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長い一日でした。

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「殿下……先ほどは、失礼致しました!」
「いえ、僕の方こそ無理な御願いをして、すみませんでした…。」
「謝らないで下さい殿下が、わたくしの様な、まだ、見習いの身であるのに、殿下の護衛騎士を頂き嬉しく思っております。」
「只、わたくしの一存では、殿下の護衛騎士をお引き受ける事が出来ません、団長の許可が必要になりますので……。」
「団長……」
シェル王子の許可か……
「……分かりました、シェル兄様に御願いしてみます」
俺(ウィル)が、言うと、ニックが気まずそうに言った。
「……ウィル殿下……殿下の護衛は、わたくしで宜しかったのですか?」
「僕は、ニックがいいんです!!」
「……っ」
俺(ウィル)は、ニックに向かって、満面の笑顔をしてあげた
「……く……殿下……その笑顔反則です」
ニックが顔を真っ赤にして言った
ふふ……そうだろう、そうだろう、ウィルのこの笑顔は鼻血が出そうなくらいだからな…(経験者は、語る)
そんなやり取りをしていると、メイドのマリアがノックをして入って来た。
「ウィル様、そろそろお休みの御時間になりますよ~」
ええっ、俺(春人)もっとニックと話したいのに~
「まだ、起きていたらダメ?」
メイドのマリアにニコッと、笑って言った。
「だ・め・で・す!夜更かしは、お肌の天敵ですよ~」
いやいや、俺(ウィル)男だし、関係ないし
そんな、やり取りをしているのを見ていた、ニックが、
「殿下、わたくしも、まだ朝は殿下の護衛をしていますので、お休み下さい」
ニックが、そういうなら…と、ベッドに潜り込んだ。
「殿下御休みなさいませ」
ニックが、騎士礼をして部屋を出た。
「うん、お休み」
そんな俺(ウィル)達の会話を見て、マリアが言った。
「ウィル様~浮気は、したらダメですよ~」
マリアが顔をプーと膨らませていた。
なんで、浮気なんだ?

俺(春人)は、色々有りすぎて、ぐっすり眠っていた……

朝、目を覚ましたら知らない人が、一緒に寝ていた!?



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