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俺を転生させたのは勇樹だと分かった。
そして今の俺の家族の父親は勇樹だ…俺は念のため勇樹に聞いてみた。
「勇樹お前何で俺の精神の中にいるんだ?やっぱあの父親はお前だったのか!?」
「え?今更それ聞くの?そうだよ『カイト』の父親は俺だよ、あの時キス沢山したのに気づかなかった?兄ちゃん!もっとキスしたかったけど兄ちゃん大泣きして俺ビビったんだぜ」
「……」
俺は弟が俺の父親と聞くだけで変な気分になりそうだ…。
俺が顔に手をあてていると俺の手を取り勇樹がキスをしてきた
「……ん」
精神の中でも勇樹の柔らかい唇の感触が分かる
勇樹が俺の唇の中に舌を入れ始めた。俺はこれ以上しては駄目だと思い勇樹の顔から離れた
「何で離れるの兄ちゃん」
「何でって…お前には新しい家族が居るだろうそれに赤ん坊の俺がいる…お前こっちの世界でもヤりまくって居るだろう、子供が七人も作って……」
「子供作ったのは兄ちゃんを待ってたんだよ、神って人に兄ちゃんを俺の傍に居て欲しかったから俺の子供に生まれ変わるようにお願いしたんだ。だからどの子が兄ちゃんなのかも分かる様にお願いしたんだ。」
「……何故そんなに俺に……んん…」
話の途中で勇樹はまたキスをしてきた……あの日勇樹と別れて以来のキスで相変わらず上手いからムカッいてくる
立ったまま勇樹は俺の後ろ頭を手で支え腰に腕を回し俺が離れないように勇樹の体と俺の体がくっ付いている状態だ…身長は2~3センチ程勇樹が高い…久しぶりに勇樹とキスをして初めて勇樹と関係を持った日の事を思い出す…けど、もうそろそろ勇樹離れろ…俺は勇樹の胸をグイグイ押したが時々目を開けて見ると勇樹は目を開けたままキスをしているようで、俺の顔を見ながら目を細め笑って要るように見えるからドキッとしてしまう…
「……ん、はぁ……ゆ、勇樹……もう、離れ……」
「ん……ダメ…離さない…」
勇樹が離してくれないどうしよう…と思った時光の玉が勇樹の周りをぐるぐる周り始めた
「ええ?……っちょっと……」
その時勇樹が俺から離れ俺も何かが引っ張るようにパチッと目が覚めた。周りは暗くて見えないが赤ん坊に戻ったようで、多分光の玉が勇樹から俺を引き剥がしたのだろうと思わず笑ってしまいそうだった。



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