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カイル王子と紅茶
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「~~~っ…」
「ロイ君の髪の毛は軟らかいな」
「……あ…あの、どうしてこんな事を……?」
「抜け穴を通らせたからね、ロイ君の髪の毛がボサボサになってしまったから僕がロイ君の髪の毛を整えたいと思ったんだ」
「……」
(…ボサボサって僕の今の髪の毛はそんなに酷いのかな…?それにカイル王子の手が気持ち良いと思ってしまった……)
カイル王子の手が優しく髪の毛を触れるから…僕は恥ずかしくて早く終わって欲しいと肩に力が入るのを見ていたのか、カイル王子がクスッと小さく笑う声が聞こえた。
「……あの……」
「まだだよ」
「……」
(まだ一声だけだったのに…僕の髪の毛で遊んでいるような……短い髪の毛なのにこんなに時間がかかるのかな…っ!?)
ビクッ!?
時々、首と耳に触れるカイル王子の指先に僕は擽ったくて…わざと触っているような気がしていたのは気のせいだろうか……?
「はい、終わったよロイ君」
「…あ、有り難う御座います……」
短い髪の毛を何分も時間をかけて終わった僕は肩の力が一気に落ちた感じだった。
「ロイ君の髪の毛が触り心地良くて中々纏まるのに苦労したよ」
「……」
(……触り心地?……はぁ…僕の髪の毛で遊ばないで欲しい…)
髪の毛を整える為に使っていたクシを化粧箱だろうか?その箱の中に戻していたメイドが化粧箱を持ち運ぶと入れ替わるように二人のメイドが来て、カチャカチャとテーブルの上にカップが二つ並べ大きめのお皿の上には焼き菓子が何枚もあり、僕が座っている席の前にカイル王子が座っていた。
コポコポとカップに注ぐ紅茶の良い匂いがしていた。
「……」
(……まさか、カイル王子とお茶を……?!)
僕はカップを見たあとカイル王子の方へ顔を向けるとニコッと笑顔で返され、メイドが紅茶を注ぎ終えるとポットをテーブルの上に置き、僕達より少し離れた所でメイド達は立っていた。
「ロイ君、どうぞ飲んで良いよ」
「あ、はい……いただきます…」
カチャとカイル王子が先にカップを手に取り紅茶を飲み始めたのを見て、僕もカップを手に取り紅茶を飲んだ。
カイル王子と僕のお茶会が始まった……のかな……?
「ロイ君の髪の毛は軟らかいな」
「……あ…あの、どうしてこんな事を……?」
「抜け穴を通らせたからね、ロイ君の髪の毛がボサボサになってしまったから僕がロイ君の髪の毛を整えたいと思ったんだ」
「……」
(…ボサボサって僕の今の髪の毛はそんなに酷いのかな…?それにカイル王子の手が気持ち良いと思ってしまった……)
カイル王子の手が優しく髪の毛を触れるから…僕は恥ずかしくて早く終わって欲しいと肩に力が入るのを見ていたのか、カイル王子がクスッと小さく笑う声が聞こえた。
「……あの……」
「まだだよ」
「……」
(まだ一声だけだったのに…僕の髪の毛で遊んでいるような……短い髪の毛なのにこんなに時間がかかるのかな…っ!?)
ビクッ!?
時々、首と耳に触れるカイル王子の指先に僕は擽ったくて…わざと触っているような気がしていたのは気のせいだろうか……?
「はい、終わったよロイ君」
「…あ、有り難う御座います……」
短い髪の毛を何分も時間をかけて終わった僕は肩の力が一気に落ちた感じだった。
「ロイ君の髪の毛が触り心地良くて中々纏まるのに苦労したよ」
「……」
(……触り心地?……はぁ…僕の髪の毛で遊ばないで欲しい…)
髪の毛を整える為に使っていたクシを化粧箱だろうか?その箱の中に戻していたメイドが化粧箱を持ち運ぶと入れ替わるように二人のメイドが来て、カチャカチャとテーブルの上にカップが二つ並べ大きめのお皿の上には焼き菓子が何枚もあり、僕が座っている席の前にカイル王子が座っていた。
コポコポとカップに注ぐ紅茶の良い匂いがしていた。
「……」
(……まさか、カイル王子とお茶を……?!)
僕はカップを見たあとカイル王子の方へ顔を向けるとニコッと笑顔で返され、メイドが紅茶を注ぎ終えるとポットをテーブルの上に置き、僕達より少し離れた所でメイド達は立っていた。
「ロイ君、どうぞ飲んで良いよ」
「あ、はい……いただきます…」
カチャとカイル王子が先にカップを手に取り紅茶を飲み始めたのを見て、僕もカップを手に取り紅茶を飲んだ。
カイル王子と僕のお茶会が始まった……のかな……?
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