243 / 484
叫び声の正体は…
しおりを挟む
ウィル王子がシェル王子に護衛騎士エリックが見ている前でキスをした事からシェル王子達が部屋を出た後、ウィル王子の叫び声が響き渡っていた時、ウィル王子の護衛を任されていた見習い騎士団の二人ジョン騎士とダリル騎士はどうしたら良いのか分からず二人とも戸惑っていた。
「……な、なぁどうする?さっきの声ウィル王子の声だったよな部屋に入った方が良いかな…」
「どうするって言われても……どうするんだ?俺も部屋に入る事を考えては居たけど…もしも…って事もあるし……」
「もしもって何だよ~っ、ウィル王子に何か在れば俺達の責任に成るんだぜ…それにさっきからウィル王子の部屋から話し声が聞こえるけど……ウィル王子って霊と交信するのかな」
「怖い事言うなよ……確かにさっきから声が聞こえて来るよな、なぁウィル王子って生死をさ迷っていたって聞いた事が在るけどそれに関係在るのかな…」
「とにかく何とかしないとウィル王子は俺達にパンと果物を分けてくれた優しい子何だ、俺達が守ってあげないとジョン!」
「ああっ、そうだな死にそうな俺達に食べ物をくれた天使様何だ俺達が守ってあげようダリル!」
二人の騎士は頷きジョン騎士が部屋にノックをする時だった……
「何をしているんだお前達!?」
「「!!」」
ビクーッ!!とジョン騎士とダリル騎士はお互い身体が跳ね上がり二人とも聞き慣れた声がする方をゆっくりと振り向き廊下の奥からランプを手に持ちもう片方の手にはバックの入れ物を持っ見習い騎士の上司アーサー騎士が二人の側に歩いてきた。
「「アーちゃ~~ん!!」」
「な!?」
ビクッとアーサー騎士は騎士二人両手を広げ涙目になりアーサー騎士の側に駆け寄っていた。
「こら!お前達ウィル王子が就寝何だ静かにしないか!」
「アーちゃんウィル王子は起きているよ、シェル団長が来てシェル団長の護衛騎士と一緒にウィル王子の部屋に入って行ったんだ」
「は?シェル騎士団長の護衛騎士?!では今シェル騎士団長と護衛騎士が一緒にウィル王子の部屋の中に居るのか!?」
「今は居ないよ、二人とも部屋を出た後ウィル王子の部屋から悲鳴のような叫び声が聞こえたんだ」
「叫び声に悲鳴?!」
アーサー騎士は二人の騎士が何を言って居るのか分からず、とにかく二人を落ち着かせる事にした。
「……とにかく落ち着くように、お前達が言っていた悲鳴のような叫び声はウィル王子の部屋の中から聞こえたのだな!?」
「「うん!」」
まるでアーサー騎士の子供のようにジョン騎士とダリル騎士は二人ともアーサー騎士の腕を掴み頷いていた。
そしてアーサー騎士が持っきたバックに二人とも目が行き問いかけていた。
「アーちゃんこれなあに?」
「ああっ、お前達の夜食だ食堂のおばさんに頼んで作って貰ったシェル団長から夜食と睡眠を取らせるようにと部屋を出る前に私に話されたのだお前達も何か言われて居ただろう?」
「確か休憩を一時間取るように言われた」
「そうか、シェル騎士団長も騎士に厳しいようで時々甘い所がある人だからな…ウィル王子の影響を受けたのか……」
「ウィル王子の影響って何の?」
「お前達が夕食を食べて居ない事を知りウィル王子がご自分の食べ物をお前達に与えた事でシェル騎士団長が何かを感じ取ったのか……とにかく今はウィル王子の部屋の中に入る事が先だな」
アーサー騎士は扉の前に立ち部屋の中に入る事にウィル王子に声を掛けていた。
コンコン!
