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躊躇う心
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「メイド長万一の為医師を呼んで来て貰えないか、それから部屋の中には誰も入れないでくれ……父達にも…」
「旦那様方を御部屋に入れないで宜しいのですか?」
「ああっ、部屋の中には私とユリウス二人だけ入る……何かあった場合知らせるよ」
「分かりました、坊っちゃま」
ロバート伯爵はユリウスも一緒に部屋に入るように言った後扉のドアノブを握り締めロバート伯爵はゆっくりと部屋の扉を開いた
キィィ……ヒュ~ッと部屋の中から冷たい冷気が流れ部屋の中は氷で覆い尽くされ家具も机も椅子も何もかもが氷で包まれていた
部屋の中を扉が開いた隙間から覗いて見ていたメイド長と執事そしてメイド達が驚いた顔を見せ声を失っていた。
部屋の中が氷で広がっているのを見たメイド長が直ぐに部屋の扉を閉め部屋の中は真っ暗に成りユリウスが手のひらで火を灯し氷の部屋がキラキラと輝いて居るように見えていた。
「ロバート、キャンドルか何か火を灯す物はあるか?」
「えっ……ああっ、そこの台の上にあるが…凍ってしまって使えないな……」
ユリウスは部屋の扉を開け廊下で待っているメイド達に手に持っキャンドルを持って来るように伝え、メイド達は慌ててキャンドルを取りに行きメイド長がロバート伯爵に話し掛けていた。
「ロバート坊っちゃま、ルィーズ様は……」
「部屋の中が氷で覆われ明かりを付ける事が出来ない…」
話しの途中でメイドがキャンドルを持ちロバート伯爵とユリウスはまた部屋の中に入って行った。
「……ルィーズ?何処なんだ?私だロバートだ……」
キャンドルを部屋の周りを灯しながら歩きそしてロバート伯爵はルィーズ夫人を探しだした。
「ルィーズ!!」
バッ!とロバート伯爵はルィーズ夫人の側に駆け寄っていた。
ベッドの上で仰向けになり両手を重ねお腹の上に置く姿はまるで死んでいるかのようにルィーズ夫人は眠っていた。
氷はルィーズ夫人自信も覆われまるで氷の棺の中に居るような感じであった。
「ルィーズ!ルィーズ!」
氷で覆われたルィーズ夫人に氷を炎で必死に溶かすロバート伯爵だが氷が厚いため手を氷に当てている部分だけが溶けただけだった。
「ロバート、私に替われ」
「……ユリウス…」
ユリウスは氷で覆われたルィーズ夫人に手をかざしゆっくりと炎の魔法を手に掛け氷が少しずつ溶け始めルィーズ夫人の生身の身体が姿を現しロバート伯爵は直ぐにルィーズ夫人を抱き寄せ目を開けるようにルィーズ夫人の顔を触り続けた。
「ルィーズ、ルィーズ、目を開けてくれ……息をしてくれ……」
冷たい体に顔に何度も唇に口付けをして涙を流すロバート伯爵の姿を見ていたユリウスは自分が持っ治癒能力で助ける事が出来るかも知れないと思ったが、一瞬考えてしまった。
(体の外側で治癒を体に当てる事は出来る…だがその後彼女の体の中に直接治癒を流し込まなければ成らない…要するに口付けを交わす事になってしまう……まだ「兄」が生まれて居ない為ユリーナの他に別の女性と口付けをする事を神様は許してくれるだろうか?でも、これは心臓マッサージみたいなもの何だ人の命が掛かっているそれに子供も……)
ユリウスは悩み決心をしてルィーズ夫人の体を抱き締め泣いているロバート伯爵に許可を貰うため話しをした。
「……ロバート、私の治癒で奥さんが助かるかも知れない…」
「!!ユリウス……ユリウス、それは本当なのか!?」
ロバート伯爵はベッドの上に座りルィーズ夫人を抱き締め涙を流しながらユリウスの言葉に顔を向けた。
「……だが、治癒の能力を使うのにお前の許可が必要になる」
「私の許可?とは、言ってくれユリウス」
「治癒能力で外側から奥さんの体を触って行く事に成り最後は奥さんの体に直接治癒を流し込まなければ成らないがそれでも良いのか?」
「……体を触りそして直接治癒を体の中にか……!?」
「……治癒を流し込むには口付けをする事に成るが……」
「!口付け……をか……」
ロバート伯爵はユリウスの治癒の治療を聞き真っ青な顔に成っていた…自分の奥さんが他の男に体を触られ口付けを交わす事に…だが迷っている訳には行かなかったお腹の子供の状態が心配だった。
「分かったユリウス…妻を子供を…助けてくれ」
「全力で行うが……私の治療が見たく無いなら部屋を出ても構わないが……」
「……ここに居るよ妻が目を覚めた時お前が側に居たら驚くだろう?」
「確かにそうだな」
「ユリウス頼む始めてくれ」
「ああっ、分かった」
