兄たちが弟を可愛がりすぎです~番外編春人が夢で見た二十年後の王子と護衛騎士~

クロユキ

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二十年後の春人と王子と騎士と白い雪

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チュンチュン…室内の大きな窓のカーテンの隙間から朝日の光が暗い室内を照していた。
「……ん」
ごそごそとベッドから起き上がる一人の男がいた。
「陛下?もうお目覚めですか!?まだ、ゆっくりとなさったら宜しいのに…」
一人の女性が問いかけ、まだベッドに座っていた陛下が女性の額にキスをしていた。
「おはよう、起こしてしまったね。君はまだ眠っていて良いよ子供達の様子を見てくるよ」
「分かりましたもう少し寝ますわ…陛下もお気をつけて行って下さいね。途中でバッタリと会わなければ宜しいけど…クスクス」
「う!怖いこと言わないでくれ…じゃあまた後で」
女性はベッドに寝むりながら陛下に手を振っていた。
部屋の扉を開き扉の両端には護衛騎士二人が陛下が部屋から出ると同時にビシッと、敬礼をして一人の騎士が話し掛けてきた。
「陛下どちらへ御出掛けになりますか?」
「ああ、子供達の部屋に行くところだよ私の護衛は要らないから護衛ご苦労様」
騎士達は陛下に礼をすると陛下は騎士達に手を振り子供部屋に向かった。
陛下は渡り廊下を歩き今日も良い天気だと窓の外を見ていた…そして後ろから足音もなく自分に声を掛ける男が話し掛けてきた。
「ウィル相変わらず朝が早いね」
バッ!と後ろを振り向くとベルスタ王国のシェル第一王子が笑顔で話陛下にキスをしてきた
「……っ、シェル兄様」
「ふふっ、春人と呼べば良いかな!?今は周りは誰も居ないからね。」
話終えるとシェル王子は俺にキスをして、俺の顔を離さないように両手で抑え舌を入れ始め俺は動けずシェル王子の舌が俺の口の中を遊ぶように動いている
「んん……は…っ……シェル王子……まっ…」
「ん…今日の夜は私の部屋に来てくれる日だよね、春人……」
シェル王子は唇を離し俺の目をジッと見つめて問いかけていた。
俺の名は坂田春人そしてこの国ベルスタ王国の王になった…今から二十年前俺はベルスタ王国の一人の王子の身体に入り生活をするようになった。王子の名は第五ウィル王子で生まれた時から身体が弱く十三歳でこの世を去り、その時俺は風邪で寝込み立ち眩みにあった時ウィル王子の身体の中にいた。
ウィルとは俺の精神世界のような場所で会いそしてウィルの望みでもあり俺がウィルとして生きて行く事になった
ウィルは寝たきり状態の為足を動かす力がなかった。俺は足のマッサージとリハビリを続け少しずつ足を動かす事も出来るようになった……そして歩く事も…!
そして今の俺は歩く事も出来るように…今俺の目の前にいるシェル王子にも助けられた。
俺の坂田春人の事をシェル王子に打ち明け俺を受け入れてくれた
そして王になった俺の支えてくれる存在だ……そして俺達は身体の関係を持っようになった。
シェル王子だけではなく、俺の護衛騎士ニック・ライナスそして前王の護衛騎士でもあり、総隊長のベルスタ王国ジル第二王子とも身体の関係を持っようになってしまった。
俺自身何故三人の関係になったのか……いまだに分からない、そして今の俺は家庭を持っようになり、王妃と二人の子供姫と王子がいる。姫は十歳王子は八歳になるそして俺の奥さん王妃はウィルの兄二人と護衛騎士との関係は知っている…王妃と結婚する前から三人の関係があり、キスをしているところを何度も目撃され何故か王妃から求婚の申し込みがあり理由を聞くと、男同士で萌えるから、とかキスする場面が素敵だったから……と、王妃も何処かズレている人で男三人の関係を持っ王子でも大丈夫ですわと俺と結婚することを望んだ……俺はこんな事はおかしい王妃や子供もいるのに、奥さん以外の人とそれも男三人と関係を持つなんて…分かってはいるけど俺はシェル王子とジル王子そしてニックと別れる事何て出来ないと思った
俺が黙っているとシェル王子が優しくキスをしていた。
そして…「ふふっ、春人…外を見てごらん」俺は外を見るとジル王子が睨むように俺とシェル王子を見ていた。今ジル王子は前王の護衛をして今外を歩いていたのだそして俺とシェル王子に気付いたんだ……俺はジル王子を見て身体がビクッとなり、そしてシェル王子が話し掛けてきた。
「一昨日がジルと一緒に過ごしていたんだよね、気持ち良くしてくれた?」
「……っ、答える分けないだろう、何イラついてんだよシェル王子」
俺はシェル王子にムッと顔をして言うとシェル王子が俺を抱き締めてきた
「……ごめんね春人…意地悪するつもりではなかったのに私だけを見て欲しかったんだ…今夜私の部屋に来るのを待っているよ」
シェル王子は俺に今夜の事を伝えると廊下を歩いていった
俺はシェル王子が歩いて行った廊下をボーと見ていた
「何を見ているのですか春人?」
また後ろから声が聞こえて振り向くと俺の護衛騎士ニックが立って話し掛けていた。今日はよく後ろから声を掛けられるな…と苦笑いをしてニックに「何でもない」と答えた
ニックも俺にキスをして話し出してきた。
「今夜はシェル騎士団長の部屋に行く日何ですよね……」
「次の日がニックだけど…」
「はぁ、今日だったら良かったのにな…二人でロマンチックに慣れる良い日なのに」
「何でロマンチック何だ?」
「外を見てください陛下」
俺は外…と言われさっき外を見てジル王子に睨まれたんだよな…昨日はあんなに優し…俺は顔が熱くなるのが分かり恐る恐る外を見た…。
「!!」
「ゆ……雪!?」
「さっき外を見ましたら雪が降って来たんですよ」
俺は久しぶりに見る雪に「おおっ」と感動していると後ろからニックが抱き締めてきて「陛下暖かいですか!?」とギュッと俺に抱きつき俺は「うん」と答えてあげた…。
俺はこのベルスタ王国の王になり、この国で結婚もして子供も居て俺の事を理解してくれている王妃が居て、二十年も続く俺の事を思ってくれているシェル王子にジル王子そして護衛騎士のニック俺はこの雪を見ながら相変わらずのハラハラドキドキが続くけど幸せだなと思った……


