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二人の御茶会

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両親が帰った後はルィーズ夫人は自分の部屋に行きベッドの上で体を横になり塞ぎ込む事が多かった。
コンコン!と、扉を叩く音がしてロバート伯爵が部屋の中に入ってきた。
「ルィーズ」
「旦那様……」
ルィーズ夫人は横に成っていた体を起こしベッドの上に座りその隣をロバート伯爵が座っていた。
「…ルィーズ、私の両親が済まない…君に辛い思いを……」
ロバート伯爵はルィーズ夫人の手を握り締め謝る姿を見せていた
「気にしないで下さい、旦那様…私は大丈夫ですわ」
「ルィーズ……」
ロバート伯爵は無理に笑顔を作って見せているルィーズ夫人を抱き締めルィーズ夫人もそんなロバート伯爵に応えるかのように背中に手を回し胸の中で顔を埋めていた。
「私は君と二人で生活をする事が大好きだよ…両親の事は気にしなくて良い」
「……でも旦那様私は……んっ!?」
ルィーズ夫人が話し掛ける時に唇が重なりそして額にキスをした
「旦那様いきなりキスをしないで下さい」
「えっ、じゃあ声に出して「今からキスをする」と言った方が良いのかな!?」
クスッとロバート伯爵は笑い軽いキスを交わした。
「…旦那様の意地悪」
「ハハハハ、酷い言われ方だな」
二人はお互い笑いあった後口付けを交わし二人はベッドの上で体を横になり関係を求め始めた。
「旦那様、待って下さい……」
「待ったは無しだよ」
「部屋に鍵を掛けては居ません…メイド達が来ます」
「ああっ、別に見られても構わないよ」
「旦那様!?」
ルィーズ夫人は顔が赤くなりその様子を見たロバート伯爵が笑いながら部屋に鍵を掛けベッドに戻りルィーズ夫人を抱き締めていた。
「ルィーズ愛しているよ」
「私も愛しています、旦那様…」
二人はお互いの体を重ねそして愛し合っていた。
数週間立ちロバート伯爵とルィーズ夫人は朝食を取っていた。
「…はぁ……」
「ルィーズ?どうしたんだ最近食が進まないようだが、具合でも悪いのか?」
「いえっ、具合が悪いと言うわけでは在りません……ただ、喉に通らなくて…」
「……考え事は体に良くないよ…ルィーズ、今日は私も仕事が休みだ、天気も良い外で私と一緒に御茶会をしないかい!?」
「旦那様と御茶会ですか!?」
クスクスとルィーズ夫人は笑いその様子を見ていたロバート伯爵は首をかしげていた。
「何か変な事でも言ったのかな?」
「クスッ、笑いましてごめんなさい旦那様、男性の方が御茶会をしましょうと言われました事が可笑しくて、つい笑ってしまいました」
「そんなに可笑しいのか?」
ロバート伯爵は頭に手を当てルィーズ夫人はクスクスと笑い今日は庭園で二人での御茶会を楽しむ事に成った。





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