「ウィル王子、見習い騎士の上司アーサーですまだ起きておりますか?」
「えっ、あ、はい、起きてますどうぞ…」
「失礼致します」
部屋の中に入ったアーサー騎士は部屋の中が少し寒さを感じ受けウィル王子の側に歩いていた。
「ウィル王子…少し御部屋が寒く感じますが大丈夫で御座いますか?」
「えっ!……ああっ、はい、大丈夫です今身体は暖かいですから」
ウィル王子は先ほどまでいたシモン騎士から外まで聞こえた声で恥ずかしいと思った時身体が火照り出したため今のウィル王子の身体はポカポカしていた。
アーサー騎士が部屋が寒いと言ったのは、シモン騎士が外から部屋の中に入り外は風が吹いていた為外からの風で部屋の中が寒く成っていた。
「……ウィル王子御休みに成られた方が宜しいかと、それから御尋ねしたい事が御座いますが…護衛をしておりますジョン騎士とダリル騎士からウィル王子の御部屋から声がしましたと聞いておりますが……」
「……あっ……はい、ごめんなさい僕です、声を出したのは……む、虫が居ましたのでそれに驚いて大きな声を出してしまいましたごめんなさい……」
「虫?で、御座いますか……そうですか…何かあったのではないかと二人の騎士が心配をしておりました」
ジョン騎士とダリル騎士が部屋の開いた扉から顔を覗かせペコッと頭を下げてウィル王子の様子を伺っていた。
「すみません驚かせてしまいました……何も在りませんので安心して下さい」
ニコッとウィル王子は騎士二人に笑顔を見せ謝る姿を見ていたジョン騎士とダリル騎士はボソッと呟いていた。
「……天使だ…天使様だ……」
「本当だ……天使様でも凄い叫び声を出すんだな…」
ジョン騎士とダリル騎士は何も無かったような顔を見せるウィル王子の笑顔に、虫を見ただけであんな凄い声が出せるんだなと何事も無かった事にホッと胸を撫で下ろす騎士二人だった。
「……な、なぁどうする?さっきの声ウィル王子の声だったよな部屋に入った方が良いかな…」
「どうするって言われても……どうするんだ?俺も部屋に入る事を考えては居たけど…もしも…って事もあるし……」
「もしもって何だよ~っ、ウィル王子に何か在れば俺達の責任に成るんだぜ…それにさっきからウィル王子の部屋から話し声が聞こえるけど……ウィル王子って霊と交信するのかな」
「怖い事言うなよ……確かにさっきから声が聞こえて来るよな、なぁウィル王子って生死をさ迷っていたって聞いた事が在るけどそれに関係在るのかな…」
「とにかく何とかしないとウィル王子は俺達にパンと果物を分けてくれた優しい子何だ、俺達が守ってあげないとジョン!」
「ああっ、そうだな死にそうな俺達に食べ物をくれた天使様何だ俺達が守ってあげようダリル!」
二人の騎士は頷きジョン騎士が部屋にノックをする時だった……
「何をしているんだお前達!?」
「「!!」」
ビクーッ!!とジョン騎士とダリル騎士はお互い身体が跳ね上がり二人とも聞き慣れた声がする方をゆっくりと振り向き廊下の奥からランプを手に持ちもう片方の手にはバックの入れ物を持っ見習い騎士の上司アーサー騎士が二人の側に歩いてきた。
「「アーちゃ~~ん!!」」
「な!?」
ビクッとアーサー騎士は騎士二人両手を広げ涙目になりアーサー騎士の側に駆け寄っていた。
「こら!お前達ウィル王子が就寝何だ静かにしないか!」
「アーちゃんウィル王子は起きているよ、シェル団長が来てシェル団長の護衛騎士と一緒にウィル王子の部屋に入って行ったんだ」
「は?シェル騎士団長の護衛騎士?!では今シェル騎士団長と護衛騎士が一緒にウィル王子の部屋の中に居るのか!?」
「今は居ないよ、二人とも部屋を出た後ウィル王子の部屋から悲鳴のような叫び声が聞こえたんだ」
「叫び声に悲鳴?!」
アーサー騎士は二人の騎士が何を言って居るのか分からず、とにかく二人を落ち着かせる事にした。
「……とにかく落ち着くように、お前達が言っていた悲鳴のような叫び声はウィル王子の部屋の中から聞こえたのだな!?」
「「うん!」」
まるでアーサー騎士の子供のようにジョン騎士とダリル騎士は二人ともアーサー騎士の腕を掴み頷いていた。
そしてアーサー騎士が持っきたバックに二人とも目が行き問いかけていた。
「アーちゃんこれなあに?」
「ああっ、お前達の夜食だ食堂のおばさんに頼んで作って貰ったシェル団長から夜食と睡眠を取らせるようにと部屋を出る前に私に話されたのだお前達も何か言われて居ただろう?」
「確か休憩を一時間取るように言われた」
「そうか、シェル騎士団長も騎士に厳しいようで時々甘い所がある人だからな…ウィル王子の影響を受けたのか……」
「ウィル王子の影響って何の?」
「お前達が夕食を食べて居ない事を知りウィル王子がご自分の食べ物をお前達に与えた事でシェル騎士団長が何かを感じ取ったのか……とにかく今はウィル王子の部屋の中に入る事が先だな」
アーサー騎士は扉の前に立ち部屋の中に入る事にウィル王子に声を掛けていた。
コンコン!
