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76、王女はその一瞬を生み出した
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「アルヴィナ。おまえは、どこまで知っている?」
…………トリニアス軍の前でどこまで言って良いか、一瞬迷ったけれど、
「兄様が、トリニアス王国の終焉を願っていらっしゃるらしい、というところまでは存じています」
と私は返した。
「そうかそうか。
それで? おまえを“淫魔王女”呼ばわりした愚かな国民どもに同情して俺を追いかけてきたと?」
「いけませんか?
死なれるのはさすがに後味が悪い……というのは、人間の自然な感情だと思っていますが」
兄様は再び、屈託なく楽しそうに笑う。
人に銃口を突きつけてする笑顔じゃない。
うっかり力が入って引き金を引きはしないかと、冷や汗が出る。
「………………ああ、もう。
どうして間違えていたんだろうな、同じ王城の中にいたのに。
もっと早くおまえと、もっとちゃんと話していれば良かった」
兄はつぶやく。
銃口はまだ、父から離れない。
「おまえのつらさを、俺は何にもわかっていなかった」
「…………?
でもそれは、私も同じなのでは?
少なくとも私は、兄様がここまでのことをする心あたりがないわ」
「おまえ、夫を愛しているか」
「?? ええ」
「おまえが騙し討ちにされ夫を人質に取られて、たとえばベネディクトの国王か王太子の子を産めと言われたらどう思う?」
「……!! それは……」
「簡単に言えば、こいつらがしたことはそういうことだ。
彼女は────」
墓石に、兄様はちらりと目をやる。
「『王の子を産ませるにふさわしい』人格や教養、美貌の持ち主だった。権力者たちにとっても都合が良かった。だから彼女は、本人の意思を無視して選ばれた。
貞操を奪われ苦痛を強要されたあげく、無責任で他人事な男どもと王妃に望まぬ死のリスクを押し付けられ、そうして彼女は死んだ」
「…………それは、酷いわ」
言葉が出てこない。
もしも自分だったらと思うと、イーリアス様以外の人とそういうことをしなければならないというだけで、想像を絶する。
言うことを聞いたとして、苦痛と絶望の中で、自分が自分でいられなくなるだろう。廃人になるかも知れないとさえ思う。
「────だからこそ、断罪が必要なんだ」
グラリ、と心が揺れかける。
……のを、ぎりぎりでどうにか踏ん張った。
新しく墓場に埋められた棺は、なぜかここになかったという、ダンテス兄様の生母のものなのだろう。
それをわざわざ持ってきて夫のもとに埋葬させたというところに、兄様の強い意思を感じた。
「その酷さ、伝わりました。
……ですが、兄様はこれを断罪だとおっしゃるのですね」
久しぶりの眠気の中で、私は必死に思考を廻らせる。
背後にイーリアス様の気配。
周囲の人々は、じっと、父を奪還するチャンスをねらっている。
「国ひとつ、皆が皆同じ人格を共有しているわけではないわ。
国ごと断罪してしまえば、兄様の本当に守りたい方も含めて滅ぼしてしまうことにはなりませんか?」
「ん?」
「『断罪』とは、私の理解では、被害者救済、これ以上の新たな被害を防ぐこと、そしてきちんと裁かれたと示すことによって新たな加害者と被害者の発生を防ぐためのものです。
決して、当事者ではない第三者が溜飲を下げるためのものではなく」
少し兄様が眉を寄せる。
第三者という言葉に軽い挑発を込めてみたのをすぐに感じ取ったようだ。
さぁ、ここからだ。
「『断罪』するのは、これから先、同じ過ちが起きて欲しくないからでしょう?
でも、同じように苦しめられている人はきっとトリニアス王国の中にもいるはずです。
本来は兄様が守りたいはずの人が」
「……ずいぶんと、俺の思考を決めつけるんだな。
で? 国王たちの命を助けて、その誰かを救えるのか?」
「滅ぼすよりもまだマシなのでは?
