上へ戻っていった。
両者とも武器を構え、王に向かってうなずく。それを確認した王は、試合開始の音を鳴らした。
「死ねぇ!」
アンチ翼組の長い槍がすさまじい速さで伸びる。狙いはジシャンのようだ。すっかり怯えきっているジシャンは、間一髪のところで防御呪文をかけたため、無事だった。
「ふぅ、ふぅ……危なかった」
「ちっ、防ぐなよな。いちいち元に戻すの大変なんだぞ」
「あのリーチじゃ、呪文も物理攻撃もまともに通らないな……」
「いいえ、一つ、近づく手があります」
「ラルド君、もしかして、ホースか?」
「メジスの速さなら、きっと槍が伸びるより早く攻撃出来るはずです。一人ずつ確実にやっつけます。それまでは、守りを固めていてください」
「ラルド君、一人で大丈夫か?」
「大丈夫です。任せてください」
(ラルド、いつからあんな自信家になったんだ? ま、根暗なのよりはマシか)
「いでよ! メジス!」
掛け声とともに、メジスが現れた。ラルドは急いで乗った。
「ふん、デカいホースに乗っただけか。お前ら! あのガキを集中狙いだ!」
メジスの方にあらゆる方向から槍が伸びる。その全てを避け、ラルドは剣を振る。
「ぐはぁ!」
アンチ翼組のうちの一人を斬る。胸部を斬られ、その場に倒れ込む。
「まずは一人目。次はどいつをやってやろうか」
「お前たち、地上人ごときにリードを許すな! あっちで固まってる奴らも攻撃しろ!」
「ふふふ。お前たち、私の後ろにいなさい」
「ニキス君、笑っちゃって、どうしたんだ?」
「狂人どもを相手にするのだ。人間を殺してもお咎め無しだから、愉快でしょうがない」
「コクリュウ! お前の弱点は知っているぞ!」
アンチ翼組は、揃ってニキスの目玉に槍を伸ばす。ニキスは首を傾けそれを避ける。その隙に、ラルドは二人を斬った。
「ぐぅ!」
「ぎゃあ!」
「ふぅ。あと二人か」
「リーダー! このままじゃ俺たち、殺されちゃいますよ」
ニキスの吐くブレスを避けながら、アンチ翼組の二人は作戦を練る。
「しょうがない。分身で奴らを惑わそう」
二人は分身をし、人数を三倍に増やした。
「かかれ! 相手はあのガキとコクリュウだ!」
「ちっ、面倒な。焼き払ってやろうか」
「メジス、まだいけるか」
「ヴィヒーン!」
ニキスとラルドは四方八方から伸びる槍を避け、反撃する。殺せど殺せどそれが全て分身で、アンチ翼組は何度もまた新しい分身を生み出す。流石にニキスとメジスに疲れが見え始めた。
「今だ! コクリュウの目をやれ!」
「ニキス君、危ない!」
「ぬぉ!? ギリギリだったな……」
ニキスの目の前に、防御呪文が張られる。あとちょっとのところで、槍を受け止めた。
「今のをやったのはあの女だ! 女を狙うぞ!」
「私も隠れてばっかりいちゃダメね……」
「お、おいジシャン、大人しく隠れてろって」
「彼らの狙いは私ただ一人よ。その間に本物を倒せる時間は作れるはずだわ」
ジシャンはリングの真ん中に座り込んだ。
「へへ、姉ちゃん、随分と肝が据わってるじゃねぇか。俺たちの槍を、受け止められるとでも?」
「……」
一方分身を倒し続けていたラルドとニキスは、本物の見わけ方について話し合っていた。
「ニキス、本物はどれだ?」
「それは、服の背中の部分を破いてみないとわからないな。スカイ人の分身には、翼がはえていないんだ。本物ならきっと翼がはえてるだろう」
「でも、あいつらに翼なんてあるのか?」
「奴らが翼組をあんなに嫌ってた理由を考えれば、どんな翼かは想像つくだろう。とにかく、背中を狙うんだ」
ラルドはメジスを敵の後方へまわらせ、アンチ翼組の服の背中を破る。翼がはえているものはヒットしなかったが、四人ともはえていなかったため、実質の本体は理解した。
「ニキス、わかったぞ。あいつとあいつが本物だ」
「私は分身を焼き払う。本物を見過ごすなよ」
ラルドはメジスを走らせ、本物のうち一人を攻撃する。胸部を斬られた男は、うつ伏せになる。うつ伏せになった男の翼を見る。
「……なるほど。翼が小さいからか」
「ま、待ってくれ……俺たちはまだ死ぬわけにはいかないんだ……」
ラルドの心は揺さぶられる。翼をちぎれば終わりだが、それをするとこのスカイ人は死んでしまう。
「ラルド! 早くトドメを刺せ!」
「頼むぅ……」
「……わかった。翼はもがないよ」
ラルドは男の背中に剣を突き刺し、リングの床にまで押した。これで残るは一人になる。
「ちっ、舐めてんのか、ガキ? 戦場に情けは無しだぞ」
