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春人とシェル王子
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シェル王子とフィン兄達と別れて俺(ウィル)はザック兄に抱き抱えられながらウィルの部屋へ向かっていた。
「ウィル、シェル兄と少しは打ち解けた様だな」
「え?」
「シェル兄と何があったとかは聞かねえが、いっものウィルに戻って少しは安心したかな、後でシェル兄とちゃんと話せよ!」
ええっ、何でザック兄が後からシェル王子と話し合いが有ること知ってんだよ?
「あ、そうだウィル今日ジル兄に会ったが覚えていたか?」
「…いえ、覚えていないほうが強いみたいです」
「そうだな…ジル兄はウィルの部屋には来たことが無かったからな…たまにウィルが部屋の窓から外を見た時ジル兄を見掛けるぐらいじゃないかな」
えージル兄は、ウィルが生まれてから数回会うか会わないか見たいな感じなのか?おいおい 、ウィルの兄貴だろう病気のウィルを見舞われよ……
ウィルに対するジル兄に俺はショックみたいなものを感じた
「まぁジル兄も忙がしい人だからウィルの部屋に見舞いたくても本当は行けなかったかも知れないな…」
「…そんなに忙しい人何ですか?ジル兄様は 」
「ああ、言ってなかったか?ジル兄は近衛騎士総隊長、俺達の父親王を護る護衛騎士だ」
「へ?」
「ガハハハ、ウィルそんな驚いた顔するなよ意外だって顔してるぞ、まぁシェル兄よりジル兄が上だが剣の腕はシェル兄が上だ」
「王を護る任務だから、中々ジル兄もゆっくり休めないのも有るかもな…だから顔も段々険しい表情になるわけだ」
「……」
「おっ、話しているうちにウィルの部屋に着いたな」
ザック兄は俺(ウィル)をベッドに座らせ、何かあれば呼べよと言われ部屋を出ていった。
メイドのマリアも今すぐ夕食を持って来ますと言って部屋を出て、医師じぃさんも何か合ったら呼んでくださいと言って部屋を出ていった。
……なぁウィル俺ジル王子という人が分かんないや、本当はウィルと話しがもっとしたかったかもな…恐いけど
暫くしてマリアが夕食を持って来て、寝服に着替え何とか一人でも着替えることができた(頑張ったよ誉めて)
そして暫くして扉にノックの音が聞こえた
コン、コン「ウィル今大丈夫かい?」
「はい」
部屋に入ってきたのは騎士服を着替え貴族の軽装服を着てシェル王子が入って来た…何を着ても似合うなこの人は、と何故か見惚れて見ていたらシェル王子がマリアの方を見て言った
「ウィルと話があるので二人だけにしてほしい」
「はい、わかりました」
メイドのマリアはそう言うと部屋を出ていってしまった
しーんと静まりかえって逆に落ち着かない…俺(ウィル)がソワソワしているのを見てシェル王子がクスッと小さく笑った気がして話し出した。
「彼は、ニック・ライナスはまだ戻ってはいないみたいだね」
「…はい、今日はゆっくりして欲しいと思っていたので」
「フッそうだね、今ここにいては欲しくないからね」
「え?」
と俺(ウィル)がシェル王子の顔を見て首を傾げた
ベッドの反対側に立っていたシェル王子が歩き出し俺(ウィル)の側に来てベッドに腰をおろし、シェル王子の右手が俺(ウィル)の左頬に触りビクッと身体が動いたのがわかった、俺(春人)はこの空気ヤバイ奴だと思っていても、身体が固まってただシェル王子を見ている事しか出来なかった。
俺(ウィル)の唇に柔らかく触れてくる、シェル王子の唇が重なるのが分かり初めての時よりも何故か優しく感じ、目の前に瞼を閉じた長いまつ毛のシェル王子がいた……
重なり合った唇が離れ俺(ウィル)の顔は真っ赤に固まったままシェル王子はフッと困った笑みを浮かべ話し出した。
「…殴られる覚悟で居たのですが、私は貴方を好きになってしまったようです…」
「ウィルの中に居る貴方を……」
「ウィル、シェル兄と少しは打ち解けた様だな」
「え?」
「シェル兄と何があったとかは聞かねえが、いっものウィルに戻って少しは安心したかな、後でシェル兄とちゃんと話せよ!」
ええっ、何でザック兄が後からシェル王子と話し合いが有ること知ってんだよ?
