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ウィルの父さんの突然の思い付きで、フィン王子がいるケーキのお店に行く事になった俺は困った事がある。
着て行く服が無かった。ウィルの父さんにまた服が有りませんと言えばあの恐ろしいウェディングドレスを着る事になる恐れがある為言えない!
俺が悩んでいる事に気が付いたメイドのマリアが聞いてきた
「ウィル様何か気になる事でもありますか?」
「あー俺着る服が無かったの忘れてたからどうしよっかな…と思って考えてた」
今俺はメイドのマリアに春人の口調で話し掛けている
「お洋服でしたらシェル様から頂きました服がありますわ~」
「……いや…外でしかも街中でフリフリの付いた服は着たく無いし……目立ちたくない!」
俺はマリアにあのフリフリ服は困った。
「ん~…どうすっかな…どっか無いかなウィルの背丈の服は…」
コンコン!と扉を叩く音がして扉を開ける気配がなくマリアが扉を開けに向かった
ウィルの部屋に来たのはジル王子の護衛騎士の三人組のその内の一人の騎士が立っていた。
俺は部屋の中に入るようにマリアに伝えマリアは騎士に部屋に入るように話した。
「ウィル様お久し振りで御座います。庭園の時はお世話になりました。」
「いえ、僕も楽しかったです」
俺とジル王子の護衛騎士は庭園での事を思いだし話の途中騎士が
慌てて思い出し手に持っていた布の包みをメイドのマリアに渡した。
「あの、この包みは何ですか?」
「はい、ジル様から預かりまして今日の外出の時に着て下さいとウィル様にお渡しするように言付かって参りました」
マリアが包みの布を広げ開けると紺色のジャケットで少し小さい服とズボンが一緒に入っていた。
「この服を僕にジル兄様が!?」
「こちらの服はジル様がウィル様と背丈が同じ頃に試着されていた服だそうです。ウィル様に着て下さいと言われておりまして、後ジル様から伝言が御座います。」
「…伝言?」
「ジル様の話し方に成ります事を御許しください」
「へ?」
『ウィル、父上から突然フィンの店に行くと言ってきたが、外出用のあのフリフリの服を着るのは辞めろ私達が恥ずかしい、もし着る服が無ければ私のおさがりだが、それを着ると良い。カイザックを迎えに寄越す後に会おう』
「と、の事をジル様からの伝言で御座います」
パチパチパチパチ!俺は思わず伝言をジル王子を真似て話をした騎士に拍手を送った。
「凄いジル兄様ソックリでした」
「え!?いえ…ハハお恥ずかしいですが…側でジル様に護衛騎士としてお仕えしていますと、話し方等覚えてしまいまして、急用でジル様が御伝え出来無い時などは、わたくしが代わりにジル様の伝言を御伝えしています。」
「あの…ジル兄様に仕えてどのくらいなのですか?」
「五年に成ります。」
「ええっ、五年…もすっ……その時騎士さんは何歳だったのですか?」
「確か…その時のわたくしは十六歳だったと思います」
「じゅ……もう凄いの言葉しか出ません」
俺とジル王子の護衛騎士が盛り上がり話をしていると……
「ウィル仕度できたか!?」
と、ザック兄が入って来た。俺と騎士は「「え!?」」と扉を開けて入って来たザック兄に二人とも固まっていた。
着て行く服が無かった。ウィルの父さんにまた服が有りませんと言えばあの恐ろしいウェディングドレスを着る事になる恐れがある為言えない!
俺が悩んでいる事に気が付いたメイドのマリアが聞いてきた
「ウィル様何か気になる事でもありますか?」
「あー俺着る服が無かったの忘れてたからどうしよっかな…と思って考えてた」
今俺はメイドのマリアに春人の口調で話し掛けている
「お洋服でしたらシェル様から頂きました服がありますわ~」
「……いや…外でしかも街中でフリフリの付いた服は着たく無いし……目立ちたくない!」
俺はマリアにあのフリフリ服は困った。
「ん~…どうすっかな…どっか無いかなウィルの背丈の服は…」
コンコン!と扉を叩く音がして扉を開ける気配がなくマリアが扉を開けに向かった
ウィルの部屋に来たのはジル王子の護衛騎士の三人組のその内の一人の騎士が立っていた。
俺は部屋の中に入るようにマリアに伝えマリアは騎士に部屋に入るように話した。
「ウィル様お久し振りで御座います。庭園の時はお世話になりました。」
「いえ、僕も楽しかったです」
俺とジル王子の護衛騎士は庭園での事を思いだし話の途中騎士が
慌てて思い出し手に持っていた布の包みをメイドのマリアに渡した。
「あの、この包みは何ですか?」
「はい、ジル様から預かりまして今日の外出の時に着て下さいとウィル様にお渡しするように言付かって参りました」
マリアが包みの布を広げ開けると紺色のジャケットで少し小さい服とズボンが一緒に入っていた。
「この服を僕にジル兄様が!?」
「こちらの服はジル様がウィル様と背丈が同じ頃に試着されていた服だそうです。ウィル様に着て下さいと言われておりまして、後ジル様から伝言が御座います。」
「…伝言?」
「ジル様の話し方に成ります事を御許しください」
「へ?」
『ウィル、父上から突然フィンの店に行くと言ってきたが、外出用のあのフリフリの服を着るのは辞めろ私達が恥ずかしい、もし着る服が無ければ私のおさがりだが、それを着ると良い。カイザックを迎えに寄越す後に会おう』
「と、の事をジル様からの伝言で御座います」
パチパチパチパチ!俺は思わず伝言をジル王子を真似て話をした騎士に拍手を送った。
「凄いジル兄様ソックリでした」
「え!?いえ…ハハお恥ずかしいですが…側でジル様に護衛騎士としてお仕えしていますと、話し方等覚えてしまいまして、急用でジル様が御伝え出来無い時などは、わたくしが代わりにジル様の伝言を御伝えしています。」
「あの…ジル兄様に仕えてどのくらいなのですか?」
「五年に成ります。」
「ええっ、五年…もすっ……その時騎士さんは何歳だったのですか?」
「確か…その時のわたくしは十六歳だったと思います」
「じゅ……もう凄いの言葉しか出ません」
俺とジル王子の護衛騎士が盛り上がり話をしていると……
「ウィル仕度できたか!?」
と、ザック兄が入って来た。俺と騎士は「「え!?」」と扉を開けて入って来たザック兄に二人とも固まっていた。
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