……それと、兄様はまだ一度も戦場をご覧になったことはありませんよね。
戦場がただ兵士同士が殺しあって死ぬだけの場所だとお思いですか?」
私も戦場には行ったことがない。だから、イーリアス様の受け売りでしかないのだけど。
「────戦地では、殺人と同じぐらい当たり前のように性暴力が蔓延します。戦乱の中でそれを受けた人は、生き延びても、凄惨な記憶とともに終戦後も長い期間にわたり苦しむことになります。
それはお考えの上でしたか?」
兄様の答えは帰ってこない。
ただ、一瞬その顔がひきつった。
────トリニアス軍の兵士たちはその一瞬を見逃さなかった。
数人で一気に躍り出て、父の……国王陛下の身体に覆い被さる。
兄様のことも取り押さえようとしたけれど一瞬早く、彼は今度は銃口を母に突きつけていた。
「……おまえたち、こんな王を守るために命を使って良いのか?」
ため息をつく兄様。
「だがまぁ、ここで時間切れなのだろうな。
どのみち皆、毒を盛っているので長くは生きられんはずだが。
疲れきったアルヴィナの魔力では〈治癒魔法〉も使えまい。
────いまできる最後の仕上げは」
長い銃を投げ捨てた兄様は、腰から拳銃を引き抜いた。
「やめて、兄様」
「『未来の国王』の死だ」
「だめえっ!!!!」
ためらいもなく、兄様は自分のこめかみに銃口を突きつけて引き金を引く。
「────〈身体強化〉」
恐ろしい爆音とともに、兄の頭は────何ともならなかった。
「は……?」
何が起きたか把握できない兄様と、駆けつけざまに、なんと弾丸を跳ね返すほどの〈身体強化魔法〉をかけていた短い髪の女性軍人。
後発の船で私たちを追っていたはずのアイギス様は、敏捷な肉食獣のように兄様を一瞬で拘束し、地面に押さえつけた。
「遅くなり申し訳ありません!! いましがた船着き場に到着し、魔力を頼りに全速力で走ってまいりました」
兄様は目を見張り、信じられないという顔でアイギス様を見つめていた。
「…………嘘、だろ……」
兄様の無事と、それをきっかけに次々に衰弱した父や母や重臣たちが保護されていくのを見て、安堵のあまり私はそのまま地面にへたりこんだ。
駆け寄ってきたイーリアス様の声も耳に届かなくて、ただただ彼の手を握っていた。
◇ ◇ ◇
…………トリニアス軍の前でどこまで言って良いか、一瞬迷ったけれど、
「兄様が、トリニアス王国の終焉を願っていらっしゃるらしい、というところまでは存じています」
と私は返した。
「そうかそうか。
それで? おまえを“淫魔王女”呼ばわりした愚かな国民どもに同情して俺を追いかけてきたと?」
「いけませんか?
死なれるのはさすがに後味が悪い……というのは、人間の自然な感情だと思っていますが」
兄様は再び、屈託なく楽しそうに笑う。
人に銃口を突きつけてする笑顔じゃない。
うっかり力が入って引き金を引きはしないかと、冷や汗が出る。
「………………ああ、もう。
どうして間違えていたんだろうな、同じ王城の中にいたのに。
もっと早くおまえと、もっとちゃんと話していれば良かった」
兄はつぶやく。
銃口はまだ、父から離れない。
「おまえのつらさを、俺は何にもわかっていなかった」
「…………?
でもそれは、私も同じなのでは?
