110 / 484
夜遅くにごめんなさい
しおりを挟む
俺はシェル王子のマッサージが気持ち良くいつの間にか眠っていたらしい、ふっ、と目が覚め俺は確か座っていた筈なのに身体はベッドの中で寝かされていて部屋の中は外からの月の明かりで薄明かるさで何とか見える状態だ
何となく覚えのある記憶で眠っている俺(ウィル)の身体が浮いたような感じがして頭を撫でられた記憶があった手の大きさから多分シェル王子の手だったと思う…何度も頭を撫でられているから分かった
シェル王子のマッサージが普通なのには驚いた何かしてくるかなと思ったけど何もなく拍子抜けしたと言うか……ちょっと待てまるで俺がシェル王子が何かしてくる事を待っているみたいじゃん…
「ううっ考えただけでも恥ずかしい何を考えてんだ俺は…」
俺は夜の何時頃かも分からない薄明かるい部屋で、一人顔に両手をあてベッドの中で「うおおっ」と唸っていた
俺の声が聞こえたのか廊下から人が話す声が聞こえてきた俺は「やばっ」と思い寝たふりをする事にした。もしかしてニックかなと思ったけどこんな夜遅くに呼び出す訳にはいかずささっ…と俺は掛け布団を顔に被せるように如何にも寝てますを演じてみることにした。
コン、コン…夜遅いから控えめの扉を叩く音がして静かに開いた
「失礼します…殿下?起きていますか」小声のニックの声が聞こえてきて、俺は布団の中でくちを手で押さえていた。何も可笑しい事があるわけでもないのに必死で笑いを堪えていた
この光景中学の修学旅行で、夜男子と騒いで先生の見回りで慌てて布団の中に入って、必死で笑いを押さえ結局先生に張れ怒られたっけ…懐かしいな…ん?ちょっと待てよ俺確か高二だったよな修学旅行行ってないぞ…確か北海道でスキーだったはずだ!
ガバッ❗
「え~~俺楽しみにしてたのにーーっ」
「うあっ!?」
「へ?」
俺が思いっきり掛け布団をめくり叫んでしまった為、ニックが俺の側まで来ようとしていたらしく、突然掛け布団が宙に舞いニックが驚き後退りをして固まっていた……廊下ではニックと一緒に護衛担当をする事になった、俺とシェル王子が抱き合っていた所を見ていた護衛騎士が居て、開いた扉の前で驚きの顔をしてくちがポカーンと空いていた
俺は「夜遅く騒がせてごめんなさい」と二人に謝っていた
何となく覚えのある記憶で眠っている俺(ウィル)の身体が浮いたような感じがして頭を撫でられた記憶があった手の大きさから多分シェル王子の手だったと思う…何度も頭を撫でられているから分かった
シェル王子のマッサージが普通なのには驚いた何かしてくるかなと思ったけど何もなく拍子抜けしたと言うか……ちょっと待てまるで俺がシェル王子が何かしてくる事を待っているみたいじゃん…
「ううっ考えただけでも恥ずかしい何を考えてんだ俺は…」
俺は夜の何時頃かも分からない薄明かるい部屋で、一人顔に両手をあてベッドの中で「うおおっ」と唸っていた
俺の声が聞こえたのか廊下から人が話す声が聞こえてきた俺は「やばっ」と思い寝たふりをする事にした。もしかしてニックかなと思ったけどこんな夜遅くに呼び出す訳にはいかずささっ…と俺は掛け布団を顔に被せるように如何にも寝てますを演じてみることにした。
コン、コン…夜遅いから控えめの扉を叩く音がして静かに開いた
「失礼します…殿下?起きていますか」小声のニックの声が聞こえてきて、俺は布団の中でくちを手で押さえていた。何も可笑しい事があるわけでもないのに必死で笑いを堪えていた
この光景中学の修学旅行で、夜男子と騒いで先生の見回りで慌てて布団の中に入って、必死で笑いを押さえ結局先生に張れ怒られたっけ…懐かしいな…ん?ちょっと待てよ俺確か高二だったよな修学旅行行ってないぞ…確か北海道でスキーだったはずだ!
