兄たちが弟を可愛がりすぎです

メイドのマリアに張れました？

「あはは、ウィルの父さん面白い人だったな…抱き癖がなければ良かったんだけどなーっ」
俺が素の春人で話し出したらシェル王子とニックが驚いた顔をして俺（ウィル）の顔を見ていた
あれ？と首を傾げて二人を見ていた
「おーいお二人さん？」
俺の声掛でハッと我に帰ったシェル王子とニック護衛騎士が俺（ウィル）の顔をじっと見て二人して見てくるから思わずベッドの中へ潜り込んでしまった
ガシッ、とシェル王子が俺が潜り込んでいる布団を掴み俺を引きづり出そうとしていた
「ウィル、いえ春人説明して貰いましょうか、何故ニック・ライナスがいるにも関わらず春人の口調で話しをしているのですか！？」
「うえええ、ちょっ、シェル王子布団引っ張んないで、ニック助け……」
ニックは何故か落ち込んでいる様子で俺の声が聞こえない様です
「……俺と春人二人だけの秘密ではなかったのか…シェル騎士団長も春人の名前を知っていた……ﾌﾞｯﾌﾞｯ…」
ニックさんがさっきからﾌﾞｯﾌﾞｯ言って怖いんだけど……何これ俺が悪いの？
「うあっ！？」
シェル王子が等々俺のベッドの上に乗って来て俺（ウィル）の右手首をガシッと握り動けない上にシェル王子が除き混んで来ています
「シ、シェル王子落ち着いて…話すから…この前シェル王子が俺をウィルではなく春人を引き出してくれたから、此れからも俺のウィルの護衛に決まったニックにも、春人という俺を知って貰いたくてニックにも話しをしたんだ……だから俺春人を知っているのはシェル王子とニックだけだよ」
俺はシェル王子に苦笑いをしながら話しをした
「そうですか…分かりましたウィルの護衛を此れからするのですからニック護衛騎士に知って貰うべきかもしれませんね」
シェル王子は手首を握っていた手を放し謝っていた
「春人…すみませんでした春人の事は誰も知らないと思っていましたから……お詫びに口付けして良いですか」
「なんでそうなるんだよ」
俺はまだニックがぼーとしているのを見てニックを呼んだ
「ニック大丈夫ですかーニックにも説明するからこっち来て」
「あ、は、はい」
俺は先ほどのシェル王子と同じように説明をして何とかニックも納得してくれた…ひと安心と思いフゥ…とため息をついたとき離れから声が聞こえてきた
「ウィル様、春人様とは誰ですか～」
とメイドのマリアが聞いてきた俺達三人固まっていた