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「……カ…カイちゃん……!?」
「……!!……カイト…?その姿は……」
ユリーナ母さんは両手を口許に抑え涙目で驚き、ユリウス父さんもまさか3歳のカイトで来るとは思って居なかった驚きで俺を見ていた。
「黒髪の快斗の中で取り込まれた時に体の変化で1歳のカイトが3歳のカイトになってしまったようです。」
俺自身も分からない為説明はこんな感じで良いかなと思い2人に話しをした。
俺はまだ余り慣れていない小さな体をユリーナ母さんの側まで歩き出し目の前に立った。
「…昨日もこの姿で側に居たけど…もう一度言います。母様カイトです。ご免なさい1歳から3歳のカイトに成って仕舞いました
この姿で息子のカイトとして接して暮れますか?母様……」
ユリーナ母さんは涙を流し小さな俺をギュッと抱き締めてくれた
「カイちゃん…カイちゃん……ご免なさい…母様を許して暮れますか?これから…もうあなたを1人にはしないわ…私のカイト…」
ユリーナ母さんは何度も謝り俺は謝らなくてももう大丈夫とユリーナ母さんを安心させた。
その様子をまだ涙を流していたユリウス父さんが俺の方を見ているのが分かった。
「…僕はユリウス父様を許してはいません、僕に嘘を付きましただから僕はユリウス父様を許しません……」
「……嘘?」
ユリウス父さんはなんの事なのかと分からない様子で俺を見ていた。
「……僕にあの時「愛している」と言った事を覚えていますか?」
あの時?…とユリウス父さんは考え風呂場で快斗の体で関係を持った時に言った事を思い出した。
「あ……あの時は…本当の気持ちを言ったんだ…だから嘘は…」
家族の皆は俺達の会話を聞いて何があったの?見たいな顔で皆見ていた…ユリウス父さんは皆の視線を気にして俺が体の関係を皆の前で言わないだろうかと焦っている様に見えた。
「あの場では言って欲しく無かった言葉です…女の人に向けた言葉はいらなかった…ただ自然に言って欲しい言葉でした」
俺は城に上がれば会えないと思い風呂場での事を話した。
「……っ」
俺が何の話をしているのか分からない様子の姉兄は首を傾げ、ルカリオ兄は分かった様子でユリウス父さんを見て厳しい目を向けているのが分かった。
ユリーナ母さんも分かったような顔をしていた。俺とユリウス父さんの関係を俺が話した事があった為俺が何をユリウス父さんに向けて言ったのが分かっていた。
「……ユリウス様お城に上がれば愛する方は自由に選ばれるとは思いますが、男欲はしない方が良いのでは?シルビア様が泣きますわよ」
「な!ユリーナ子供達の前で…」
「私が何を話しをするのかは勝手ですわもう貴方様には関係の無い事でしょう?生活費を納めて頂ければ何も御座いません、挨拶は終わりましたでしょう早くシルビア様の所へ行きませんと…貴方様と結婚が出来る喜ぶ姿が羨ましいですわ」
「……ユリーナ…」
ユリーナ母さんは覚めた目をユリウス父さんに向けユリウス父さんは何も言えなかった。
あの後慌てて医師様とメイド長がユリウス父さんに挨拶をしていた。
ユリウス父さんは気まずいままブランシェ家を離れる事になり、俺とルカリオ兄そしてユリーナ母さんと共に馬車で城に向かう事になった。







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