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俺は今弟から押し倒され俺が下で弟が上に乗っかっている状態だ
弟は俺の両手を放し俺の両頬を支え最初の激しいキスがゆっくりと咥内を舐め回したり、舌を絡ませ、俺の舌をジュッ、ジュッ…と音を出し吸い上げ、俺は気持ち良くなり思わず声を出してしまった…「…あ……んあ…」弟は俺の声に気付くとニッと笑い話し出した。
「兄ちゃん、舌吸われるの好きみたいだね」
「ふ、ふざけんな…誰が…お前気が済んだなら退けよ、いっまで俺の上に乗っかってんだよ、勇樹タオル持って来い、俺の口回りと服の襟がお前と俺の涎で気持ち悪いんだよ!」
俺が弟の目を見て睨み怒ったように話をした
「兄ちゃん、そんな事言って逃げるんじゃねえの?」
「……おま…はぁ~っ、逃げないからとにかく、俺から離れ洗面所からタオル取って来いよ」
「うん、分かった」
弟は俺から離れ洗面所にタオルを取りに行った……俺はようやくジュウタンから寝転がされた体を起こし、胡座をくみ、髪の毛をガシガシ掻いて、今まで弟とキスをしていた事が信じられずにいた。暫くして弟が濡れたタオルと渇いたタオル2つ持ち、俺の側に来て、「兄ちゃん、はい」「ああ…」俺と弟のいつもの会話をして、弟は俺の目の前に体育座りをすると俺の顔をじーと見ていた
俺は気にせず濡れた温かいタオルで顔と首と服の襟を拭き渇いたタオルで同じ所を拭きタオル2つテーブルに置くと、「はぁ…」と息をはき弟をまた睨み付けた
「勇樹お前今日彼女に会えないからって、俺を彼女の代わりにするのは止めろ」
「兄ちゃんは、彼女の代わりじゃないよ俺は兄ちゃんとしたいと思ったからキスをした」
「お前が良くても俺が良くない、初めてのキスを弟に取られるなんて洒落になんねえよ……」
弟は俺が初めてのキスと言って笑顔で話し出した
「兄ちゃん、俺とキスしたのが初めて?」
「……悪いかよ初めてで」
俺は顔から火が噴きそうでムスッと弟から目をそらすと弟が四つん這いに成りながら俺の側に寄りまた俺の唇にキスをしてきた
「ん!……また…」
「兄ちゃん、俺と気持ち良いことしょ…」
弟は俺にキスをしながゆっくりと体を倒していった……。







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