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城を離れ城下町に見回りの為騎士3人と一緒に歩くユリウス父さんは途中すれ違う街の女性達から声を掛けられ話をしているなか他の騎士達はユリウス父さんが話しを終わるのを見回りながら待っていた。
「相変わらず隊長人気者だよな…羨ましい限りだよ」
「女達の様子を見るとまだ知らないようだなシルビア王女と結婚する事は…結婚の事を知ったらどうなるんだろうな…」
「でも驚いたよなユリーナ様と子供さん達残してシルビア王女と結婚何てさ…俺には出来ない事だな自分の奥さんと子供と別れて他の女の処へ行くなんてさ隊長だから出来るんだろうなそういう事って……」
ユリウス父さんが街の女性と話を終わるのを待っている騎士達はこの姿をシルビア王女が見たらどうなるんだろうなと考えているだけでも怖いと思った騎士達だった。
女性達と話を終えたユリウス父さんは騎士達に話し掛けていた。
「私はこの道を見回るお前達は反対側に行くと良い…城で会おう」
「「「はっ!」」」
ユリウス父さんと騎士3人は別々の行動を取りユリウス父さんはルィーズ夫人が待っ待ち合わせ場所へと向かった。
ユリウス父さんが見回る場所は人通りが多い場所で店並びが多い誰とすれ違ったのかも分からない場所を業と選び待ち合わせにしていた。人が少ないよりも多い方が会いやすいのだ
ユリウス父さんは人混みに紛れ壁の間の通路を歩き、その先に黒い馬車が1台止まっていた。
ユリウス父さんは辺りを見回りながら止まっている馬車に近付き馬の手綱を持っている男性とその隣で座っていた黒い服を着た執事の格好をした少し年配の男が降りてユリウス父さんの側にやって来た。
「お久し振りで御座いますユリウス様奥様が馬車の中でお待ちで御座います。」
「ああ、いつも有難う後は頼む」
「はい、分かりました」
ユリウス父さんは執事ともう一人の男にお金を渡していた。
口止め料金である。誰にも話さないとの事でユリーナ母さんに隠れてルィーズ夫人と会うときお金を渡していた。
ユリウス父さんは執事の案内で馬車の扉が開き扉の近くにルィーズ夫人が座っていた。
「ユリウス様」
ニコッと微笑みルィーズ夫人はユリウス父さんの顔を見ていた。
カバッ!と、乗り上げユリウス父さんはルィーズ夫人を抱き締め唇を重ね始めた…まだ扉が開いたままで熱い口付けを始めているユリウス父さんとルィーズ夫人の姿を見ていた執事はそっと扉を閉め…
「ごゆっくりなさいませ」
と、一言呟やき、馬車の中で2人は愛し合っていた。





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