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木々を抜けた場所の突き当たりが岩と草木が広がりその岩の上からチョロチョロと水が流れ落ちるのが見えその下に岩で出来た水溜まりがあった。
岩の上から流れる水を手でみずを掬い飲む人に、コップで流れる水を飲む人、岩の底で溜まっている水で手を洗う人、結構な人数のカップルに子供を連れている親子の姿を見た。
湧き水が流れている側にコップを売っているおばさんがいた。
良く見ると幾つか出店までも並んでいる事に驚いた。
机に椅子までもあり、この場所で男女が椅子に座り会話を楽しむ者もいれば1つの椅子に男性が座り膝の上に女性が座って抱き合っている姿に周りを気にしないのか?と目のやり場に困る程この森の巣はこういう場所なのだとこの場所に来て始めて分かった。
ユリウスもこの湧き水がある事を知りこの場所も知っていた…何人の女と来ていたのか…それとも今も会っていると言っていた貴婦人と来ていたのだろうか…と少しは気になっていた。
「おい、あの騎士子供を抱き抱えているぞ子持ちか?」
「本当だ…奥さんは一緒じゃないのか?子供が可愛いから奥さんも美人じゃないのか!?良いよな顔の良い奴は」
「きゃあ!可愛い私も子供が欲しいな」
「よし、今から来た道戻って続きをヤろう!」
チラチラと視線を感じコソコソと俺とユリウスの方を見て話をして居るのが分かる。こんなに見られてユリウスは何とも無いのか?と顔を見上げユリウスを見ていた。
「今日は人が多いね、いっもはそんなに人は居ないのに」
「…人の人数の多い日も分かるの?……この場所も知っているみたいだね父様…貴婦人の人と来ていたの?」
「クスッ、気になるのかな?カイトは…ああ、そうだね喉が渇いた時にヤっていた後に手を洗いたい時は良く利用しているよ」
「……」
俺は聞かないほうが良かったと思った
「カイト…嫌な顔はしないで欲しいな……私が悪いけど、ユリーナに隠れてユリーナにも連れて来た事も無い場所で違う女と会って寝てこの場所で楽しんでいた事を…」
ユリウスは奥さんも子供もいて悪いとは思っていても会う事を止める事が出来なかった
「おや!あんた今日は子供さんと一緒かい?」
俺とユリウスは声を掛けてきた方を見るとコップを売っているおばさんがユリウスの事に気付き声を掛けていた。
ユリウスは俺を抱っこしたままコップ売りのおばさんの方へ歩いていた。
「こんにちは、おばさん元気でしたか?」
「こんにちは、数週間ぶりだねあんた騎士だったんだね。いっもと雰囲気が違うから誰かと思ったよ」
ニコッ、とおばさんが笑うと箱の中から棒の先に付いている飴を俺に渡していた。
「…あ、ありがとう…ございます……」
俺はくすぐったい気持ちでおばさんから棒の飴を貰い3歳でも「ございます」と皆言っているのかが分からずそのまま大人のお礼のように言ってしまった。
「挨拶が確りした子供さんだね、お父さんに似て可愛いね成長が楽しみだねあんたの様に女が寄って来たら大変だね」
ハハハと声を出して笑うコップ売りのおばさんはユリウスに女性が寄って来る事を知っていたようでこの場所でもあったのかと俺はユリウスの顔を見上げていた。
岩の上から流れる水を手でみずを掬い飲む人に、コップで流れる水を飲む人、岩の底で溜まっている水で手を洗う人、結構な人数のカップルに子供を連れている親子の姿を見た。
湧き水が流れている側にコップを売っているおばさんがいた。
良く見ると幾つか出店までも並んでいる事に驚いた。
机に椅子までもあり、この場所で男女が椅子に座り会話を楽しむ者もいれば1つの椅子に男性が座り膝の上に女性が座って抱き合っている姿に周りを気にしないのか?と目のやり場に困る程この森の巣はこういう場所なのだとこの場所に来て始めて分かった。
ユリウスもこの湧き水がある事を知りこの場所も知っていた…何人の女と来ていたのか…それとも今も会っていると言っていた貴婦人と来ていたのだろうか…と少しは気になっていた。
「おい、あの騎士子供を抱き抱えているぞ子持ちか?」
「本当だ…奥さんは一緒じゃないのか?子供が可愛いから奥さんも美人じゃないのか!?良いよな顔の良い奴は」
「きゃあ!可愛い私も子供が欲しいな」
「よし、今から来た道戻って続きをヤろう!」
チラチラと視線を感じコソコソと俺とユリウスの方を見て話をして居るのが分かる。こんなに見られてユリウスは何とも無いのか?と顔を見上げユリウスを見ていた。
「今日は人が多いね、いっもはそんなに人は居ないのに」
「…人の人数の多い日も分かるの?……この場所も知っているみたいだね父様…貴婦人の人と来ていたの?」
「クスッ、気になるのかな?カイトは…ああ、そうだね喉が渇いた時にヤっていた後に手を洗いたい時は良く利用しているよ」
「……」
俺は聞かないほうが良かったと思った
「カイト…嫌な顔はしないで欲しいな……私が悪いけど、ユリーナに隠れてユリーナにも連れて来た事も無い場所で違う女と会って寝てこの場所で楽しんでいた事を…」
ユリウスは奥さんも子供もいて悪いとは思っていても会う事を止める事が出来なかった
「おや!あんた今日は子供さんと一緒かい?」
俺とユリウスは声を掛けてきた方を見るとコップを売っているおばさんがユリウスの事に気付き声を掛けていた。
ユリウスは俺を抱っこしたままコップ売りのおばさんの方へ歩いていた。
「こんにちは、おばさん元気でしたか?」
「こんにちは、数週間ぶりだねあんた騎士だったんだね。いっもと雰囲気が違うから誰かと思ったよ」
ニコッ、とおばさんが笑うと箱の中から棒の先に付いている飴を俺に渡していた。
「…あ、ありがとう…ございます……」
俺はくすぐったい気持ちでおばさんから棒の飴を貰い3歳でも「ございます」と皆言っているのかが分からずそのまま大人のお礼のように言ってしまった。
「挨拶が確りした子供さんだね、お父さんに似て可愛いね成長が楽しみだねあんたの様に女が寄って来たら大変だね」
ハハハと声を出して笑うコップ売りのおばさんはユリウスに女性が寄って来る事を知っていたようでこの場所でもあったのかと俺はユリウスの顔を見上げていた。
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