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今日の落書き
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少年は落書きをしている。
「ルビーに照らされた太陽がやけに眩しい
暗闇に照らされるがままにそこに覆いかぶさっているんだ
闇夜なんかじゃない
きっとそういう類なんかじゃない
生まれ持ったセンスとかそういう話は聞き飽きた
グレー色に染まりたい
水浸しになったシンクの周りを掃除したくない
あらかた汚れはついてるけども
カビだらけになったとてそれが美しい
どうか美しいままであれ
配合部分なんて捨てちまえ
泥水でも汲んでぶっかけてあげようか
救いの手は曲がり角に
交差点に立ってもしょうがない
作りっぱなしのレザークラフトが
いい感じに仕上がってるんじゃないか
また作り直したっていい
そのままでもいい
昨日今日忘れた夢の続きだけでも
見ることができればただそれでいい
ここらじゃもう出稼ぎなんて言葉は通じるのだろうか
意味なしに訳を問いただしてみようか
あまりまくった廃材があるなら
誰かにおすそわけしてやろう
くるぶしに痛みがあるなら
トマト缶をうまく使え
またあの闇夜が今度は明るくなってくる
それが怖いかどうかなんて気にするな
また次の闇夜がくるかもしれないだろう
痛み分けでもなんでもいい
凄まじい痛みに耐えておけ
いつか思い出してくれたらそれでいい
想いは誰かに募らせるもの
ボロボロになった雑巾じゃない
誰かの受け渡しなんて
バケツに放り込んでホールインワン決め込んでやれ
ブラスバンドに憧れて
現担ぎで母国の歌を聴かせてやる
またやり残すことが増えてきそうだ
物語が終わることなんてない
水曜日だからなんて関係ない
今日で何かを終わらせる
記念日なんて未練がましい
明日のことでも考えながら
ひとまず連絡をひとつしてくれたらそれでいい
マイクは遠方から投げて当たらないように
事故なんか起こすなよ
右手はちゃんと震えてる
左足はちゃんとしてる
緑色の植物並べて何がしたいんだ
荒れ狂った太陽でもあるんじゃないか
ここは遠い街
島なんかじゃない普通の場所
崖の上からでも見渡すことができそうだ
だったら好きにすればいい
見渡すことができればいい
笑顔を振りまいてやる
きっと本気にされないさ
フロントガラスを磨いている
また作り直して磨きたい
壊れかけのベンツ引っ提げて
看板を持ってウロウロしてるあんた
行き場教えましょうか
近けりゃいいってもんじゃない
自由に生きよう
また誰かは咳をして
一人きりの朝に浸る
ジャンプして飛び越えられそうな柵がありそうなんだ
いつか終わりにしたいなんて知ったことか
クランクアップ終わらせるさ」
「ルビーに照らされた太陽がやけに眩しい
暗闇に照らされるがままにそこに覆いかぶさっているんだ
闇夜なんかじゃない
きっとそういう類なんかじゃない
生まれ持ったセンスとかそういう話は聞き飽きた
グレー色に染まりたい
水浸しになったシンクの周りを掃除したくない
あらかた汚れはついてるけども
カビだらけになったとてそれが美しい
どうか美しいままであれ
配合部分なんて捨てちまえ
泥水でも汲んでぶっかけてあげようか
救いの手は曲がり角に
交差点に立ってもしょうがない
作りっぱなしのレザークラフトが
いい感じに仕上がってるんじゃないか
また作り直したっていい
そのままでもいい
昨日今日忘れた夢の続きだけでも
見ることができればただそれでいい
ここらじゃもう出稼ぎなんて言葉は通じるのだろうか
意味なしに訳を問いただしてみようか
あまりまくった廃材があるなら
誰かにおすそわけしてやろう
くるぶしに痛みがあるなら
トマト缶をうまく使え
またあの闇夜が今度は明るくなってくる
それが怖いかどうかなんて気にするな
また次の闇夜がくるかもしれないだろう
痛み分けでもなんでもいい
凄まじい痛みに耐えておけ
いつか思い出してくれたらそれでいい
想いは誰かに募らせるもの
ボロボロになった雑巾じゃない
誰かの受け渡しなんて
バケツに放り込んでホールインワン決め込んでやれ
ブラスバンドに憧れて
現担ぎで母国の歌を聴かせてやる
またやり残すことが増えてきそうだ
物語が終わることなんてない
水曜日だからなんて関係ない
今日で何かを終わらせる
記念日なんて未練がましい
明日のことでも考えながら
ひとまず連絡をひとつしてくれたらそれでいい
マイクは遠方から投げて当たらないように
事故なんか起こすなよ
右手はちゃんと震えてる
左足はちゃんとしてる
緑色の植物並べて何がしたいんだ
荒れ狂った太陽でもあるんじゃないか
ここは遠い街
島なんかじゃない普通の場所
崖の上からでも見渡すことができそうだ
だったら好きにすればいい
見渡すことができればいい
笑顔を振りまいてやる
きっと本気にされないさ
フロントガラスを磨いている
また作り直して磨きたい
壊れかけのベンツ引っ提げて
看板を持ってウロウロしてるあんた
行き場教えましょうか
近けりゃいいってもんじゃない
自由に生きよう
また誰かは咳をして
一人きりの朝に浸る
ジャンプして飛び越えられそうな柵がありそうなんだ
いつか終わりにしたいなんて知ったことか
クランクアップ終わらせるさ」
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