「ウィル王子、見習い騎士の上司アーサーですまだ起きておりますか?」
「えっ、あ、はい、起きてますどうぞ…」
「失礼致します」
部屋の中に入ったアーサー騎士は部屋の中が少し寒さを感じ受けウィル王子の側に歩いていた。
「ウィル王子…少し御部屋が寒く感じますが大丈夫で御座いますか?」
「えっ!……ああっ、はい、大丈夫です今身体は暖かいですから」
ウィル王子は先ほどまでいたシモン騎士から外まで聞こえた声で恥ずかしいと思った時身体が火照り出したため今のウィル王子の身体はポカポカしていた。
アーサー騎士が部屋が寒いと言ったのは、シモン騎士が外から部屋の中に入り外は風が吹いていた為外からの風で部屋の中が寒く成っていた。
「……ウィル王子御休みに成られた方が宜しいかと、それから御尋ねしたい事が御座いますが…護衛をしておりますジョン騎士とダリル騎士からウィル王子の御部屋から声がしましたと聞いておりますが……」
「……あっ……はい、ごめんなさい僕です、声を出したのは……む、虫が居ましたのでそれに驚いて大きな声を出してしまいましたごめんなさい……」
「虫?で、御座いますか……そうですか…何かあったのではないかと二人の騎士が心配をしておりました」
ジョン騎士とダリル騎士が部屋の開いた扉から顔を覗かせペコッと頭を下げてウィル王子の様子を伺っていた。
「すみません驚かせてしまいました……何も在りませんので安心して下さい」
ニコッとウィル王子は騎士二人に笑顔を見せ謝る姿を見ていたジョン騎士とダリル騎士はボソッと呟いていた。
「……天使だ…天使様だ……」
「本当だ……天使様でも凄い叫び声を出すんだな…」
ジョン騎士とダリル騎士は何も無かったような顔を見せるウィル王子の笑顔に、虫を見ただけであんな凄い声が出せるんだなと何事も無かった事にホッと胸を撫で下ろす騎士二人だった。
1
お気に入りに追加
869
あなたにおすすめの小説
【第1部完結】悪役令息ですが、家族のため精一杯生きているので邪魔しないでください~僕の執事は僕にだけイケすぎたオジイです~
ちくわぱん
BL
【11/28第1部完結・12/8幕間完結】(第2部開始は年明け後の予定です)ハルトライアは前世を思い出した。自分が物語の当て馬兼悪役で、王子と婚約するがのちに魔王になって結局王子と物語の主役に殺される未来を。死にたくないから婚約を回避しようと王子から逃げようとするが、なぜか好かれてしまう。とにかく悪役にならぬように魔法も武術も頑張って、自分のそばにいてくれる執事とメイドを守るんだ!と奮闘する日々。そんな毎日の中、困難は色々振ってくる。やはり当て馬として死ぬしかないのかと苦しみながらも少しずつ味方を増やし成長していくハルトライア。そして執事のカシルもまた、ハルトライアを守ろうと陰ながら行動する。そんな二人の努力と愛の記録。両片思い。じれじれ展開ですが、ハピエン。
BLゲームの世界でモブになったが、主人公とキャラのイベントがおきないバグに見舞われている
青緑三月
BL
主人公は、BLが好きな腐男子
ただ自分は、関わらずに見ているのが好きなだけ
そんな主人公が、BLゲームの世界で
モブになり主人公とキャラのイベントが起こるのを
楽しみにしていた。
だが攻略キャラはいるのに、かんじんの主人公があらわれない……
そんな中、主人公があらわれるのを、まちながら日々を送っているはなし
BL要素は、軽めです。
兄たちが弟を可愛がりすぎです~番外編春人が夢で見た二十年後の王子と護衛騎士~
クロユキ
BL
ベルスタ王国第五王子ウィル・テラ・セルディ・ベルスタ二十年前に亡くなるが、異世界から坂田春人高校二年がウィル王子の身体の中に入りそのままベルスタ王国の王子として生活をする事になる。城内では兄王子に護衛騎士など毎日春人に付きまとう日々…そして今のベルスタ王国の王が代わり、春人ことウィル王子が王様になったお話。
春人の夢の中での話で、ウィル王が兄王子達に護衛騎士に相変わらず振り回されます。
現在更新中の兄弟とはまた別の話になりますが、番外編だけでも読めるお話しになると思います
自己評価下の下のオレは、血筋がチートだった!?
