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ジル王子にドキドキ?

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「メイド長ウィルを此処まで代わるとは思わなかったよ」
ウィルの父さんがメイド長にお礼の言葉をかけていた
「喜んでいただき有難う御座います。わたくしは何もしておりませんわウィル様の素材が宜しかったのです。そしてわたくしの後ろに居りますメイド達のお陰で御座います」
メイド長がウィルの父さんに軽く礼をするとメイド達も自分達の名前が出てくるとは思わずお互いの顔を見ながら笑顔になっていた
「うむ、そうだな此れもメイド達のお陰だな私から礼を言うぞ、後にお前達に褒美をやろうメイド長に渡しておく後で受け取ると良い」
褒美と聞きメイド達は喜びの余り声を出し合っていた。そして何故かメイド達が俺に注目しているようで皆笑顔で俺の方を見ていた……褒美貰えて嬉しいんだなと思い俺は何とか笑顔を作りメイド達を見ていた
(ウィル様また女装をしたい時は呼んでください)
(メイドの仕事以外でこんな楽しいお世話で褒美が貰えるなんて参加出来なかったメイド達に自慢しなきゃ)
(ウィル様のお世話をしているマリアが羨ましいわきっとご褒美を貰っているに違いないわ)
俺の知らないメイド達の心の声が知るはずもなかった
「ウィルとこのまま別れるのは惜しいが楽しみの時間が過ぎて仕舞うからなジルウィルを頼んだぞ」
「……はい」
ジル王子は乗り気でない返事で俺は散歩に行く前から青ざめていた……そんな俺の不安も知らずウィルの父さんが額にキスをして俺に話し掛けていた
「ウィルジルの事を頼んだよ、無愛想なお兄ちゃんだけどウィルの姿本当は恥ずかしくて言えないと思うから今日はジルの相手をして上げてくれ」
俺にジル王子の事を御願いするとウィルの父さんがジル王子に言った
「ジル此処から庭園は少し遠いから馬車を使うと良い、馬車からの眺めも良いぞウィル!」
ば、馬車?馬車って馬が引く馬車の事だよなおおっ…俺初めて乗るぞ馬車!俺は馬車と聞いただけでテンションが上がっていた
「……馬車ですか…」
ジル王子は馬車と聞いただけでいっもの不機嫌そうな顔をしていた
「さて、兄弟(妹)仲良く今日は楽しんでくると良い、私と医師は此処で失礼するよ」
「ジル様ウィル様御体に気をつけて行ってらっしゃいませ、ほっ、ほっ、ほっ」
ウィルの父さんと医師じぃさんは俺とジル王子を残し部屋を出ていったウィルの父さんが兄弟で別の呼び名が聞こえたが気にしないことにした……
俺とジル王子とメイド二十人とメイド長が今ウィルの部屋の中にいる俺はどうしたら良いのか分からず下を向いて居るとジル王子が動き出し俺の側に来た
「ウィル履き物はどうした?」
「え?あ…」
俺は今裸足のままで靴がなかったんだ…ジル王子の問いかけを聞いたメイド長が数人のメイド達に靴を持たせ俺の側に来て
靴が入るのかを一足ずつ試していた
「ウィル様こちらの履き物でしたら足にピッタリで御座います」
片足に白に靴の前に花の飾りが付いて靴のかかとも低めで靴も俺はどれが良いのか分かんないから「それで御願いします」とメイド長に言うともう片方を履かせて貰おうとした時ジル王子が声をかけてきた
「私が履かせよう」
「へ?」
俺は変な声で言うとメイド長がニコニコしなが片方の靴をジル王子に渡しジル王子が俺(ウィル)の足を持ち靴を履かせていた
何か物語に出てくるシーン見たいでその様子を見ていたメイド達が小声でキャー、キャー言っていた……ジル王子の以外な行動で俺はドキドキしていた





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