転生してまで俺の後を追いかけるのは止めろ～父様と僕は兄弟でした～

１

ジヤッ、ジヤッ……フライパンで俺の手作りバター醤油味チャーハンを今作っている処だ！
「兄ちゃん、出来たー？」
弟が彼女との会話を終わり俺の所へやって来た。
「もう少し待ってろ、電話早かったな彼女と出掛けんのか！？」
「うんにゃ、彼女今から女友達と洋服買いに行くってさ、服買ったら今度会うとき着てくるって言ってた」
「ふーん、そっか」
まぁ、俺には関係の無い事だからどうでも良いけど…それよりチャーハンだ！我ながら旨そうに出来た
「よし、出来たぞ勇樹！」
「うわっ、旨そう俺兄ちゃんのバター醤油味チャーハン好きなんだーっ！！」
「褒めても何もないぞ」
「俺の愛をくれてやる！」
「そんなもん、いらねぇ」
「ヒドっ！兄ちゃん」
俺達は笑いながらチャーハンを食べていた。
後片付けも終わり俺と弟はテレビがある部屋に一緒にダラダラとしていた。弟はソファーでゲームで遊び、俺は雑誌を読んでいた
そして、弟がずいっと前屈みになり俺の後ろから雑誌を除き込んでいた…
「へえ～「この人と抱かれたい男性トップ１０」か…皆顔と体格で選んでんじゃねぇの？」
「まぁ、雑誌に載るくらいだからそうかもな」
「ふ～ん…」
「何だ？気になる奴でも載ってたのか！？」
「…雑誌じゃないけどさ、気になる奴は居るよ」
「お前彼女居るから別に気になる奴何か居ないだろう」
俺は笑いながら俺の右肩に顎を乗せて雑誌を見ている弟の頭に手をポンポンと叩いてやった
「……兄ちゃん」
「何だ？」
「俺の方向いて」
どうした？と思い俺は顔を弟の方へ向けた……
「！？」
弟は俺の唇にキスをして来た…俺は驚いて弟から離れようとしたが、俺の顔を掴み動けず何とか弟の唇から離れた
「おま……何すんだキスしたいなら彼女としろよ！」
俺は弟に怒ると、弟は言った
「気になる奴は兄ちゃんだよ」
俺は弟の顔を見て驚いて言葉が出なかった。