「あ、そうだウィル今日ジル兄に会ったが覚えていたか?」
「…いえ、覚えていないほうが強いみたいです」
「そうだな…ジル兄はウィルの部屋には来たことが無かったからな…たまにウィルが部屋の窓から外を見た時ジル兄を見掛けるぐらいじゃないかな」
えージル兄は、ウィルが生まれてから数回会うか会わないか見たいな感じなのか?おいおい 、ウィルの兄貴だろう病気のウィルを見舞われよ……
ウィルに対するジル兄に俺はショックみたいなものを感じた
「まぁジル兄も忙がしい人だからウィルの部屋に見舞いたくても本当は行けなかったかも知れないな…」
「…そんなに忙しい人何ですか?ジル兄様は 」
「ああ、言ってなかったか?ジル兄は近衛騎士総隊長、俺達の父親王を護る護衛騎士だ」
「へ?」
「ガハハハ、ウィルそんな驚いた顔するなよ意外だって顔してるぞ、まぁシェル兄よりジル兄が上だが剣の腕はシェル兄が上だ」
「王を護る任務だから、中々ジル兄もゆっくり休めないのも有るかもな…だから顔も段々険しい表情になるわけだ」
「……」
「おっ、話しているうちにウィルの部屋に着いたな」
ザック兄は俺(ウィル)をベッドに座らせ、何かあれば呼べよと言われ部屋を出ていった。
メイドのマリアも今すぐ夕食を持って来ますと言って部屋を出て、医師じぃさんも何か合ったら呼んでくださいと言って部屋を出ていった。
……なぁウィル俺ジル王子という人が分かんないや、本当はウィルと話しがもっとしたかったかもな…恐いけど
暫くしてマリアが夕食を持って来て、寝服に着替え何とか一人でも着替えることができた(頑張ったよ誉めて)
そして暫くして扉にノックの音が聞こえた
コン、コン「ウィル今大丈夫かい?」
「はい」
部屋に入ってきたのは騎士服を着替え貴族の軽装服を着てシェル王子が入って来た…何を着ても似合うなこの人は、と何故か見惚れて見ていたらシェル王子がマリアの方を見て言った
「ウィルと話があるので二人だけにしてほしい」
「はい、わかりました」
メイドのマリアはそう言うと部屋を出ていってしまった
しーんと静まりかえって逆に落ち着かない…俺(ウィル)がソワソワしているのを見てシェル王子がクスッと小さく笑った気がして話し出した。
「彼は、ニック・ライナスはまだ戻ってはいないみたいだね」
「…はい、今日はゆっくりして欲しいと思っていたので」
「フッそうだね、今ここにいては欲しくないからね」
「え?」
と俺(ウィル)がシェル王子の顔を見て首を傾げた
ベッドの反対側に立っていたシェル王子が歩き出し俺(ウィル)の側に来てベッドに腰をおろし、シェル王子の右手が俺(ウィル)の左頬に触りビクッと身体が動いたのがわかった、俺(春人)はこの空気ヤバイ奴だと思っていても、身体が固まってただシェル王子を見ている事しか出来なかった。
俺(ウィル)の唇に柔らかく触れてくる、シェル王子の唇が重なるのが分かり初めての時よりも何故か優しく感じ、目の前に瞼を閉じた長いまつ毛のシェル王子がいた……
重なり合った唇が離れ俺(ウィル)の顔は真っ赤に固まったままシェル王子はフッと困った笑みを浮かべ話し出した。
「…殴られる覚悟で居たのですが、私は貴方を好きになってしまったようです…」
「ウィルの中に居る貴方を……」
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