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ジル王子の護衛騎士三人

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少し前の事ジル王子がウィルの部屋を出て廊下でため息をついていた…それを見ていたジルの護衛騎士が話し掛けていた
「ジル様御疲れの様ですがウィル王子に何かありましたか?」
「いや、ウィルは最近は体調が良いと聞いた、ただ父上が…遊び心が出てきたようだ……」
ジル王子は額に手を当て、護衛騎士の一人に話し掛けた
「今日私は休むことになったお前達も私の護衛から離れ今日の休日を楽しむと良い」
ジルの護衛騎士三人は突然の休みを言われ少し戸惑っていた
「ジル様またご気分が悪いのですか?」
「いや大丈夫だ心配をかけたな、父上から今日はゆっくりと過ごせと言われこの後ウィルと二人で散歩をする事になった」
「「「!?」」」
「……ジル様がウィル王子と御出掛け…ですか?」
「ジル様ウィル様とは余りお会いになられては居りませんでしたが…」
「私達が一緒にお付きに成らなくて宜しいのですか?」
護衛騎士三人共ウィル王子と出掛けると聞き大丈夫だろうかと、人付き合いが苦手なジル王子に心配をしていた
「ジル様ウィル王子は足が不自由と聞きましたが、私達がお手伝い致します」
「大丈夫だ、私一人でもウィルを抱き抱えて歩いては行ける私の事よりお前達は休みをとる様に、私は今からメイド長に会いに行く此処で解散だ」
「「「は!御疲れ様です」」」
ジルは護衛騎士三人と離れ王に頼まれたメイド長に会いに行った
ジル王子の姿が見えなくなり護衛騎士三人は話し合いをしていた
「ジル様本当に大丈夫だろうか…俺達付いて行きたいがさっき来るなと言われたからな…」
「ウィル様と散歩と聞いた時は耳を疑ったが今のジル様の様子を見たら本当の様だな……嫌な顔もしていなかった見たいだし喜んでいるとか?」
「なぁ、俺達三人隠れてジル様とウィル王子の後を付いて行かないか!?」
「そうだな、最近倒られて身体も本調子では無いからな何か合っては遅い俺達がジル様を守るんだ」
「「おぅ!」」
人付き合いが苦手なジルを影から支え合う護衛騎士三人がいた


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