トール
BL
一般家庭に生まれ、ごく普通の人生を歩んで16年。凡庸な容姿に特出した才もない平凡な少年ディークは、その容姿に負けない平凡な毎日を送っている。と思っていたのに、周りから見れば全然平凡じゃなかった!?
実はこの世界の創造主(神王)を母に持ち、騎士団の師団長(鬼神)を父に持つ尊い血筋!? 両親の素性を知らされていない世間知らずな少年が巻き起こすドタバタBLコメディー。
※「異世界で神様になってたらしい私のズボラライフ」の主人公の息子の話になります。
こちらを読んでいなくても楽しめるように作っておりますが、親の話に興味がある方はぜひズボラライフも読んでいただければ、より楽しめる作品です。
俺のこと、冷遇してるんだから離婚してくれますよね?〜王妃は国王の隠れた溺愛に気付いてない〜
明太子
BL
伯爵令息のエスメラルダは幼い頃から恋心を抱いていたレオンスタリア王国の国王であるキースと結婚し、王妃となった。
しかし、当のキースからは冷遇され、1人寂しく別居生活を送っている。
それでもキースへの想いを捨てきれないエスメラルダ。
だが、その思いも虚しく、エスメラルダはキースが別の令嬢を新しい妃を迎えようとしている場面に遭遇してしまう。
流石に心が折れてしまったエスメラルダは離婚を決意するが…?
エスメラルダの一途な初恋はキースに届くのか?
そして、キースの本当の気持ちは?
分かりづらい伏線とそこそこのどんでん返しありな喜怒哀楽激しめ王妃のシリアス?コメディ?こじらせ初恋BLです!
※R指定は保険です。
異世界転生して病んじゃったコの話
るて
BL
突然ですが、僕、異世界転生しちゃったみたいです。
これからどうしよう…
あれ、僕嫌われてる…?
あ、れ…?
もう、わかんないや。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
異世界転生して、病んじゃったコの話
嫌われ→総愛され
性癖バンバン入れるので、ごちゃごちゃするかも…
巻き込まれ異世界転移者(俺)は、村人Aなので探さないで下さい。
はちのす
BL
異世界転移に巻き込まれた憐れな俺。
騎士団や勇者に見つからないよう、村人Aとしてスローライフを謳歌してやるんだからな!!
***********
異世界からの転移者を血眼になって探す人達と、ヒラリヒラリと躱す村人A(俺)の日常。
イケメン(複数)×平凡?
全年齢対象、すごく健全
やめて抱っこしないで!過保護なメンズに囲まれる!?〜異世界転生した俺は死にそうな最弱プリンスだけど最強冒険者〜
ゆきぶた
BL
異世界転生したからハーレムだ!と、思ったら男のハーレムが出来上がるBLです。主人公総受ですがエロなしのギャグ寄りです。
短編用に登場人物紹介を追加します。
✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎
あらすじ
前世を思い出した第5王子のイルレイン(通称イル)はある日、謎の呪いで倒れてしまう。
20歳までに死ぬと言われたイルは禁呪に手を出し、呪いを解く素材を集めるため、セイと名乗り冒険者になる。
そして気がつけば、最強の冒険者の一人になっていた。
普段は病弱ながらも執事(スライム)に甘やかされ、冒険者として仲間達に甘やかされ、たまに兄達にも甘やかされる。
そして思ったハーレムとは違うハーレムを作りつつも、最強冒険者なのにいつも抱っこされてしまうイルは、自分の呪いを解くことが出来るのか??
✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎
お相手は人外(人型スライム)、冒険者(鍛冶屋)、錬金術師、兄王子達など。なにより皆、過保護です。
前半はギャグ多め、後半は恋愛思考が始まりラストはシリアスになります。
文章能力が低いので読みにくかったらすみません。
※一瞬でもhotランキング10位まで行けたのは皆様のおかげでございます。お気に入り1000嬉しいです。ありがとうございました!
本編は完結しましたが、暫く不定期ですがオマケを更新します!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる