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カイル王子の婚約者候補③
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二人の令嬢に声をかけたのは、ピンク色のドレスが似合う令嬢が立っていた。
「ええっ、そうですが貴女は?」
「あっ、挨拶が遅れました。わたくしはクレア・ローランと申します」
「クレア・ローラン?……何処かで聞きました名前ですわね」
「……クレア・ローラン侯爵令嬢…カイル様の婚約者候補の一人でしたわね」
「な……!?」
アリーヌ嬢が出した名前に驚くオレリア嬢は、笑顔を見せるクレア嬢に頭を下げた。
「…初めましてクレア様、わたくしはオレリア・ロワークと申します」
「わたくしはアリーヌ・ハウンドと申しますクレア様…」
貴族の挨拶をする二人の令嬢にクレア嬢は声をかけた。
「あ、顔を上げて下さい。わたくしにそのような挨拶はしなくても良いです。わたくしもお二人と一緒なのですから」
ニコッと笑顔を見せるクレア嬢に二人の令嬢は顔を上げた。
「あの…わたくしカイル王子にお会いするのは初めてなのです。今からお会いに行く所で、アリーヌ様とオレリア様はカイル王子にお会いに成ったのですか?」
「……いえ、わたくしも今からカイル様の所へ向かいますのでご一緒に行きますか?」
「えっ、宜しいのですか?!」
「ええっ」
「有り難う御座いますアリーヌ様。実は一人で行きますのが心細いと思っていました。わたくしもアリーヌ様のように侍女を連れてくれば良かったと思いましたわ」
クレア嬢がアリーヌ嬢の後ろに立っメイドのミレイを見て会話を進めていた。
「オレリア様はカイル王子にお会いになりましたか?」
「…いえ、わたくしも今からカイル様のお部屋へ向かいます所ですので」
「カイル王子のお部屋をご存知なのですか?」
「ええ、まぁ……」
「アリーヌ様もですか?」
「えっ、あ、はい…初めて城内へ向かいました時に案内をして下さいましたので……クレア様がお越しの時城内でどなたかお迎えはありませんでしたか?」
「門番の騎士は居ましたわ。城内に入りましたらどなたもいらっしゃいませんでしたので、歩きます内に誰かと会うと思い城内を歩いていましたわ。それでアリーヌ様とオレリア様にお会いしましたの」
「…そうですか…いつもでしたらメイド達が歩いているのですが…」
「では、わたくし達三人でカイル王子のお部屋へ行きませんか!?きっと驚かれますよ」
「わたくしは一人で参りますので、失礼致しますわ」
カッと赤いドレスを持ち上げ、一人先に行くオレリア嬢の後ろ姿をアリーヌ嬢とクレア嬢は見ていた。
「……オレリア様に失礼な事を申したのでしょうか…わたくしオレリア様が少し苦手かもしれません、初めてお会いしましたご令嬢ですけれど、カイル王子様の婚約者候補として仲良く成りたいと思っていましたが……」
「……」
アリーヌ嬢はクレア嬢の話しを聞き、オレリア嬢が話しをしていたカイル王子の事が気になり、部屋へ向かう事に気が重く感じていた。
「ええっ、そうですが貴女は?」
「あっ、挨拶が遅れました。わたくしはクレア・ローランと申します」
「クレア・ローラン?……何処かで聞きました名前ですわね」
「……クレア・ローラン侯爵令嬢…カイル様の婚約者候補の一人でしたわね」
「な……!?」
アリーヌ嬢が出した名前に驚くオレリア嬢は、笑顔を見せるクレア嬢に頭を下げた。
「…初めましてクレア様、わたくしはオレリア・ロワークと申します」
「わたくしはアリーヌ・ハウンドと申しますクレア様…」
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「あ、顔を上げて下さい。わたくしにそのような挨拶はしなくても良いです。わたくしもお二人と一緒なのですから」
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「……いえ、わたくしも今からカイル様の所へ向かいますのでご一緒に行きますか?」
「えっ、宜しいのですか?!」
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「では、わたくし達三人でカイル王子のお部屋へ行きませんか!?きっと驚かれますよ」
「わたくしは一人で参りますので、失礼致しますわ」
カッと赤いドレスを持ち上げ、一人先に行くオレリア嬢の後ろ姿をアリーヌ嬢とクレア嬢は見ていた。
「……オレリア様に失礼な事を申したのでしょうか…わたくしオレリア様が少し苦手かもしれません、初めてお会いしましたご令嬢ですけれど、カイル王子様の婚約者候補として仲良く成りたいと思っていましたが……」
「……」
アリーヌ嬢はクレア嬢の話しを聞き、オレリア嬢が話しをしていたカイル王子の事が気になり、部屋へ向かう事に気が重く感じていた。
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