ハッ!?


俺は目が覚め心臓が何故かドキドキと鼓動が早い…何か恐ろしい夢でも見たような感じがして思わず身震いがした……
今日はやけに冷えるな部屋は暗くて分からないし…何故か外が気になり俺は今夜も護衛をしているニックを呼んだ
「殿下何かあったのですか?」
ニックが慌てたように部屋を入ってくるから思わず笑ってしまった。
「ハハハごめんニック窓のカーテンを開けてくれる?」
「え?カーテンですか?……そういえば急に寒くなりましたね」
ニックは俺に話をしながら窓に行きカーテンを開けると……
「!!」
「やっぱ雪だった!」
「…す、凄く静かで綺麗ですが……春人の所では雪と言うのですね」
「こっちでは何て言うんだ?」
「白い悪魔です」
「ええーっ、何で白い悪魔?」
「積もると俺達騎士達の雪かき作業が待っているからです!!」
俺は笑いながらニックと二人で外で降り続けている雪を眺めていた。


ーENDー



いっも兄が弟を読んでもらいまして有難う御座います。
クリスマスで二十年後の春人達のお話しを書きました。まだまだ不馴れな物書きですが、楽しんでくれたら何よりです。
引き続きこれからも、兄が弟を宜しくお願いします("⌒∇⌒")






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