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俺は恥ずかしい体勢で自分のお尻の蕾に指を入れユリウスが俺の中に出した精液を取り出して居る所だった。
どの体勢がやりやすいのか色々動き指を入れていた。
恥ずかしいし疲れている俺は自分の指を入れて居るのに感じていた。
「……うん……っ……くっ……」
指で白い濁りを出し自分の中から出て来る濁りを見てもう二度とユリウスと関係を持っ事も無いのだと思い俺は蕾の中に何度も出し入れを繰り返していた。
タイルに俺は正座をし疲れた為今まで自分のお尻の蕾に入れていた指を見て白い濁りが付いたぬるぬるを洗い流した。
「1人で大変だったようだね」
「えっ?」
俺は座り込んでいた隣を見るとユリウスが側で体を浮かせ俺の顔を覗き込んでいた。
「うあああーーーっ!?」
俺は風呂の中が響き渡る声を上げ突然現れたユリウスに驚き手に持っていた桶で風呂湯をぶっかけた!
「ザバーーッ!」
「うわっ!?」
ユリウスも驚いた様でまさかお湯を掛けてくるとは思わず目を閉じ腕で顔を被せていた…が、お湯はユリウスの体をすり抜けて流れ落ちていった。
「……」
ユリウスはお湯が自分の体をすり抜け濡れて居ない事にあの温かい湯に浸かる事も出来ない事に寂しさを感じていた。
「突然現れるなよ驚くだろうが!」
俺はもう一度お湯を掛ける体勢で構えていた。
その時外からバタバタと走る音が聞こえ俺は滑り込む感じで風呂湯に浸かった。
「カイト坊っちゃま大丈夫で御座いますか?!」
ガラッ!と、扉が横に開く音が聞こえた。
家族風呂の扉は横に動かして開く扉式で昔風の風呂の開き戸に成っている。
「うわっ!?」
「きゃあ!」
と、2人一緒に声を出し風呂の扉を開けたのはメイドのカトリアさんだった。
俺は首まで風呂場に浸かりメイドのカトリアさんは体を後ろに向け顔を真っ赤に成り話し出して来た。
「す、すみませんカイト坊っちゃま叫び声が聞こえたものですから……だ、大丈夫で御座いますか?」
カトリアさんは後ろ向きで手を顔に隠している様子が分かった。
「…すみません驚かせてしまいました……大丈夫です何でも在りませんから…」
俺は風呂湯に浸かり大丈夫だと伝えカトリアさんは後ろ姿で頷き「申し訳御座いません、失礼しました」と俺に話し終え風呂場を後にした。
俺は「ふぅ~っ」と息を吐きユリウスに話し出した。
「お前が突然姿を見せるから俺の声を聞きカトリアさんが驚き風呂場まで来たじゃないか」
「……何故ルカリオのメイドの彼女が風呂場へ?」
「さぁ、廊下で偶然俺の声を聞いて来たんだろう」
「……」
俺は未だに心臓がドキドキとして風呂湯に浸かっていた。










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