ロバート伯爵はルィーズ夫人にキスをした後離れで立ちユリウスが今からルィーズ夫人の治療を始める事を見守り続けた。
「旦那様方を御部屋に入れないで宜しいのですか?」
「ああっ、部屋の中には私とユリウス二人だけ入る……何かあった場合知らせるよ」
「分かりました、坊っちゃま」
ロバート伯爵はユリウスも一緒に部屋に入るように言った後扉のドアノブを握り締めロバート伯爵はゆっくりと部屋の扉を開いた
キィィ……ヒュ~ッと部屋の中から冷たい冷気が流れ部屋の中は氷で覆い尽くされ家具も机も椅子も何もかもが氷で包まれていた
部屋の中を扉が開いた隙間から覗いて見ていたメイド長と執事そしてメイド達が驚いた顔を見せ声を失っていた。
部屋の中が氷で広がっているのを見たメイド長が直ぐに部屋の扉を閉め部屋の中は真っ暗に成りユリウスが手のひらで火を灯し氷の部屋がキラキラと輝いて居るように見えていた。
「ロバート、キャンドルか何か火を灯す物はあるか?」
「えっ……ああっ、そこの台の上にあるが…凍ってしまって使えないな……」
ユリウスは部屋の扉を開け廊下で待っているメイド達に手に持っキャンドルを持って来るように伝え、メイド達は慌ててキャンドルを取りに行きメイド長がロバート伯爵に話し掛けていた。
「ロバート坊っちゃま、ルィーズ様は……」
「部屋の中が氷で覆われ明かりを付ける事が出来ない…」
話しの途中でメイドがキャンドルを持ちロバート伯爵とユリウスはまた部屋の中に入って行った。
「……ルィーズ?何処なんだ?私だロバートだ……」
キャンドルを部屋の周りを灯しながら歩きそしてロバート伯爵はルィーズ夫人を探しだした。
「ルィーズ!!」
バッ!とロバート伯爵はルィーズ夫人の側に駆け寄っていた。
ベッドの上で仰向けになり両手を重ねお腹の上に置く姿はまるで死んでいるかのようにルィーズ夫人は眠っていた。
氷はルィーズ夫人自信も覆われまるで氷の棺の中に居るような感じであった。
「ルィーズ!ルィーズ!」
氷で覆われたルィーズ夫人に氷を炎で必死に溶かすロバート伯爵だが氷が厚いため手を氷に当てている部分だけが溶けただけだった。
「ロバート、私に替われ」
「……ユリウス…」
ユリウスは氷で覆われたルィーズ夫人に手をかざしゆっくりと炎の魔法を手に掛け氷が少しずつ溶け始めルィーズ夫人の生身の身体が姿を現しロバート伯爵は直ぐにルィーズ夫人を抱き寄せ目を開けるようにルィーズ夫人の顔を触り続けた。
「ルィーズ、ルィーズ、目を開けてくれ……息をしてくれ……」
冷たい体に顔に何度も唇に口付けをして涙を流すロバート伯爵の姿を見ていたユリウスは自分が持っ治癒能力で助ける事が出来るかも知れないと思ったが、一瞬考えてしまった。
(体の外側で治癒を体に当てる事は出来る…だがその後彼女の体の中に直接治癒を流し込まなければ成らない…要するに口付けを交わす事になってしまう……まだ「兄」が生まれて居ない為ユリーナの他に別の女性と口付けをする事を神様は許してくれるだろうか?でも、これは心臓マッサージみたいなもの何だ人の命が掛かっているそれに子供も……)
ユリウスは悩み決心をしてルィーズ夫人の体を抱き締め泣いているロバート伯爵に許可を貰うため話しをした。
「……ロバート、私の治癒で奥さんが助かるかも知れない…」
「!!ユリウス……ユリウス、それは本当なのか!?」
ロバート伯爵はベッドの上に座りルィーズ夫人を抱き締め涙を流しながらユリウスの言葉に顔を向けた。
「……だが、治癒の能力を使うのにお前の許可が必要になる」
「私の許可?とは、言ってくれユリウス」
「治癒能力で外側から奥さんの体を触って行く事に成り最後は奥さんの体に直接治癒を流し込まなければ成らないがそれでも良いのか?」
「……体を触りそして直接治癒を体の中にか……!?」
「……治癒を流し込むには口付けをする事に成るが……」
「!口付け……をか……」
ロバート伯爵はユリウスの治癒の治療を聞き真っ青な顔に成っていた…自分の奥さんが他の男に体を触られ口付けを交わす事に…だが迷っている訳には行かなかったお腹の子供の状態が心配だった。
「分かったユリウス…妻を子供を…助けてくれ」
「全力で行うが……私の治療が見たく無いなら部屋を出ても構わないが……」
「……ここに居るよ妻が目を覚めた時お前が側に居たら驚くだろう?」
「確かにそうだな」
「ユリウス頼む始めてくれ」
「ああっ、分かった」
ロバート伯爵はルィーズ夫人にキスをした後離れで立ちユリウスが今からルィーズ夫人の治療を始める事を見守り続けた。
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