少なくとも私は、兄様がここまでのことをする心あたりがないわ」
「おまえ、夫を愛しているか」
「?? ええ」
「おまえが騙し討ちにされ夫を人質に取られて、たとえばベネディクトの国王か王太子の子を産めと言われたらどう思う?」
「……!! それは……」
「簡単に言えば、こいつらがしたことはそういうことだ。
彼女は────」
墓石に、兄様はちらりと目をやる。
「『王の子を産ませるにふさわしい』人格や教養、美貌の持ち主だった。権力者たちにとっても都合が良かった。だから彼女は、本人の意思を無視して選ばれた。
貞操を奪われ苦痛を強要されたあげく、無責任で他人事な男どもと王妃に望まぬ死のリスクを押し付けられ、そうして彼女は死んだ」
「…………それは、酷いわ」
言葉が出てこない。
もしも自分だったらと思うと、イーリアス様以外の人とそういうことをしなければならないというだけで、想像を絶する。
言うことを聞いたとして、苦痛と絶望の中で、自分が自分でいられなくなるだろう。廃人になるかも知れないとさえ思う。
「────だからこそ、断罪が必要なんだ」
グラリ、と心が揺れかける。
……のを、ぎりぎりでどうにか踏ん張った。
新しく墓場に埋められた棺は、なぜかここになかったという、ダンテス兄様の生母のものなのだろう。
それをわざわざ持ってきて夫のもとに埋葬させたというところに、兄様の強い意思を感じた。
「その酷さ、伝わりました。
……ですが、兄様はこれを断罪だとおっしゃるのですね」
久しぶりの眠気の中で、私は必死に思考を廻らせる。
背後にイーリアス様の気配。
周囲の人々は、じっと、父を奪還するチャンスをねらっている。
「国ひとつ、皆が皆同じ人格を共有しているわけではないわ。
国ごと断罪してしまえば、兄様の本当に守りたい方も含めて滅ぼしてしまうことにはなりませんか?」
「ん?」
「『断罪』とは、私の理解では、被害者救済、これ以上の新たな被害を防ぐこと、そしてきちんと裁かれたと示すことによって新たな加害者と被害者の発生を防ぐためのものです。
決して、当事者ではない第三者が溜飲を下げるためのものではなく」
少し兄様が眉を寄せる。
第三者という言葉に軽い挑発を込めてみたのをすぐに感じ取ったようだ。
さぁ、ここからだ。
「『断罪』するのは、これから先、同じ過ちが起きて欲しくないからでしょう?
でも、同じように苦しめられている人はきっとトリニアス王国の中にもいるはずです。
本来は兄様が守りたいはずの人が」
「……ずいぶんと、俺の思考を決めつけるんだな。
で? 国王たちの命を助けて、その誰かを救えるのか?」
「滅ぼすよりもまだマシなのでは?
……それと、兄様はまだ一度も戦場をご覧になったことはありませんよね。
戦場がただ兵士同士が殺しあって死ぬだけの場所だとお思いですか?」
私も戦場には行ったことがない。だから、イーリアス様の受け売りでしかないのだけど。
「────戦地では、殺人と同じぐらい当たり前のように性暴力が蔓延します。戦乱の中でそれを受けた人は、生き延びても、凄惨な記憶とともに終戦後も長い期間にわたり苦しむことになります。
それはお考えの上でしたか?」
兄様の答えは帰ってこない。
ただ、一瞬その顔がひきつった。
────トリニアス軍の兵士たちはその一瞬を見逃さなかった。
数人で一気に躍り出て、父の……国王陛下の身体に覆い被さる。
兄様のことも取り押さえようとしたけれど一瞬早く、彼は今度は銃口を母に突きつけていた。
「……おまえたち、こんな王を守るために命を使って良いのか?」
ため息をつく兄様。
「だがまぁ、ここで時間切れなのだろうな。
どのみち皆、毒を盛っているので長くは生きられんはずだが。
疲れきったアルヴィナの魔力では〈治癒魔法〉も使えまい。
────いまできる最後の仕上げは」
長い銃を投げ捨てた兄様は、腰から拳銃を引き抜いた。
「やめて、兄様」
「『未来の国王』の死だ」
「だめえっ!!!!」
ためらいもなく、兄様は自分のこめかみに銃口を突きつけて引き金を引く。
「────〈身体強化〉」
恐ろしい爆音とともに、兄の頭は────何ともならなかった。
「は……?」
何が起きたか把握できない兄様と、駆けつけざまに、なんと弾丸を跳ね返すほどの〈身体強化魔法〉をかけていた短い髪の女性軍人。
後発の船で私たちを追っていたはずのアイギス様は、敏捷な肉食獣のように兄様を一瞬で拘束し、地面に押さえつけた。
「遅くなり申し訳ありません!! いましがた船着き場に到着し、魔力を頼りに全速力で走ってまいりました」
兄様は目を見張り、信じられないという顔でアイギス様を見つめていた。
「…………嘘、だろ……」
兄様の無事と、それをきっかけに次々に衰弱した父や母や重臣たちが保護されていくのを見て、安堵のあまり私はそのまま地面にへたりこんだ。
駆け寄ってきたイーリアス様の声も耳に届かなくて、ただただ彼の手を握っていた。
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