「じゃあ、お前は翼をもいで殺す」
再びメジスに乗ったラルドは、リーダーの男に近づく剣が無いため、呪文での攻撃を試みた。火の玉を発生させ、男のすぐ近くで爆発を起こした。しかし、その場に既に男はいなかった。
「なっ、どこに逃げたんだ」
「ふはは! ガキ、こっちを見ろ!」
ラルドが声のする方を向くと、男がジシャンの喉に槍を当てていた。
「この女の命が惜しいなら、今すぐ降参しろ。もしそこから一歩でも動いたら、この女は殺す!」
「汚いぞ。そんな戦法、恥ずかしくないのか?」
「恥ずかしくはないな。勝つためには必要なことなのだから」
「メジス、アレ、出来るか?」
「ヴィヒーン!」
「さあ、早く降参しろ。あと十秒数えたら、この女の首をはねるからな。十、九、八……」
男がカウントダウンを始めたそのとき、メジスは超速でかけより、ラルドが剣で男を斬る。斬撃を受けた男は槍を落とし、ジシャンも解放された。
「はぁ……はぁ……俺の負けだ、ガキ。さっさと俺の翼をもげ」
「……良いんだな?」
「ああ。この世に未練はない。むしろ死ねてラッキーだ」
男は目を閉じうつ伏せになり、トドメを刺されるのを待つ。
「じゃあ、いくぞ……?」
「どっちからでも良い。早く抜いてくれ」
ラルドは片方の翼に手を伸ばす。しかし、途中で手を引っ込めてしまった。
「どうした? 早くやれよ」
「……やっぱり僕には出来ない。翼をもがれて味わう痛みは、さっきの戦いを見てわかった」
「そうか……試合が終わる前に言っておこう。その優しさは、いつか後悔することになるぞ」
「後悔?」
「ああ。俺はその優しさ、ありがたく受け取るが、世の中そうじゃない奴がいることを忘れるなよ」
「三、二、一……試合終了! 勝者、サフィア捜索会! サフィア捜索会は本戦に向けて準備したまえ。他のブロックの戦いを見るのも良し、地上に出て待っているのも良しだ」
「それじゃあ、他の奴らの戦いを見にいこう」
「なーに、どうせ普通の戦いだろ? 見る価値無しだ」
「コクリュウよ。そうとは限らんぞ」
王はいつの間にかサフィア捜索会の近くに来ていた。
「王、どういうことだ」
「実はもう一組地上人のチームがあってな、それは見にいった方が良いと思うぞ」
(もしかして、カタラたちか?)
「王様、是非見させてください」
「……ふん。まあ、地上人の戦い方を見るのも参考になるかもな。私からも頼もう」
「俺たちも賛成だ」
「奴らは七ブロックにいる。七ブロックはあそこだ」
一行は王の杖が差した方向に向かった。すると、そこにはラルドの予想通りカタラたちが戦っていた。
「カタラたちも決勝まで進んだんだな。もしかしたら本戦の最後の相手かもしれない。良く観察しなくちゃ」
「あいつら、いつ王から紙をもらったんだ?」
しばらく戦闘を観戦した一行。長い時間をかけて、ようやく決着がついた。
「勝者、サフィア捜索隊!」
「なるほど。ワイバーン以外はいつも通りだな。ワイバーン対策だけはしっかりしておこう(というか、まだサフィア捜索隊の名前を使ってたのか……)」
王は、全てのブロックで決着が着いたことを告げた。
「皆の衆、これで予選は終了だ! 本戦は地上の闘技場で行う。参加者は、すみやかに移動したまえ」
一行はその言葉を聞き、地上へ戻っていった。
0
お気に入りに追加
57
あなたにおすすめの小説
【完結】【勇者】の称号が無かった美少年は王宮を追放されたのでのんびり異世界を謳歌する
雪雪ノ雪
ファンタジー
ある日、突然学校にいた人全員が【勇者】として召喚された。
その召喚に巻き込まれた少年柊茜は、1人だけ【勇者】の称号がなかった。
代わりにあったのは【ラグナロク】という【固有exスキル】。
それを見た柊茜は
「あー....このスキルのせいで【勇者】の称号がなかったのかー。まぁ、ス・ラ・イ・厶・に【勇者】って称号とか合わないからなぁ…」
【勇者】の称号が無かった柊茜は、王宮を追放されてしまう。
追放されてしまった柊茜は、特に慌てる事もなくのんびり異世界を謳歌する..........たぶん…....
主人公は男の娘です 基本主人公が自分を表す時は「私」と表現します
蘇生魔法を授かった僕は戦闘不能の前衛(♀)を何度も復活させる
フルーツパフェ
大衆娯楽
転移した異世界で唯一、蘇生魔法を授かった僕。
一緒にパーティーを組めば絶対に死ぬ(死んだままになる)ことがない。
そんな口コミがいつの間にか広まって、同じく異世界転移した同業者(多くは女子)から引っ張りだこに!
寛容な僕は彼女達の申し出に快諾するが条件が一つだけ。
――実は僕、他の戦闘スキルは皆無なんです
そういうわけでパーティーメンバーが前衛に立って死ぬ気で僕を守ることになる。
大丈夫、一度死んでも蘇生魔法で復活させてあげるから。
相互利益はあるはずなのに、どこか鬼畜な匂いがするファンタジー、ここに開幕。
全校転移!異能で異世界を巡る!?
小説愛好家
ファンタジー
全校集会中に地震に襲われ、魔法陣が出現し、眩い光が体育館全体を呑み込み俺は気絶した。
目覚めるとそこは大聖堂みたいな場所。
周りを見渡すとほとんどの人がまだ気絶をしていてる。
取り敢えず異世界転移だと仮定してステータスを開こうと試みる。
「ステータスオープン」と唱えるとステータスが表示された。「『異能』?なにこれ?まぁいいか」
取り敢えず異世界に転移したってことで間違いなさそうだな、テンプレ通り行くなら魔王討伐やらなんやらでめんどくさそうだし早々にここを出たいけどまぁ成り行きでなんとかなるだろ。
そんな感じで異世界転移を果たした主人公が圧倒的力『異能』を使いながら世界を旅する物語。
悠々自適な転生冒険者ライフ ~実力がバレると面倒だから周りのみんなにはナイショです~
こばやん2号
ファンタジー
とある大学に通う22歳の大学生である日比野秋雨は、通学途中にある工事現場の事故に巻き込まれてあっけなく死んでしまう。
それを不憫に思った女神が、異世界で生き返る権利と異世界転生定番のチート能力を与えてくれた。
かつて生きていた世界で趣味で読んでいた小説の知識から、自分の実力がバレてしまうと面倒事に巻き込まれると思った彼は、自身の実力を隠したまま自由気ままな冒険者をすることにした。
果たして彼の二度目の人生はうまくいくのか? そして彼は自分の実力を隠したまま平和な異世界生活をおくれるのか!?
※この作品はアルファポリス、小説家になろうの両サイトで同時配信しております。
転移した場所が【ふしぎな果実】で溢れていた件
月風レイ
ファンタジー
普通の高校2年生の竹中春人は突如、異世界転移を果たした。
そして、異世界転移をした先は、入ることが禁断とされている場所、神の園というところだった。
そんな慣習も知りもしない、春人は神の園を生活圏として、必死に生きていく。
そこでしか成らない『ふしぎな果実』を空腹のあまり口にしてしまう。
そして、それは世界では幻と言われている祝福の果実であった。
食料がない春人はそんなことは知らず、ふしぎな果実を米のように常食として喰らう。
不思議な果実の恩恵によって、規格外に強くなっていくハルトの、異世界冒険大ファンタジー。
大修正中!今週中に修正終え更新していきます!
~僕の異世界冒険記~異世界冒険始めました。
破滅の女神
ファンタジー
18歳の誕生日…先月死んだ、おじぃちゃんから1冊の本が届いた。
小さい頃の思い出で1ページ目に『この本は異世界冒険記、あなたの物語です。』と書かれてるだけで後は真っ白だった本だと思い出す。
本の表紙にはドラゴンが描かれており、指輪が付属されていた。
お遊び気分で指輪をはめて本を開くと、そこには2ページ目に短い文章が書き加えられていた。
その文章とは『さぁ、あなたの物語の始まりです。』と…。
次の瞬間、僕は気を失い、異世界冒険の旅が始まったのだった…。
本作品は『カクヨム』で掲載している物を『アルファポリス』用に少しだけ修正した物となります。
巻き込まれ召喚されたおっさん、無能だと追放され冒険者として無双する
高鉢 健太
ファンタジー
とある県立高校の最寄り駅で勇者召喚に巻き込まれたおっさん。
手違い鑑定でスキルを間違われて無能と追放されたが冒険者ギルドで間違いに気付いて無双を始める。
フリーター転生。公爵家に転生したけど継承権が低い件。精霊の加護(チート)を得たので、努力と知識と根性で公爵家当主へと成り上がる
SOU 5月17日10作同時連載開始❗❗
ファンタジー
400倍の魔力ってマジ!?魔力が多すぎて範囲攻撃魔法だけとか縛りでしょ
25歳子供部屋在住。彼女なし=年齢のフリーター・バンドマンはある日理不尽にも、バンドリーダでボーカルからクビを宣告され、反論を述べる間もなくガッチャ切りされそんな失意のか、理不尽に言い渡された残業中に急死してしまう。
目が覚めると俺は広大な領地を有するノーフォーク公爵家の長男の息子ユーサー・フォン・ハワードに転生していた。
ユーサーは一度目の人生の漠然とした目標であった『有名になりたい』他人から好かれ、知られる何者かになりたかった。と言う目標を再認識し、二度目の生を悔いの無いように、全力で生きる事を誓うのであった。
しかし、俺が公爵になるためには父の兄弟である次男、三男の息子。つまり従妹達と争う事になってしまい。
ユーサーは富国強兵を掲げ、先ずは小さな事から始めるのであった。
そんな主人公のゆったり成長期!!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる