兄たちが弟を可愛がりすぎです

クロユキ

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ウィル王子に会いに来て…

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ウィル王子の護衛を任された見習い騎士のジョン騎士とダリル騎士は今自分達の目の前に立っている王様と近衛騎士のニースに身体が固まりまさかこんな夜中にウィル王子の部屋に来るとは思っても居なかった二人の騎士は先ほど話していた事が本当に成ったとお互いに顔を見合わせ目で会話をしていた。
『今度は王様が来たぞダリル』
『ああっ、凄いなジョン』
ジョン騎士とダリル騎士はお互い声を出さずに目で何を言っているのか分かるほど二人の騎士は目が見開いていた。
「どうしたのだ?二人共私が来た事に驚いたのか?」
「……王様真夜中の訪問はどなたでも驚かれると思いますが…」
「愛しい我が息子に会って何が悪い」
「…御会いする事が悪いと誰も言ってはおりません、王様、シモン騎士の事を御話しをしなくてはウィル王子の御部屋に入る事は出来ません」
「ああっ、そうであったウィル王子の護衛御苦労そなた達に訪ねるが……ん!?ニース、何故私がシモン騎士の事を騎士達に話さなくては成らないのだ?騎士であるそなたの仕事ではないのか?!」
途中まで話し出していた王様は(ん?ちょっと待てシモン騎士の事を何故私が話さなくては成らないのだ?これは騎士であるニースの仕事では?)と思い側にいる近衛騎士のニースに首を傾げ問いかけていた。
「申し訳御座いません王様、つい流れで……君達がウィル王子の護衛を務めて居るのか?」
近衛騎士ニースは軽く王様に礼をした後、身体を見習い騎士二人の方へ向き尋ね始めた。
「は、はい、見習い騎士のジョン・ヒルトンと申します」
「同じく、見習い騎士のダリル・ニーズと申します」
「……見習い騎士が護衛を務めて居たのですね…早急に尋ねるが少し前に騎士がウィル王子の部屋へ訪ねて来なかったか?」
「……騎士、で御座いますか?」
「ああっ、金色の髪をした騎士服が白い騎士だが…」
ジョン騎士とダリル騎士はお互い顔を見合わせウィル王子の窓の鍵を言っていたあの騎士だろうかと二人は顔を頷かせていた。
「あの…少し前ですが白い騎士服を着ました騎士の方でしたら見掛けました。」
「おおっ、やはりシモン騎士だったようだなランプがウィル王子の部屋付近に置いていたと言うからな……ん?それなら門番の元へ行くはずだが?」
「そうですよね…何故ランプを外に置いたままだったのでしょう」
「シモン騎士は何か言って居なかったか?」
「言っておりました、ウィル王子の窓の鍵が開いて居ましたので他の窓も鍵を調べるようにと言われておりました……まだ御調べはしておりませんが…」
「は?窓の鍵?!」
「はい、ウィル王子の部屋の中から来られましたので……」
「な!?部屋の中から出たのかシモン騎士は?ウィル王子が入れたのか?」
王様は驚きの余り声を張り上げてしまい近衛騎士のニースは目を見開いて見習い騎士達の話しを聞いていた。
「いえ、その事まではわたくし達は分かりませんが…ウィル王子は就寝されて居ました事は確かです……」
「……」
「……王様シモン騎士は外からウィル王子の部屋に入ったのでは無いでしょうか?!窓の鍵が開いていましたと言われています所外から部屋に入りました可能性が在ると思いますが……」
「……何故シモン騎士はウィル王子の部屋に入ったのだ?」
「その事は本人から御聞きするしか御座いませんが……」
「そうだな後程訪ねるとしょう…ニース、門番の騎士にシモン騎士の事を知らせてくれ私はウィル王子の部屋にいる」
「…はい、分かりました王様ではわたくしは門番の騎士の元へ行きます」
「ああっ、頼む」
近衛騎士のニースはシモン騎士の安否を門番の騎士に伝える為王様の元を離れ王様はウィル王子の部屋の中へと入って行った。
「なぁ、あのシモン騎士と言う人何かしたのか?」
「さぁ…俺達聞かれたから話しただけだし……」
「王様…部屋に入ったけど泊まるのかな?」
「ええっ!?王様泊まると俺達王様の護衛もする事に成るのか?!」
「それは……困るな」
「困るよな……王様がいつ部屋の扉開けて来るのか分かんないしさ、近衛の騎士さん王様連れて帰ってくれないかな……」
「連れて帰るんじゃないかな?ウィル王子寝て居るからさ王様も王妃様の元へ行くんじゃないかな」
見習い騎士の二人は王様が部屋にいる事に困り近衛騎士ニースが連れて帰る事を願っていた。







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