296 / 484
父と息子
しおりを挟む
それぞれがウィル王子の部屋へと集まる中、春人ことウィル王子はまだ目を覚まさない王様の寝顔を未だに見ていた。
(……シェル王子の寝顔を見ている感じがするからつい見てしまうんだよな)
すぅ~っと、突然王様の目が覚めドキッとして上半身起こしてベッドの上に座る俺はオロオロと両手を動かしていた。
ソッと俺の手を横向きに眠りながら握り締め王様はニコッと微笑み俺に声を掛けていた。
「おはようウィル、早起きだね」
「ぶっ!?」
シェル王子が紳士なおじ様に成ったような顔を見せる王様に、思わず鼻血…まではいかないが手で鼻を押さえてしまい、朝から心臓に悪い笑顔が眩しかった。
「どうしたのだウィル鼻を押さえて?」
「……何でも無いです父様…早く起きて下さい、もうすぐマリアさんが部屋に来ます…」
「もうそんな時間なのか?先ほど眠ったような気がしたが……ウィルはいつも早いのか?」
「……多分早いかも?マリアさんが来る前から起きて居ますので、お年寄りみたいと言われました。」
「ハハハハ、そうかお年寄りかハハハ」
「そんなに笑わなくても……」
俺はぷうっと顔を赤くなり頬を膨らませ子供らしく見せ王様はそんな俺を見てクスッと笑いまだベッドから起きない王様は俺の顔に手を差し伸べ話し掛けていた。
「……そんな顔を見せると亡くなった母親に似ているな」
「……か…母様?」
「お前の母親は笑顔が良く似合う女性だった。隣国の姫でもあった彼女は国同士の友好としてベルスタ王国へ嫁いで来たのだ……」
「お姫様?!母様はお姫様だったのですか?」
「ああっ、ウィルに話しては居なかったか?小さな国ではあるがワインが旨い国でも在るのだ、我が国ではワインの輸入先はマリーネの国からのワインがほとんどなのだ。」
俺はウィルの母親がお姫様だった事でも驚いて胸の鼓動が煩いほどだった。
「……数回程ではあるがマリーネの国からお前を訪ね王が訪問した事もあったがお前が病に臥している日が多く会えずにそのまま帰る日が多かった」
「……」
俺は声に出せない程驚きウィルの父さん王様から別の国の王様が俺をウィルを訪ねると聞き変な感じを受けた。
「まあ、向こうの王は忙しいからな……本当は余り来て欲しく無い国でもある」
「えっ?何故……」
俺は首を傾げ隣国の王様に来て欲しく無いと言った事で色々と考えていた……ウィルの母さんが亡くなってしまった為、顔を会わせずらいとか?王様の自分の事で妃達が沢山いるから為恥ずかしいから来て欲しく無いとか……?今は隣国の王様の話しは別に、
俺はまだ身体を起こしてくれない王様の顔を見下ろし今は、早く起きてベッドから離れて欲しいと目で訴えていた。
(……シェル王子の寝顔を見ている感じがするからつい見てしまうんだよな)
すぅ~っと、突然王様の目が覚めドキッとして上半身起こしてベッドの上に座る俺はオロオロと両手を動かしていた。
ソッと俺の手を横向きに眠りながら握り締め王様はニコッと微笑み俺に声を掛けていた。
「おはようウィル、早起きだね」
「ぶっ!?」
シェル王子が紳士なおじ様に成ったような顔を見せる王様に、思わず鼻血…まではいかないが手で鼻を押さえてしまい、朝から心臓に悪い笑顔が眩しかった。
「どうしたのだウィル鼻を押さえて?」
「……何でも無いです父様…早く起きて下さい、もうすぐマリアさんが部屋に来ます…」
「もうそんな時間なのか?先ほど眠ったような気がしたが……ウィルはいつも早いのか?」
「……多分早いかも?マリアさんが来る前から起きて居ますので、お年寄りみたいと言われました。」
「ハハハハ、そうかお年寄りかハハハ」
「そんなに笑わなくても……」
俺はぷうっと顔を赤くなり頬を膨らませ子供らしく見せ王様はそんな俺を見てクスッと笑いまだベッドから起きない王様は俺の顔に手を差し伸べ話し掛けていた。
「……そんな顔を見せると亡くなった母親に似ているな」
「……か…母様?」
「お前の母親は笑顔が良く似合う女性だった。隣国の姫でもあった彼女は国同士の友好としてベルスタ王国へ嫁いで来たのだ……」
「お姫様?!母様はお姫様だったのですか?」
「ああっ、ウィルに話しては居なかったか?小さな国ではあるがワインが旨い国でも在るのだ、我が国ではワインの輸入先はマリーネの国からのワインがほとんどなのだ。」
俺はウィルの母親がお姫様だった事でも驚いて胸の鼓動が煩いほどだった。
「……数回程ではあるがマリーネの国からお前を訪ね王が訪問した事もあったがお前が病に臥している日が多く会えずにそのまま帰る日が多かった」
「……」
俺は声に出せない程驚きウィルの父さん王様から別の国の王様が俺をウィルを訪ねると聞き変な感じを受けた。
「まあ、向こうの王は忙しいからな……本当は余り来て欲しく無い国でもある」
「えっ?何故……」
俺は首を傾げ隣国の王様に来て欲しく無いと言った事で色々と考えていた……ウィルの母さんが亡くなってしまった為、顔を会わせずらいとか?王様の自分の事で妃達が沢山いるから為恥ずかしいから来て欲しく無いとか……?今は隣国の王様の話しは別に、
俺はまだ身体を起こしてくれない王様の顔を見下ろし今は、早く起きてベッドから離れて欲しいと目で訴えていた。
20
あなたにおすすめの小説
公爵家の末っ子に転生しました〜出来損ないなので潔く退場しようとしたらうっかり溺愛されてしまった件について〜
上総啓
BL
公爵家の末っ子に転生したシルビオ。
体が弱く生まれて早々ぶっ倒れ、家族は見事に過保護ルートへと突き進んでしまった。
両親はめちゃくちゃ溺愛してくるし、超強い兄様はブラコンに育ち弟絶対守るマンに……。
せっかくファンタジーの世界に転生したんだから魔法も使えたり?と思ったら、我が家に代々伝わる上位氷魔法が俺にだけ使えない?
しかも俺に使える魔法は氷魔法じゃなく『神聖魔法』?というか『神聖魔法』を操れるのは神に選ばれた愛し子だけ……?
どうせ余命幾ばくもない出来損ないなら仕方ない、お荷物の僕はさっさと今世からも退場しよう……と思ってたのに?
偶然騎士たちを神聖魔法で救って、何故か天使と呼ばれて崇められたり。終いには帝国最強の狂血皇子に溺愛されて囲われちゃったり……いやいやちょっと待て。魔王様、主神様、まさかアンタらも?
……ってあれ、なんかめちゃくちゃ囲われてない??
―――
病弱ならどうせすぐ死ぬかー。ならちょっとばかし遊んでもいいよね?と自由にやってたら無駄に最強な奴らに溺愛されちゃってた受けの話。
※別名義で連載していた作品になります。
(名義を統合しこちらに移動することになりました)
義兄の愛が重すぎて、悪役令息できないのですが…!
ずー子
BL
戦争に負けた貴族の子息であるレイナードは、人質として異国のアドラー家に送り込まれる。彼の使命は内情を探り、敗戦国として奪われたものを取り返すこと。アドラー家が更なる力を付けないように監視を託されたレイナード。まずは好かれようと努力した結果は実を結び、新しい家族から絶大な信頼を得て、特に気難しいと言われている長男ヴィルヘルムからは「右腕」と言われるように。だけど、内心罪悪感が募る日々。正直「もう楽になりたい」と思っているのに。
「安心しろ。結婚なんかしない。僕が一番大切なのはお前だよ」
なんだか義兄の様子がおかしいのですが…?
このままじゃ、スパイも悪役令息も出来そうにないよ!
ファンタジーラブコメBLです。
平日毎日更新を目標に頑張ってます。応援や感想頂けると励みになります。
※(2025/4/20)第一章終わりました。少しお休みして、プロットが出来上がりましたらまた再開しますね。お付き合い頂き、本当にありがとうございました!
えちち話(セルフ二次創作)も反応ありがとうございます。少しお休みするのもあるので、このまま読めるようにしておきますね。
※♡、ブクマ、エールありがとうございます!すごく嬉しいです!
※表紙作りました!絵は描いた。ロゴをスコシプラス様に作って頂きました。可愛すぎてにこにこです♡
【登場人物】
攻→ヴィルヘルム
完璧超人。真面目で自信家。良き跡継ぎ、良き兄、良き息子であろうとし続ける、実直な男だが、興味関心がない相手にはどこまでも無関心で辛辣。当初は異国の使者だと思っていたレイナードを警戒していたが…
受→レイナード
和平交渉の一環で異国のアドラー家に人質として出された。主人公。立ち位置をよく理解しており、計算せずとも人から好かれる。常に兄を立てて陰で支える立場にいる。課せられた使命と現状に悩みつつある上に、義兄の様子もおかしくて、いろんな意味で気苦労の絶えない。
公爵家の五男坊はあきらめない
三矢由巳
BL
ローテンエルデ王国のレームブルック公爵の妾腹の五男グスタフは公爵領で領民と交流し、気ままに日々を過ごしていた。
生母と生き別れ、父に放任されて育った彼は誰にも期待なんかしない、将来のことはあきらめていると乳兄弟のエルンストに語っていた。
冬至の祭の夜に暴漢に襲われ二人の運命は急変する。
負傷し意識のないエルンストの枕元でグスタフは叫ぶ。
「俺はおまえなしでは生きていけないんだ」
都では次の王位をめぐる政争が繰り広げられていた。
知らぬ間に巻き込まれていたことを知るグスタフ。
生き延びるため、グスタフはエルンストとともに都へ向かう。
あきらめたら待つのは死のみ。
伝説のS級おじさん、俺の「匂い」がないと発狂して国を滅ぼすらしいい
マンスーン
BL
ギルドの事務職員・三上薫は、ある日、ギルドロビーで発作を起こしかけていた英雄ガルド・ベルンシュタインから抱きしめられ、首筋を猛烈に吸引。「見つけた……俺の酸素……!」と叫び、離れなくなってしまう。
最強おじさん(変態)×ギルドの事務職員(平凡)
世界観が現代日本、異世界ごちゃ混ぜ設定になっております。
運悪く放課後に屯してる不良たちと一緒に転移に巻き込まれた俺、到底馴染めそうにないのでソロで無双する事に決めました。~なのに何故かついて来る…
こまの ととと
BL
『申し訳ございませんが、皆様には今からこちらへと来て頂きます。強制となってしまった事、改めて非礼申し上げます』
ある日、教室中に響いた声だ。
……この言い方には語弊があった。
正確には、頭の中に響いた声だ。何故なら、耳から聞こえて来た感覚は無く、直接頭を揺らされたという感覚に襲われたからだ。
テレパシーというものが実際にあったなら、確かにこういうものなのかも知れない。
問題はいくつかあるが、最大の問題は……俺はただその教室近くの廊下を歩いていただけという事だ。
*当作品はカクヨム様でも掲載しております。
【完結済み】乙男な僕はモブらしく生きる
木嶋うめ香
BL
本編完結済み(2021.3.8)
和の国の貴族の子息が通う華学園の食堂で、僕こと鈴森千晴(すずもりちはる)は前世の記憶を思い出した。
この世界、前世の僕がやっていたBLゲーム「華乙男のラブ日和」じゃないか?
鈴森千晴なんて登場人物、ゲームには居なかったから僕のポジションはモブなんだろう。
もうすぐ主人公が転校してくる。
僕の片思いの相手山城雅(やましろみやび)も攻略対象者の一人だ。
これから僕は主人公と雅が仲良くなっていくのを見てなきゃいけないのか。
片思いだって分ってるから、諦めなきゃいけないのは分ってるけど、やっぱり辛いよどうしたらいいんだろう。
異世界で孵化したので全力で推しを守ります
のぶしげ
BL
ある日、聞いていたシチュエーションCDの世界に転生してしまった主人公。推しの幼少期に出会い、魔王化へのルートを回避して健やかな成長をサポートしよう!と奮闘していく異世界転生BL 執着最強×人外美人BL
龍は精霊の愛し子を愛でる
林 業
BL
竜人族の騎士団団長サンムーンは人の子を嫁にしている。
その子は精霊に愛されているが、人族からは嫌われた子供だった。
王族の養子として、騎士団長の嫁として今日も楽しく自由に生きていく。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる