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シェル王子の部屋⑧
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「お茶はどうでした?シェル兄様」
「ふふふ…面白い味でしたよウィル…貴方は変わった飲み物が好きなのですね」
「そんなに変わった飲み物でしたか?まだ、カップの中にお茶が残っているのが見えますけど…無理に飲まなくても」
「私はゆっくりと飲む方ですから、気にしなくても良いのですよウィル」
まだ半分は残っているシェル王子のカップを見た俺は見なかった事にして部屋の周りを見ることにした。
「シェル兄様、本が沢山ありますが全部読んだのですか?」
「ええっ、読みました」
「うへーっ!?あっ、ごめんなさい変な声を出して…シェル兄様は頭が良いのですね」
「ふふ、私よりもジルの方が頭が良いのですよ」
「えっ、ジル兄様!?」
(確かにジル王子は頭良さそうだもんな…だから総隊長をしているのか?)
「あの…シェル兄様、総隊長の仕事は頭が良くないとダメですか?」
「そうですね…頭脳と行動力に剣の腕が無くては駄目でしょうか」
「…へぇ…でも、総隊長はシェル兄様でも良かったのでは…?」
「私が総隊長をですか?」
「はい…長男でもあり、頭も良いし剣の腕も良いし顔も良いし性格は怪しいですけど」
「…ウィルそれは褒めているのでしょうか?性格の方がなんですか?」
「へ?僕何か言いましたか?」
「……まぁ、ウィルの中では褒め言葉として受け入れましょう」
(良いのか?!『怪しい性格』だと自分で認めて…半分冗談で言ったんだけどな~、やっぱシェル王子は何を考えているのか分からない怪しい王子様かな)
「はははは…」
俺は声を出して笑いシェル王子は笑みを見せていた。
「書物を見てみますか?」
シェル王子はソファーから立ち上がり、ズラッと並ぶ本棚に行くと俺に見せる本を探し始めた。
(髪の毛を後ろに結んでいないだけで、後ろ姿が別の人に見えるのが不思議だよな~っ、ガウン着ているのもあるかもしれないけど…)
シェル王子が一冊の本を手に持ち、俺が座っているソファーの側に立ち怪しい笑顔…ではなく、いつもの笑顔を俺に向けていた。
「ウィル隣に座っても良いですか?」
「え?なんで?!」
「書物を読みますときは、いつも一緒に読んでいました」
「……」
俺は(絶対嘘だな!)と思ったが、もしかしてウィルと一緒に読んでいたかもとも思い、笑顔を見せるシェル王子に負け隣に座るのを許した…
「ふふふ、同じ目線で隣に座るのも良いですね」
「…兄様、弟に向ける会話でないように聞こえますけど…」
「そうですか?私はいつもの会話ですが?」
クスッと笑う声が聞こえ、俺は隣に座るシェル王子の顔が見れずにいた。
「書物を持ちましたが、以前貴方が読んでいました物語の書物ですよ」
膝の上に一冊の本を乗せ、まだ開いていない閉じた本をウィルが読んでいたと聞いて厚みのある本にドキドキとしていた。
(ウィルが読んでいた本なのか…本の名前は英語みたいな字だから読めないけど物語と言っていたから、中を見たら絵が描いてあるかもしれない…)
「開けてもいい?」
「いいですよ」
(今朝に見た本は、メイドが間違えて持って来た本だと…思いたいし、これはウィルが読んでいた本だから絵がついても…)
パラッ、パラッ、パラパラパラ…パッパッパッ!?
「…シェル兄様」
「どうしたのですか?」
「絵が描いていません!全部うじゃうじゃした文字しか見えません!!」
「うじゃ…?!ぷっ、はははは」
「!わ、笑っ…うっ」
ダラッと伸ばされた髪の毛が顔を隠すように前に上半身を倒して身体が震えるシェル王子を見たあと、本の再確認をしたけどやっぱ字だらけの本だった…
(嘘だろう?本当にウィルはこの本を読んだのか?!…いずれ俺も字の勉強をしないとダメだろうな~…はあ~~っ)
「クスクス、すみませんウィル笑ってしまって…貴方の反応が可笑しくてつい…ふふっ」
「…別に気にしていませんから…」
「文字は今から覚えるのですから、文字が読めましたら書物も楽しめますよ。それに絵は描いていましたよ」
「えっ?何処に?全部開いたけど絵はありませんでした」
シェル王子が本を取り後ろのページを開いて見せた。
「ほらっ、ここに描いてありますよ」
「……」
肖像画みたいな絵が1ページまるまる描いてあった。
「…誰と誰ですか?後ろの背景はお城ですか?」
美術の授業で使うような濃いえんぴつで描いた人物像を見て、男性と女性の絵が描いているのは分かった。
「この書物のお話しに出ます王子と姫の話しです」
「…絵はこれだけですか?」
「ええ、そうです。美しい絵でしょう!この王子と姫の絵を始めに見ましてから読むのですよ」
「…へぇ…」
このベルスタ王国もマンガ本が無い事が完全に分かり、物語の本を読む時は自分で想像した絵を浮かべて読むことだと思った…
(この本は小説だよな、絵が無い児童書だな)
「ふふふ…面白い味でしたよウィル…貴方は変わった飲み物が好きなのですね」
「そんなに変わった飲み物でしたか?まだ、カップの中にお茶が残っているのが見えますけど…無理に飲まなくても」
「私はゆっくりと飲む方ですから、気にしなくても良いのですよウィル」
まだ半分は残っているシェル王子のカップを見た俺は見なかった事にして部屋の周りを見ることにした。
「シェル兄様、本が沢山ありますが全部読んだのですか?」
「ええっ、読みました」
「うへーっ!?あっ、ごめんなさい変な声を出して…シェル兄様は頭が良いのですね」
「ふふ、私よりもジルの方が頭が良いのですよ」
「えっ、ジル兄様!?」
(確かにジル王子は頭良さそうだもんな…だから総隊長をしているのか?)
「あの…シェル兄様、総隊長の仕事は頭が良くないとダメですか?」
「そうですね…頭脳と行動力に剣の腕が無くては駄目でしょうか」
「…へぇ…でも、総隊長はシェル兄様でも良かったのでは…?」
「私が総隊長をですか?」
「はい…長男でもあり、頭も良いし剣の腕も良いし顔も良いし性格は怪しいですけど」
「…ウィルそれは褒めているのでしょうか?性格の方がなんですか?」
「へ?僕何か言いましたか?」
「……まぁ、ウィルの中では褒め言葉として受け入れましょう」
(良いのか?!『怪しい性格』だと自分で認めて…半分冗談で言ったんだけどな~、やっぱシェル王子は何を考えているのか分からない怪しい王子様かな)
「はははは…」
俺は声を出して笑いシェル王子は笑みを見せていた。
「書物を見てみますか?」
シェル王子はソファーから立ち上がり、ズラッと並ぶ本棚に行くと俺に見せる本を探し始めた。
(髪の毛を後ろに結んでいないだけで、後ろ姿が別の人に見えるのが不思議だよな~っ、ガウン着ているのもあるかもしれないけど…)
シェル王子が一冊の本を手に持ち、俺が座っているソファーの側に立ち怪しい笑顔…ではなく、いつもの笑顔を俺に向けていた。
「ウィル隣に座っても良いですか?」
「え?なんで?!」
「書物を読みますときは、いつも一緒に読んでいました」
「……」
俺は(絶対嘘だな!)と思ったが、もしかしてウィルと一緒に読んでいたかもとも思い、笑顔を見せるシェル王子に負け隣に座るのを許した…
「ふふふ、同じ目線で隣に座るのも良いですね」
「…兄様、弟に向ける会話でないように聞こえますけど…」
「そうですか?私はいつもの会話ですが?」
クスッと笑う声が聞こえ、俺は隣に座るシェル王子の顔が見れずにいた。
「書物を持ちましたが、以前貴方が読んでいました物語の書物ですよ」
膝の上に一冊の本を乗せ、まだ開いていない閉じた本をウィルが読んでいたと聞いて厚みのある本にドキドキとしていた。
(ウィルが読んでいた本なのか…本の名前は英語みたいな字だから読めないけど物語と言っていたから、中を見たら絵が描いてあるかもしれない…)
「開けてもいい?」
「いいですよ」
(今朝に見た本は、メイドが間違えて持って来た本だと…思いたいし、これはウィルが読んでいた本だから絵がついても…)
パラッ、パラッ、パラパラパラ…パッパッパッ!?
「…シェル兄様」
「どうしたのですか?」
「絵が描いていません!全部うじゃうじゃした文字しか見えません!!」
「うじゃ…?!ぷっ、はははは」
「!わ、笑っ…うっ」
ダラッと伸ばされた髪の毛が顔を隠すように前に上半身を倒して身体が震えるシェル王子を見たあと、本の再確認をしたけどやっぱ字だらけの本だった…
(嘘だろう?本当にウィルはこの本を読んだのか?!…いずれ俺も字の勉強をしないとダメだろうな~…はあ~~っ)
「クスクス、すみませんウィル笑ってしまって…貴方の反応が可笑しくてつい…ふふっ」
「…別に気にしていませんから…」
「文字は今から覚えるのですから、文字が読めましたら書物も楽しめますよ。それに絵は描いていましたよ」
「えっ?何処に?全部開いたけど絵はありませんでした」
シェル王子が本を取り後ろのページを開いて見せた。
「ほらっ、ここに描いてありますよ」
「……」
肖像画みたいな絵が1ページまるまる描いてあった。
「…誰と誰ですか?後ろの背景はお城ですか?」
美術の授業で使うような濃いえんぴつで描いた人物像を見て、男性と女性の絵が描いているのは分かった。
「この書物のお話しに出ます王子と姫の話しです」
「…絵はこれだけですか?」
「ええ、そうです。美しい絵でしょう!この王子と姫の絵を始めに見ましてから読むのですよ」
「…へぇ…」
このベルスタ王国もマンガ本が無い事が完全に分かり、物語の本を読む時は自分で想像した絵を浮かべて読むことだと思った…
(この本は小説だよな、絵が無い児童書だな)
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