兄たちが弟を可愛がりすぎです

クロユキ

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シェル王子の騎士指導

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ニック護衛騎士がウィル王子…春人を騎士寮の自分の部屋に連れ出していた頃、一人の騎士が闘技場で騎士達の指導を行っていた。
キンキンガキン……!
「うわっ!……っ」ドサッ!騎士の一人が打ち込みで跳ね除け地面に倒れてしまった。
「打ち込みが甘い、次!」
騎士達に剣の指導を教えているこのベルスタ王国の第一王子シェル・イル・ロード・ベルスタもう一つの名はベルスタの騎士達を纏める騎士団長を任されてもいる。
シェル王子は騎士達の剣技指導を行っていた。
キィイーン、ガキン!
「ひいっ!」ドサッ!騎士はシェル王子が剣を振りかざし騎士の身体をスレスレに剣先が通り騎士が思わず腰を落としていた。
剣の先は練習用の為尖っている先を潰し丸くなっている。
怪我をする事はないが、今日のシェル王子は何処か落ち着きがなく、イライラとしてそれは騎士達にも伝わる事だった。
シェル王子と騎士の練習を見ていた他の騎士達はいっものシェル王子の剣の指導が違う事に気付いていた。
「…なぁ今日の団長機嫌が悪いけど何か合ったのか?」
「お前もそう思うのか?俺もいっもの団長らしくないと言うか剣が豪になって荒れている感じ何だよな」
指導の順番待ちをしていた騎士達が今日のシェル王子がおかしいと青ざめる騎士もいた。そんな中一人の騎士が話しだした
「知り合いの騎士に聞いたがジル総隊長が団長の彼女を連れて外に出たと噂が流れてたんだ。もしかしたらそれが原因で団長の様子がおかしいと思うのはそれが原因かも……」
「ええっ?それ本当の事か?総隊長が団長の彼女を……?」
「そこの三人何を騒いでいるのですか!」
ビクッ!!と、先ほど話をしていた騎士三人がシェル王子の声で驚き身体が固まっていた。
「良いでしょう、三人一度に私に向かって来なさい」
「「「!?」」」
シェル王子の無茶な三人同時の突撃指導に他の騎士達もザワザワと騒ぎ立て、一人の騎士が騒ぎを止めに来た
「おーい、何の騒ぎだ?」
ベルスタ王国の第三王子カイザック・ゼン・ダース・ベルスタもう一つの名は騎士達の副団長を務めている
「カイ…」
騎士達の前に副団長が現れた為騎士達はホッと胸を撫で下ろす者もいた。
「カイ退きなさい今から三人の騎士達の指導をするのです」
「三人?何考えてんだシェル兄…またイライラして騎士達にぶつけるのは止めろよ」
「私が苛ついていると?」
カイザックは頭をガシガシかきながら…「ウィルの事か?」と、カイザックはシェル王子を見てウィルの名前を出した。そしてシェル王子は名前が出るとピクッと顔付きが変わっていった。
相変わらずウィルの弟の事となると無気になる兄に苦笑いをするカイザックだった





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