ガバッ❗
「え~~俺楽しみにしてたのにーーっ」
「うあっ!?」
「へ?」
俺が思いっきり掛け布団をめくり叫んでしまった為、ニックが俺の側まで来ようとしていたらしく、突然掛け布団が宙に舞いニックが驚き後退りをして固まっていた……廊下ではニックと一緒に護衛担当をする事になった、俺とシェル王子が抱き合っていた所を見ていた護衛騎士が居て、開いた扉の前で驚きの顔をしてくちがポカーンと空いていた
俺は「夜遅く騒がせてごめんなさい」と二人に謝っていた
1
お気に入りに追加
897
あなたにおすすめの小説
普通の学生だった僕に男しかいない世界は無理です。帰らせて。
かーにゅ
BL
「君は死にました」
「…はい?」
「死にました。テンプレのトラックばーんで死にました」
「…てんぷれ」
「てことで転生させます」
「どこも『てことで』じゃないと思います。…誰ですか」
BLは軽い…と思います。というかあんまりわかんないので年齢制限のどこまで攻めるか…。
天涯孤独になった少年は、元兵士の優しいオジサンと幸せに生きる
ir(いる)
BL
ファンタジー。最愛の父を亡くした後、恋人(不倫相手)と再婚したい母に騙されて捨てられた12歳の少年。30歳の元兵士の男性との出会いで傷付いた心を癒してもらい、恋(主人公からの片思い)をする物語。
※序盤は主人公が悲しむシーンが多いです。
※主人公と相手が出会うまで、少しかかります(28話)
※BL的展開になるまでに、結構かかる予定です。主人公が恋心を自覚するようでしないのは51話くらい?
※女性は普通に登場しますが、他に明確な相手がいたり、恋愛目線で主人公たちを見ていない人ばかりです。
※同性愛者もいますが、異性愛が主流の世界です。なので主人公は、男なのに男を好きになる自分はおかしいのでは?と悩みます。
※主人公のお相手は、保護者として主人公を温かく見守り、支えたいと思っています。
BL世界に転生したけど主人公の弟で悪役だったのでほっといてください
わさび
BL
前世、妹から聞いていたBL世界に転生してしまった主人公。
まだ転生したのはいいとして、何故よりにもよって悪役である弟に転生してしまったのか…!?
悪役の弟が抱えていたであろう嫉妬に抗いつつ転生生活を過ごす物語。
迷子の僕の異世界生活
クローナ
BL
高校を卒業と同時に長年暮らした養護施設を出て働き始めて半年。18歳の桜木冬夜は休日に買い物に出たはずなのに突然異世界へ迷い込んでしまった。
通りかかった子供に助けられついていった先は人手不足の宿屋で、衣食住を求め臨時で働く事になった。
その宿屋で出逢ったのは冒険者のクラウス。
冒険者を辞めて騎士に復帰すると言うクラウスに誘われ仕事を求め一緒に王都へ向かい今度は馴染み深い孤児院で働く事に。
神様からの啓示もなく、なぜ自分が迷い込んだのか理由もわからないまま周りの人に助けられながら異世界で幸せになるお話です。
2022,04,02 第二部を始めることに加え読みやすくなればと第一部に章を追加しました。
転生悪役令息、雌落ち回避で溺愛地獄!?義兄がラスボスです!
めがねあざらし
BL
人気BLゲーム『ノエル』の悪役令息リアムに転生した俺。
ゲームの中では「雌落ちエンド」しか用意されていない絶望的な未来が待っている。
兄の過剰な溺愛をかわしながらフラグを回避しようと奮闘する俺だが、いつしか兄の目に奇妙な影が──。
義兄の溺愛が執着へと変わり、ついには「ラスボス化」!?
このままじゃゲームオーバー確定!?俺は義兄を救い、ハッピーエンドを迎えられるのか……。
※タイトル変更(2024/11/27)
R指定はないけれど、なんでかゲームの攻略対象者になってしまったのだが(しかもBL)
黒崎由希
BL
目覚めたら、姉にゴリ推しされたBLゲームの世界に転生してた。
しかも人気キャラの王子様って…どういうことっ?
✻✻✻✻✻✻✻✻✻✻✻✻
…ええっと…
もう、アレです。 タイトル通りの内容ですので、ぬるっとご覧いただけましたら幸いです。m(_ _)m
.
モブらしいので目立たないよう逃げ続けます
餅粉
BL
ある日目覚めると見慣れた天井に違和感を覚えた。そしてどうやら僕ばモブという存存在らしい。多分僕には前世の記憶らしきものがあると思う。
まぁ、モブはモブらしく目立たないようにしよう。
モブというものはあまりわからないがでも目立っていい存在ではないということだけはわかる。そう、目立たぬよう……目立たぬよう………。
「アルウィン、君が好きだ」
「え、お断りします」
「……王子命令だ、私と付き合えアルウィン」
目立たぬように過ごすつもりが何故か第二王子に執着されています。
ざまぁ要素あるかも………しれませんね
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる